●世界網膜の日in神奈川 開催報告
9月24日、晴天の中、世界網膜の日in神奈川を無事開催出来ました。ご来場いただいた皆様、ご視聴いただいた皆様有難うございました。
今回は我々当事者だけでなく、「医療・行政・支援者の三位一体の支援」をテーマに多くの関係者を巻き込んだ初めての試みとなり、とてもチャレンジングな取り組みとなりました。手探りの状態でしたが、とても画期的な内容だったと各方面から評判を頂いております。これも多くの関係者のご支援があってのことと感謝しております。
今後弊協会として、皆様のご支援に応えるべく、一人でも多くの患者が一人で悩むことなく支え合って不自由さを克服し前向きに生活することができるよう、これからも尽力して参ります。
開催日 2023年9月24日(日)
会場 神奈川県民ホール 小ホール・会議室
開場参加者:役250名
YouTube視聴者:役850名
●開会式
・主管協会挨拶 神奈川県網膜色素変性症協会 会長 今村 伸也
・来賓挨拶
神奈川県眼科医会 会長 宇津見 義一様
・来賓挨拶
神奈川県議会議員 楠 梨恵子様
・黒岩祐治神奈川県知事からのメッセージが披露されました。
●パネルディスカッション1
「医療・行政・支援者、三位一体の切れ目のない支援の輪」
医療・行政・支援者を頂点としたトライアングルを切れ目のない支援の輪と見立て、取り残されている私たちの仲間をその支援の輪でしっかりと包み込むように支えていくというコンセプトを基に、より強固な連携を模索していきます。
◆パネリスト
・医療:神奈川県眼科医会 監事 ちぐさ眼科医院前院長 鈴木 高遠先生
・行政:神奈川県福祉子どもみらい局福祉部障害福祉課 課長 鳥井健二様
・行政 支援者:神奈川県小田原保健福祉事務所 保健師 武者 友子様
・支援者:神奈川県ライトセンター 事業課支援係 係長 青山 しのぶ様
・患者当事者(ファシリテーター):JRPS神奈川 板嶌 憲次郎
●パネルディスカッション2
「三位一体の支援の輪はもう始まっている」
医療、行政の垣根を越えた支援はもう始まっています。しっかりとした支援があれば、だんだん見えなくなっていく人生でもきっと豊かに生きていけるはず
各々の立場で取り組んでいるパネリスト同士で想いや夢を語り合い、そこからさらなる展開と次のステージへつなげていきます。
◆パネリスト
・医療:いけがみ眼科整形外科副院長 眼科専門医 澤崎 弘美先生
・支援者:公益財団法人日本盲導犬協会
視覚障害サポート部副管理長
歩行訓練士・社会福祉士 堀江 智子様
・支援者:医療法人社団正心会 岡本石井病院眼科
歩行訓練士・視能訓練士 別府 あかね(ベフ アカネ)様
・患者当事者:JRPS神奈川 岸 恵さん
・患者当事者(ファシリテーター):JRPS神奈川 大沢 郁恵
●昼食休憩 12:10〜13:40
6階大会議室にて、予約弁当の引き替えを行うと共に、ユース、ミドル、アイヤ会、各部会のブース、視野狭窄ゴーグルの体験スペースを設置しました。
●第27回JRPS研究助成授与式
・挨拶 公益社団法人 日本網膜色素変性症協会 理事長 長澤 源一
長澤理事長から受賞された先生方にお祝いと感謝の言葉、開催に協力してくれている患者、家族、ボランティアへの感謝の言葉が述べられました。
・講評
三重大学 眼科教授 近藤 峰生先生より、研究助成への応募状況、今回受賞された先生方の研究内容について解説がありました。
・JRPS研究助成の授与
長澤理事長から受賞された3名の先生方に、JRPS研究助成の目録が授与されました。
●研究発表
◆万代 道子(マンダイ ミチコ)先生
地方独立行政法人神戸市民病院機構 神戸市立神戸アイセンター病院
「再生医療による黄斑錐体細胞による視機能再建に関する研究」
◆秋葉 龍太朗(アキバ リュウタロウ)先生
千葉大学大学院医学研究院眼科学
「網膜中心窩における幹細胞由来網膜シート移植後の先端電子顕微鏡を用いた網膜回路リモデリング解析」
◆相馬 祥吾(ソウマ ショウゴ)先生 [ライオンズ賞]
京都府立医科大学大学院医学研究科細胞生理学
「網膜色素変性症モデルラットにおける明暗視・形態視機能の経日評価」
●質疑応答
近藤先生が座長となり、3名の先生方が開場からの質問に答えて下さいました。
● 次年度開催協会引き継ぎ式
神奈川の今村会長から来年度開催の大分県渡辺会長へJRPSの旗が引き継がれました。
●閉会行事
閉会式で参加者、開催に協力いただいた方々に感謝を述べる伊藤副会長・実行委員長。
16:00 終了
ご来場、ご視聴ありがとうございました。
** このイベントは「NHK歳末たすけあい」「田辺三菱製薬手のひらパートナープログラム」の助成を受けて開催しました **