第38回 2025年 8月
iPhone(アイフォン)を画面読み上げ(ボイスオーバー)で使うときに最初に課題となるのは、画面を操作するジェスチャです。次に大きなハードルは文字入力と文書編集ではないでしょうか。
今回は、文字入力について学んでいきます。
「テキストフィールド」と読み上げたところで、ダブルタップすると「編集中」と読み上げて文字入力が可能になり、画面の下方にスクリーンキーボードが現れます。
このスクリーンキーボードには以下のような種類があり好みや目的に応じて切り替えて使用します。
●スクリーンキーボードの種類
@日本語かな(テンキーキーボード)
携帯電話のテンキーと基本的な配列が同じキーボードです。
◆フリック入力
左右スワイプで移動して、入力したい文字の行でダブルタップ&ホールドします。
その周囲にその行の文字が現れます。
指を滑らせて目的の文字を読み上げたところで、指を離すとその文字が入力されます。
あるいは、その文字の方向に指をはねることで入力されます。
例「こ」を入力する。
右スワイプして、「か」と読み上げたら、ダブルタップ&ホールドします。
ポポポンと音がしたら、「か」の周囲に「き く け こ」の文字が表示されています。
表示される位置は、9時方向が「き」、12時方向が「く」、3時方向が「け」、6時方向が「こ」です。
指を滑らせて目的の文字を読み上げたことを確認して指を離すとその文字が入力されます。
また、慣れてきたら指を滑らせるのではなく、その文字の方向に指を跳ねることで素早く入力することができます。
目的の文字列が入力されたら、下スワイプで変換候補を読み上げさせ、目的の語句でダブルタップするとその語句が確定入力されます。
※ダブルタップ&ホールドとは、ダブルタップの2回目のタップで指を画面からはなさずに、付けたまま保持する操作です。
※参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=9UIno_Ah6Nc
「文字を入力してみよう! 初心者のためのiPhone教室」で検索
◆スプリットタップ入力
指を滑らせて入力したい文字の行の上で指を止めます。
その指を画面に付けた状態で、もう1本の指で画面のどこでもいいのでタップします。
1回タップすると行頭の文字が入力され、トントンと続けてタップするとその行の文字が続けて読み上げられます。
入力したい文字が読み上げられたところで、タップを停止するとその文字が入力されます。
例「こ」を入力するには、指を滑らせて、「か」と読み上げたところで、指を付けたままにします。
次に、もう一本の指でトントントントンと4回連続してタップすると、「き く け こ 」と読み上げるので、タップをやめると「こ」が入力されます。
※2本目の指のタップの間隔が空いてしまうと、同じ文字が入力されてしまいます。練習して、感覚をつかんでください。
A日本語ローマ字
パソコンのキーボードと同じ配列のキーボードです。
ダイレクトタッチや左右スワイプで移動し、ダブルタップで入力します。
ローマ字入力し上下スワイプで変換候補を読み上げます。目的の変換候補を確認してダブルタップすると確定入力されます。
BEnglish Japan(半角英数字)
パソコンのキーボードと同じ配列で半角英数字を入力できます。
メールアドレスやURL、パスワードなど、半角英数字を入力するときに便利です。
大文字を入力するには、Shiftをダブルタップします。すると次の一文字が大文字で入力され、Shiftは解除されます。
連続して大文字入力するには、Shiftを4回タップし、キャプスロックをオンにします。解除するには、Shiftをダブルタップします。
※どのキーボードにも数字や記号入力に切り替えるボタン、次のキーボードに切り替えるボタンがあります。また、「音声入力」と読み上げる、マイクのボタンもあります。
キーボードが表示されている状態で、2本指のダブルタップでマイクがオンになります。
入力する言葉を話します。
再び2本指のダブルタップで、マイクがオフになります。
音声認識結果がテキストフィールドに入力されます。
句読点や記号、改行なども音声で入力することができます。
マイクをオンにする前に、文書をイメージします。追加して長文を入力することもできます。
次回は、文書編集について学びたいと思います。