●サキサキ先生の簡単パソコン活用講座(35)
  キーボードショートカットを覚える

第35回 2024年 11月

 前号ではスクリーンリーダー=画面読み上げソフトを紹介しました。これで文書やメニューなどは読み上げてくれます。
 さて次のステップは、様々な操作をマウスを使わないで行う事です。まだまだ見えている人もマウスポインタを見失っていらいらすることはありませんか? このキーボードショートカットを覚えればもうマウスは必要ありません?!キーボードから手を離すことがなくなるので、作業効率もきっとアップすることでしょう。
 今回は、代表的なキーボードショートカットをご紹介します。

●基本的なショートカット

連続して選択:Shift + 矢印キー(→←↓↑)
文書編集中に文字を選択したり、エクスプローラでファイルやフォルダを選択するときに使用します。連続して選択できます。
エクスプローラで連続していないファイルを複数選択する:
Ctrl キーを押したまま、矢印キーで移動して洗濯するファイルやフォルダで Spaceキーを押すとそのアイテムが洗濯状態になります。これを繰り返します。
・全てを選択:Ctrl + A
作業ウインドウないの全ての文字列やファイル、フォルダなどを選択します。
コピー:Ctrl + c
選択した文字やファイルをクリップボードにコピーして保持します。
カット(切り取り):Ctrl + x
選択した文字やファイル、フォルダを切り取ってクリップボードに保持します。
ペースト(貼り付け):Ctrl + v
コピーやカット操作でクリップボードに保持している内容を貼り付けます。
取り消し:Ctrl + Z
直前の操作を取り消します。一段階戻る。
やり直し:Ctrl + Y
取り消した操作を元に戻します。一段買い進む。
保存:Ctrl + S
編集中のファイルを上書き保存します。
新規作成:Ctrl + N
新しいファイルやウインドウを作成します。
ファイルを開く:Ctrl + o
ファイルを開くダイアログボックスを開きます。
検索:Ctrl + F、または F3
アプリの検索機能を呼び出します。
印刷:Ctrl + P
印刷ダイアログを呼び出します。
名前の変更:F2
ファイルやフォルダの名前の変更。エクセルのセル編集に用います。
情報を更新する:F5
 ブラウザやエクスプローラなどで表示している情報を再読込します。

●デスクトップの操作

タスクの切り替え:Alt + Tab
複数のウインドウを開いている時、順番に切り替えます。
タブの切り替え:Ctrl + Tab
ブラウザやダイアログボックスのタブを切り替えます。
アプリケーションを閉じる:Alt + f4
アプリケーションを終了しウインドウを閉じます。
作業ウインドウを閉じる:Ctrl + F4
アプリケーションの作業ウインドウを閉じます。ブラウザではタブを閉じます。
メニューを開く:Alt
メニューバーやOfficeのリボンにフォーカスを移動します。
システムメニューを開く:Alt + Space
ウインドウのシステムメニューを表示します。

●Windowsキー

インジケータ領域へフォーカスを移動する:Win + B
インジケータ領域とは、画面右下の時計や小さなアイコンが表示されている部分のことです。ネットワークやバッテリー、稼働しているアプリの状況を確認したり、コンテキストメニューから操作を行う事が出来ます。
アクションセンターを開く:Win + A
通知領域には、システムからのセキュリティーなどの情報が通知されます。また、クイックアクションはネットワーク接続や画面表示などの設定項目に素早くアクセスできます。
クイックリンクを開く:Win + X
電源オプションや設定などのシステムメニューをひらきます。
設定を開く:Win + I
設定ウインドウが開きます。
選択ウインドウの画面をキャプチャする:Win + Alt + PrintScreen
画像は、ビデオ/Capturesフォルダに保存されます。
ウインドウを最大化するWin + ↑
選択しているウインドウを最大化します。
ウインドウを最小化する:Win + ↓
選択しているウインドウを最小化します。
ウインドウを画面の半分に配置:Win + ←または→
選択しているウインドウをモニターの左または右半分にひょうじします。もう一度操作すると元に戻ります。
デスクトップを表示する:Win + D
全てのウインドウを最小化しデスクトップを表示します。
コンピュータをロックする:Win + l
サインイン画面を表示します(ピンの入力画面)。
タスクマネージャーを開く:Ctrl + Shift + Esc
タスクマネージャーを表示します。