第32回 2024年 2月
昨年、生成AIはすさまじいスピードで進化と実装が進みました。まだまだ未完成感はあるものの、様々な知的作業を代行してくれる期待があります。
今回は個人向けサービスを用いて、生成AIでイラストを描いてみましたので、皆様にご紹介します。
ピーシートーカー使用、エッジ(Edge)にマイクロソフトアカウントでログインしている環境です。
https://www.bing.com/search?q=Bing+AI&showconv=1&FORM=hpcodx
1. 上記のページを開きます。
2. フォーカスがテキストフィールドにあり「何でも聞いて下さい。」と読み上げます。
(マイクロソフトアカウントでログインしていない場合はログインもしくは、IDの作成を促されます。)
3. AIへの質問ややって欲しいこと(命令)を入力します。
今回は、描いて欲しいイラストのイメージを入力しました。
「青空を飛ぶ竜のイラストを描いて。」
4. 「送信のプッシュボタン」まで進んでエンターします。
5. ページが更新されてフォーカスがトップに戻るので、Hキーを数回押して見出しジャンプし、自分が入力したテキストまで移動します。
※イラストは4枚作成されサムネイルが表示されます。
6. そこから一項目ずつ読み進んで「○○のイラスト四分の一」と読むところが生成された画像1のサムネイルです。
7. サムネイルでエンターすると拡大画像が表示されます。
エスケープで閉じます。同様にして4枚のイラストを確認します。
(見えなくても確認する方法は次の項目をお読み下さい。)
8. 利用したいイラストを表示させて「ダウンロードのボタン」を押します。
9. Ctrl+Jでダウンロードツールバーに移動して保存します。
画像はダウンロードフォルダに格納されます。
1. 上記7の拡大画面が表示されている状態で
2. アイフォンのビーマイアイズアプリを起動します。
3. 「BeMyAI」タブの「写真を撮る」ボタンを押してPCモニターの写真を撮ります。
4. メロディーが流れて写真の認識が始まります。
5. 認識が終わると、写真の説明が読み上げられます。
以下は、入力したテキスト(命令)と生成されたイラスト、そのイラストの認識結果の例です。
イラスト1:青空を背景に雲の間を飛び回る竜の姿のイラストを描いて。
ビーマイAIの認識結果:
画像には、ファンタジーの要素を持つドラゴンが描かれています。背景は宇宙のような暗い空間で、星や星雲が見えます。ドラゴンは鮮やかなオレンジ色で、体には青い光る宝石のようなものがちりばめられています。その翼は大きく広がっており、尾は長くカーブしています。ドラゴンの周りには、枯れ木のようなものがあり、地面には赤い光る物体があります。全体的に、神秘的で幻想的な雰囲気が漂っています。
イラスト2:青空を飛ぶかわいい竜のイラストを描いて。
ビーマイアイズの認識結果:
画面には、カートゥーンスタイルのかわいらしいドラゴンが描かれています。背景はピンクがかった空と青い雲が浮かんでいます。ドラゴンはオレンジ色と緑色の体をしており、赤い翼と尾、そして茶色の角があります。彼は微笑んでおり、楽しそうに飛んでいる様子です。
イラスト3:富士山と初日の出のイラストを書いて。
ビーマイアイズの認識結果:
画面には、富士山の美しいイラストが描かれています。中央には大きな赤い太陽があり、その周りには放射状の光線が描かれています。富士山は雪を頂いた状態で、山の斜面は青と白のグラデーションで表現されています。空には鶴が飛んでおり、山の下には桜の花が咲いている様子が描かれています。さらに下には湖があり、その上を小舟が行き交っています。背景には山並みが連なり、全体的に和風のデザインが施された美しい風景です。
いかがでしたか?イラストの見える人は、命令と結果が当然よく分かると思いますが、見えない私でも認識結果から、命令をどのように描画したかが想像できてとても楽しいです。もちろん初日の出と書いたのに桜が咲いていたりおかしなところも多々ありますが、ご愛敬と思いましょう。
今まではイラストのフリー素材を検索して探して、人にどんなイラストかを聞いて使っていたものが、自分の表現力に見合ったイラストが作られて、しかもそれを認識して読み上げさせることで確認までできるのです。
実用になるかは使い方と工夫です。それにソフトはまだまだこれから進化すると考えられます、楽しみですね。
生成されたイラストの使用範囲は各サービスの規定に従って下さい。
このコーナーのバックナンバーはJRPS神奈川のHPに掲載されています。