第30回 2023年 8月
今回はパソコンから離れて、便利グッズの紹介です。
たくさんあるポイントカードや診察券、キャッシュカードなどのカード類、音楽CD、お薬の名前と飲み方、缶詰の種類、冷凍庫のフリーザーバッグの中身…。
同じ形の物や手触りでは分からない物を皆さんはどうやって区別していますか?毎回OCRソフトで読ませるのは面倒ですよね?
今回は、シールを貼ってそのシールに紐付けた音声や情報を読み取ることで物を区別したり情報を記録しておく二つの方法をご紹介します。
https://www.sgv.co.jp/prd/voice/touch_voice.html
ペンの形をしたボイスレコーダーです。
@情報を記録したいものに専用シールを貼ります。
A録音ボタンを押してシールにタッチします。
Bチャイムが鳴るので必要な情報を声で録音します。
C録音ボタンを離すと録音した内容が再生されます。何度でも録音し直すことができます。
D情報を知りたいときは、ペン先をシールにタッチすると録音した内容が再生されます。
タッパーやフリーザーバッグにシールを貼っておくと、中身を入れ替えて録音し直すことで何度も使うことができます。
また、洗濯用耐水チップは衣服に縫い付けておくことで衣服の情報を知ることができます。
価格は、タッチボイス39,900円、タッチボイス・プラス59,800円(非課税)と高価ですが、日常生活用具として申請出来る可能性があります。
http://www.lighthouse.or.jp/iccb/items/monotag/
iPhoneアプリ「ものタグアプリ」で使用できるNFCタグです。
@情報を記録したいものにタグ(円形のシール)を貼ります。
Aアプリを起動しタグを読み込んで声で情報を録音します。あるいは文字で入力することもできます。
B アプリを起動してiPhoneの上部を近づけると記録した情報が再生されます。
タグの価格は直径2.5センチのシールタイプが10枚で370円、クリーニングにも出せるランドリータグが10枚900円です。その他にも穴の空いたプラスチック製の物や、極薄く半透明の物など5種類が準備されています。
アプリは appstoreから無料でインストールでき、ボイスオーバーの読み上げに対応しています。
私が最初に使ったのはタッチボイスで、外見からでは分からないSDカードやUSBメモリに貼って内容を録音しました。次にたくさんあるプリンター用紙(宛名ラベルや名刺用紙)の外袋に貼りました。
今重宝しているのは、プリンターのインクタンクです。形が同じタンクが5色ありますが、購入した時点でタグを貼ったジッパー付きの袋に入れておくことで、迷わずに必要な色のタンクを交換することができるようになりました。
カード類はポケットがたくさんついた手帳型の入れ物に入れていますが、NFCタグならポケットから出さなくても読み取ってくれます。診察券だけでなく印鑑登録カードやマイナンバーカード、キャッシュカードなど自分で取り出せるのでとても便利です。
台所でも穴の空いたタグにゴムをつけたり、大きめのフリーザーバッグに貼って中身に応じて記録し直すことで、工夫次第で便利に使えると思います。
iPhoneをお使いの方は「ものタグ」を、お使いでない方は「タッチボイス」をお使いください。