第25回 2022年 5月
「あいこサポート」というサービスをご存知ですか?
私は「あっ、ビーマイアイズと同じだね。」と思って詳しく調べていなかったのですが、先日開発している人のお話や体験談をお聞きする機会があり「そうだったんだ!」と自分の早合点を反省させられました。
そこで改めてビーマイアイズも含めて機能と特徴を確認し、私たちの生活のどんなシーンで活用できるのか、皆様のご参考にしていただきたく今回のテーマとしました。
どちらもスマホアプリを使用しますので、スマホに挑戦しましょう!
https://www.bemyeyes.com/language/japanese
その名の通り、私の目になってもらうアプリです。
見てもらいたいものをカメラで写し、ボランティアと話しながら支援してもらうことができます。利用は無料です。最初に使用言語を登録するので日本語でサポートできる人に繋がります。
私は、レストランのメニューを読んでもらったことと、パソコンで画像認証の手伝いをしてもらったことがあります。「もう少し右、右、ちょっと上」などとマウス操作を誘導してもらい無事登録できました。
呼び出しもすぐ繋がりとても親切で嬉しかったです。どうしても目が必要なときにはとても助かります。
このアプリの開発者はデンマークのRPの方です。
2015年にスタートし今では世界150ヶ国、180以上の言語に対応しているとのことです。
◆アプリの一般的な使い方(HPから)
視覚補助が必要なときならどんな状況でも、ビーマイアイズを利用できます。
・無くしたものや落としたものを見つける。
・色を確かめたり色合わせをする。
・ラベルの表示を見る。
・コンピュータの操作を行う。
・食品の消費期限を確認する。
・新しい環境や初めての場所に慣れる。
・品物を区別する。
・交通機関の到着や出発の時刻を確認するなど。
◆あなたの家族や友人も是非ボランティアに!
ボランティアも同じアプリで登録します。呼び出しは8時から21時までの時間帯です。
多くのボランティアが登録しているので、手が空いていない時間帯にかかってくることの心配は無用、空いているときに手助けすれば良いとのことです。意外とあなた自身に親切になる可能性があります。
◆Mr. Will Butlerインタビューから
https://www.philanthropy.or.jp/magazine/399/interview.html
ボランティアも素晴らしい体験ができる。ビー マイアイズは、視覚障がい者のためのアプリだけれど、実は、ボランティアのために作ったんだと冗談で話すこともあります。ユーザーも、ボランティアも、一緒に感動して、泣いたり笑ったり、そんなエピソードがたくさんあります。
https://eyecosupport.prime-as.co.jp/
こちらもスマホのカメラ映像を見てサポートしてくれるサービスです。
しかし、大きく異なるのは、ボランティアではなく専門の教育を受けたオペレーターが対応するところです。また、映像だけでなくGPSを使った位置情報を元に利用者のいる場所の情報を確認しながらサポートしてくれます。
これはこの会社が損害保険会社のコールセンターを運営しており、自動車事故への対応で蓄積してきたノウハウが生かされているとのことです。屋外の誘導では力を発揮してくれそうです。また、オペレーターはガイドヘルパーの研修も受けているとのことでした。
一方こちらは有料サービスです。一ヶ月利用時間2時間で5500円(税込み)となっています。今後利用者の声によっては別の料金プランも作る可能性があるようでした。まだスタートして間もないので、どんどん改善されるでしょう。
利用者の声では、どんな人か分からないボランティアではなく、会社のオペレーターなので安心。という意見がありました。
その方はお化粧や洋服の確認をしてもらっているとのことでした。自分の顔を見てもらうのは身元がはっきりしている人でないと安心してお願いできませんよね。
「サポートは女性を希望します。」などの希望にもできる限り対応したいと説明されていました。
◆利用シーン(HPから)
・建物の近くまで来たが入口がわからないとき。
・書類の確認。
・外出前の身だしなみをチェック。
・自動販売機の利用やショッピングのサポートなど。
なお今後の展開として、このサポート方法を他の企業、例えば交通機関やショッピングセンターなどに参加してもらう活動を行うとのことでした。
◆問い合わせ先
株式会社プライムアシスタンス(損害保険ジャパングループ)
電話番号 050-3821-0836
メールアドレス eyecosupport@prime-as.co.jp
営業時間 9時から17時(12月31日から1月3日を除く)