●サキサキ先生の簡単パソコン活用講座・ダークテーマを活用しよう

第13回 2019年 5月 

 パソコンをハイコントラストテーマ(いわゆる白黒反転)でお使いの方が多いと思います。Windowsでテーマを選択すれば、ほとんどのアプリケーションがそのテーマで表示されるのでとても便利です。しかし、中にはWindowsの設定を反映しないアプリケーションもあり、白い背景でまぶしくて困ってしまうこともあります。
 実は近年一般でも黒っぽい背景を選択することのできるアプリケーションが増えてきています。それは「ダークテーマ」といわれ、メリットとして
 @目に優しい
 A集中できる
 B動画の鑑賞に向いている
 Cバッテリーの消費が少ない
などが挙げられています。
 Windowsのテーマが反映しないアプリケーションの中にも、このダークテーマや個別に表示色を変更できるものがありますので、ここでご紹介します。

1.Acrobat Reader DC(アクロバットリーダー)
 おなじみのPDFファイルを開くアプリケーションです。設定で黒背景に変更できます。
@メニューバーの「編集」→「環境設定」を選択。(環境設定のダイアログボックスが開きます。)
A左の分類から「アクセシビリティ」を選択。
B「カラーの表示を調整」にチェックを入れる。
C「Windowsのカラースキームを使用」または「ハイコントラスト色を使用」を選択する。
 「Windowsのカラースキームを使用」を選択した場合はWindowsのテーマの配色が反映します。また、カスタムカラーを選択すると項目毎に色を設定することができます。
DOKボタンを押して設定を閉じます。

2.Skype(スカイプ)
@「・・・(その他のオプション)」を実行
A「設定」→「全般」を実行
B「テーマ」→「ダークテーマ」を選択し、OKボタンを押します。
C[Escキー]で設定ウインドウを閉じます。

3.iPad、iPhoneでJRPS神奈川のホームページを見るとき
 多くのiPad、iPhoneユーザーは「色の反転」を設定していることと思います。その際、Safari(サファリ)でJRPS神奈川のホームページを見ると白地に黒文字になってしまいます。これは、ホームページが白黒反転で作られているために色の反転によって白背景に戻ってしまうためです。
 これを避けて白黒反転で閲覧するには「Reader」を使って閲覧することで解決できます。
 ページを表示したらReaderのアイコンをタップします。次に「Readerの外観オプション」のアイコンをタップします。
 するとテキストサイズを拡大、縮小するボタンやセピア、グレー、夜間のカラーテーマ、フォント選択のボタンがあります。ここで好みの色やフォントを選択するとWEBページはその設定で表示されるようになります。
 色の反転と違って、Readerでは写真は反転しないので正常に見ることができます。どうぞお試しください。

このダークテーマはパソコンやスマートフォンの多くのアプリケーションで採用が進んでいます。すべてを白黒反転まで必要のない方、個別に設定したい方は設定を探してみると変更できるかもしれません。

例)Microsoft Office(マイクロソフトオフィス)、Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)、Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)、Photoshop(フォトショップ)、YouTube(ユーチューブ)…Google Chromeと専用アプリ
 スマホアプリは多くで採用が進んでいます。歯車マークや「・・・」から入って探してみてください。