●サキサキ先生の簡単パソコン活用講座・ワードの文字修飾を覚えよう

第10回 2018年 8月 

●操作の表記方法について
 マウス操作ができる人は、リボンのツールボタンが見えていると思いますので、ここでは基本的にキーボードでの操作を記載します。
 キーボード操作は、ショートカットキーのように複数のキーを同時に押す場合は、+(プラス記号)でつなぎます。メニューからホットキーで操作する場合は、→(右矢印)で順番に記載します。
 例)コピー操作の場合
 ショートカットキー:Ctrl+C (CtrlキーとCキーを同時に押します)
 メニュー操作:Alt→H→C(Altキーの次にHキー、その次にCキーと順番に押します)
 ※操作はWord 2016ですが、2010、2013でもほとんど変わりないと思います。

●文字列に修飾を加える
 修飾したい文字列をマウスのドラッグ、またはShiftキー+カーソルキーで範囲選択します。次に下の操作をすると、選択した文字列を目的のスタイルに修飾することができます。

◆リボンから目的のツールボタンをキーボードで操作する方法
 Alt→H→Tabキーでホームグループを順番に移動します。目的のボタンでEnterキーを押すと、その項目が実行されます。スクリーンリーダーで読み上げます。
 蛍光ペンの色やフォントの色など▼(黒逆三角、グループボックスと読み上げるところ)は、Altキーを押しながら下カーソルキーを押すことで、選択肢が表れます。
 カーソルキーで移動し、目的のところでEnterキーを押して実行します。

◆ショートカットキーで素早く操作できるもの(もう一度操作すると解除することができます)
 ・太字       Ctrl+B
 ・イタリック体   Ctrl+I
 ・下線を引く    Ctrl+U
 ・フォントの拡大  Ctrl+Shift+>(大なり)
 ・フォントの縮小  Ctrl+Shift+<(小なり)

◆フォントのダイアログボックスから操作することのできるもの
 Ctrl+Shift+Pで「フォント」のダイアログボックスが開きます。
 Tabキーで移動すると、ショートカットキーを覚えていなくても多くの操作ができます。スクリーンリーダーでも読み上げ  ます。
 ・設定できる項目
  日本語用のフォント、英数字用のフォント、スタイル、サイズ、フォントの色、取り消し線、二重取り消し線、上付き、下付  きなど。

◆覚えておくと便利なもの
 ・蛍光ペンの色  Alt→H→I→2
 ・文字の網かけ  Alt→A→B
  「線種とページ罫線と網かけ」の設定ダイアログボックスが開きます。「網かけ」のタブシートを選択して、網かけの種類を  指定します。
 ・書式のクリア  Alt→H→E

●文字列の配置を変更する
 ・左揃え      Ctrl+L
 ・中央揃え    Ctrl+E
 ・右揃え      Ctrl+R
 ・両端揃え    Ctrl+J
 ・均等割り付け  Ctrl+Shift+J(文字の間隔を、指定した幅に広げます)