第5回 2017年 5月
視野が狭くなったり視力が落ちてくるとマウスポインターを見失いやすくなります。画面読み上げソフトを使っていなくても、キーボードショートカットを覚えるとパソコン操作が素早くできるようになります。
●Windowsのショートカットキー
スタートメニューを開く Winロゴキーまたは ctrl+Esc
右クリックメニューを開く アプリケーションキーまたはshift+F10
開いている複数のウインドウを切り換える Alt+Tab
タブシートやサブウインドウを切り換える Ctrl+Tab
ウインドウを最大化する Win+↑ 最小化 Win+↓
ハイコントラストモード 左shift+Alt+Printscreen
拡大鏡を使う Win+ +キー 終了 Win+Esc
拡大鏡の拡大率を上げる Win+ + 下げる Win+ −
ナレーターを起動する ctrl+Win+Enter
●多くのアプリで使えるショートカットキー
ファイルを開く Ctrl+O 上書き保存 Ctrl+S
新規作成 Ctrl+N 印刷 Ctrl+P 検索 Ctrl+F
コピー Ctrl+C 切り取り Ctrl+X 貼り付け Ctrl+V
マイクロソフトofficeで書式設定 Ctrl+shift+P
◆iPhone・iPadアプリの紹介
Be My Eyes(ビーマイアイズ)
アプリの紹介には「スマホを通じて目が見えない人の「目」になれるアプリ」と書かれています。私たちから見れば目になってくれるアプリということです。
アプリを起動して「ヘルパーに接続」を実行するとヘルパーとして登録している人に呼び出しのサインが送られます。お手伝い可能なヘルパーさんが応答するとスマホで会話ができます。スマホのカメラで見てもらいながら用件を伝えます。
私はレストランのメニューを読んでもらいました!「もう少し離して」「もう少し右」などと誘導されながらメニューを撮影し、目的のページをみつけてメニューや金額を読んでもらいました。とても慣れている感じで気持ち良く応対していただきました。友人は靴下の色が左右違っていないか見てもらったりしていると言っていました。
一人しかいない、どうしても見ないといけない時は強力な助っ人となります。ちなみに原稿執筆時ヘルパーとして登録している人は約49万人、視覚障害者34000人でした。世界中でですね。