●サキサキ先生の簡単パソコン活用講座・アイフォン・アイパッドの便利技

第3回  2016年 11月 

◆iOSに標準で拡大鏡がつきました
 アイフォンやアイパッドを拡大読書器代わりに使っている人も多いことと思います。9月にリリースされたiOS10には、標準で拡大鏡機能が装備されました。使用するには、設定→一般→アクセシビリティ→拡大鏡でオンにします。
 ホームボタントリプルタップで、拡大鏡が起動します。(アクセシビリティーのショートカットを複数登録している人は、選択画面が表示されます。)
 ただのカメラ機能と違って、ズーム、フラッシュ点灯、フィルタの適用が簡単にできます。フィルターには、反転、青/黄、グレースケール、黄/黒など、さらにその反転と対象物や見え方に応じて、見やすいものを選択できるようになっています。また、輝度とコントラストも調整できますので、結構くっきり表示させることができます。手持ちでは拡大率をあげるとぶれますが、画像の固定ができますので、電子ルーペとして充分活用できます。 
 iPhoneで拡大鏡を使用している写真
 (写真は雑誌を拡大しているところ。これは反転3倍、最大15倍まで拡大できます。)
(注意)iOSのアップデートは様々な機能に変更が加えられますので、操作感が変わることがあります。既にアップデートした人の話を聞くなど情報収集してから行って下さい。

◆アプリ「スキャナー&翻訳者」(無料)
 写真撮影した文書をテキストに変換し、更に90以上の言語に翻訳してくれるアプリです。ボイスオーバーを使っていれば、その場で読み上げてくれます。写真やイラストの入った文書でも、結構認識してくれます。出先でちょっと確認したい時、いきなり渡された書類など、すぐにOCRできます。広告は表示されますが無料です。同様のアプリは結構高額なので、気軽に試せるので一度使ってみる価値はあります。