2025/05 更新
「テキストフィールド」と読み上げたところで、ダブルタップすると「編集中」と読み上げて文字入力が可能になり、画面の下方にスクリーンキーボードが現れます。
このスクリーンキーボードには以下のような種類があり好みや目的に応じて切り替えて使用します。
@日本語かな(テンキーキーボード)
携帯電話のテンキーと基本的な配列が同じキーボードです。
◆フリック入力
左右スワイプで移動して、入力したい文字の行でダブルタップ&ホールドします。
その周囲にその行の文字が現れます。
指を滑らせて目的の文字を読み上げたところで、指を離すとその文字が入力されます。
あるいは、その文字の方向に指をはねることで入力されます。
例「こ」を入力する。
右スワイプして、「か」と読み上げたら、ダブルタップ&ホールドします。
ポポポンと音がしたら、「か」の周囲に「き く け こ」の文字が表示されています。
表示される位置は、9時方向が「き」、12時方向が「く」、3時方向が「け」、6時方向が「こ」です。
指を滑らせて目的の文字を読み上げたことを確認して指を離すとその文字が入力されます。
また、慣れてきたら指を滑らせるのではなく、その文字の方向に指を跳ねることで素早く入力することができます。
目的の文字列が入力されたら、下スワイプで変換候補を読み上げさせ、目的の語句でダブルタップするとその語句が確定入力されます。
※ダブルタップ&ホールドとは、ダブルタップの2回目のタップで指を画面からはなさずに、付けたまま保持する操作です。
※参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=9UIno_Ah6Nc
◆スプリットタップ入力
指を滑らせて、入力したい文字の行の上で、指を止めます。
その指を画面に付けた状態で、もう1本の指で画面のどこでもいいのでタップします。
1回タップすると行頭の文字が入力され、トントンと続けてタップするとその行の文字が続けて読み上げられます。
入力したい文字が読み上げられたところで、タップを停止するとその文字が入力されます。
例「こ」を入力する二は、指を滑らせて、「か」と読み上げたところで、指を付けたままにします。
次に、盲一本の指でトントントントンと4回連続してタップすると、き く け こ と読み上げるので、タップをやめると「こ」が入力されます。
※2本目の指のタップの間隔が空いてしまうと、同じ文字が入力されてしまいます。練習して、感覚をつかんでください。
A日本語ローマ字
パソコンのキーボードと同じ配列のキーボードです。
ダイレクトタッチや左右スワイプで移動し、ダブルタップで入力します。
ローマ字入力し上下スワイプで変換候補を読み上げます。目的の変換候補を確認してダブルタップすると確定入力されます。
BEnglish Japan(半角英数字)
パソコンのキーボードと同じ配列で半角英数字を入力できます。
メールアドレスやURL、パスワードなど、半角英数字を入力するときに便利です。
大文字を入力するには、shiftでダブルタップします。すると次の一文字が大文字で入力され、shiftは解除されます。
連続して大文字入力する二は、shiftを4回タップし、キャプスロックをオンにします。解除するには、shiftをダブルタップします。
※どのキーボードにも数字や記号入力に切り替えるボタン、次のキーボードに切り替えるボタンがあります。また、音声入力と読み上げる、マイクのボタンも有ります。
キーボードが表示されている状態で、2本指のダブルタップでマイクがオンになります。
入力する言葉を話します。
再び2本指のダブルタップで、マイクがオフになります。
音声認識結果がテキストフィールドに入力されます。
句読点や記号、改行なども音声で入力することができます。
マイクをオンにする前に、文書をイメージします。追加して長文を入力することもできます。
文書編集に欠かせないのがローター操作です。
画面に2本の指を置いて右または左に回転させることでメニューが読み上げられます。
必要なメニューが読み上げられたら、指を離して、今度は上下スワイプすることでそのメニューが実行されます。
内容によっては、更にメニューが読み上げられる場合もあります。
●文書の確認と編集
@入力した文字列を確認する
以下の方法で文字列を移動して漢字変換などが正しいか確認することができます。
(カーソル移動時は文字を詳細読みします。)
・テキストフィールドでダブルタップすると、カーソルが先頭と末尾に交互に移動します。
・ローター操作で語句または文字に併せて上下スワイプすると、その単位で入力ポイントが移動します。
A誤っている語句を削除します。
・削除ボタンで削除されるのは、カーソルの左側の文字です。
・文字単位で移動して読んでいた場合は、カーソルが通過した文字を読み上げます。
したがって、前から読んでいた場合は読み上げた文字が削除され、
後ろから読んでいた場合は、まだ読まれていない左の文字が削除されます。
B正しい語句を入力します。
文字を選択する方法
@コピーしたい文字列の先頭に入力ポイントを移動します。
Aローター操作で「テキスト選択」を選びます。
B下スワイプで、選択単位を選びます。文字、単語、行、ページ、全てを選択から選べます。
C希望の選択単位を読み上げたところで右スワイプすると、その単位で文字列が選択されます。
左スワイプすると、選択範囲が縮小します。
コピー
@文字列が選択されている状態で、ローター操作で、編集を選びます。
A下スワイプで、コピーと読み上げたら、ダブルタップします。
→選択していた文字列がクリップボードにコピーされ、読み上げられます。
ペースト
@貼りつけたい文書の目的の位置へ入力ポイントを移動します。
Aローター操作で「編集」と読み上げたら、下スワイプで、「ペースト」と読んだところでダブルタップします。
→コピーした文字列が貼りつけられます。
3本指の4回タップで、ボイスオーバーが読み上げた文字列をコピーできます。
上記と同じ、ローター→編集→ペーストで貼りつけられます。
設定→アクセシビリティー→ボイスオーバー→コマンド→タッチジェスチャ
「2本指で4回タップ」をダブルタップ。
→コマンド一覧が表示されます。
ペーストを見つけてダブルタップ
これで、2本指の4回タップで貼り付けが実行されるようになります。
あくまで私の場合です、お好みのジェスチャに割り当ててください。
この他にも、入力ポイントを移動するコマンドを登録すると、漢字の確認や文書編集がローター操作なしで行え便利になります。