ロービジョンとは、低視力、見えにくい状態のことです。厳密には全く見えていない人は含まないのかも知れませんが、ここでは全盲の人も含めた視覚障害者がよんだ川柳をご紹介します。同じロービジョンの方には「そういうこと、あるある!」と共感し笑っていただけることうけあいです。また、晴眼の方々には、見えにくいってこういうことなんだと、視覚障害者を理解していただける一助になればと願っています。私も川柳詠んでみました。という方は 連絡フォームから是非ご投稿下さい。
2024年から会報誌に掲載された川柳・俳句・短歌を掲載しています。
●川柳
【横浜市】 清水 秀雄
1)しつこいぞ 秋に譲れよ 猛暑君
解説:もう暑いのは沢山だ。涼しい風が懐かしいです。
2)宙に舞う 番長の眼に 星キラリ
解説:DeNAベイスターズ日本シリーズ制覇。番長(三浦監督)の眼に涙。
3)暑過ぎて 事件続発 地球病む
解説:地球の異常が人にも感染しているのでしょうか。
4)短くても モミジにはしゃぐ 日本人
解説:遅くても、短くても、葉が色づけば大騒ぎ。インバウンドまで一緒にはしゃいでいます。
5)ジングルベル もうそんな時期 鳥のモモ
解説:時が経つのは早いものです。クリスマスは鳥のモモをいただいてすごします。ワインもチョッピリ。
【横浜市】 吉川 弘
1)トランプと 習とプーチン ああ地球
2)ちーちゃん家 仲の良いこと 屁―会話
解説:前号のちーちゃんの句から。
3)いい男 死ねば世界に 泣く女
解説:前号の深水さんの句をヒントに。もてない系のタンマ君ならグヤジィーと地団駄を踏むところです。
4)友逝って 若き日思い 一人酒
5)見えるうち 何を見ておく 何をする
解説:まだ見えると油断していたら、あれが見えない、これが見えづらいと病は進んでいました。不覚でした!
【小田原市】 ちーちゃん(患者家族)
1)秋深し 犬も歩けば 腹が減る
【横浜市】 深水 晴海
1)ペアSuica 同行援護 事始め
解説:ガイドヘルパーさんを頼むことになったので、準備として用意しました。
2)母のごと 同行援護 甘えきる
解説:ガイドヘルパーさんを母親のように甘えています。
3)ハイキング 訓盲院は 丘の上
解説:訓練センターは丘の上にあるので、ハイキング気分で通っています。
4)名優は 地上の星から 天の星
解説:西田敏行さんは、地上でも輝いていましたが、天に昇っても輝いているのでしょう。
5)ハマちゃんの 釣果はいかに 天の川
●短歌
【横須賀市】 眞田 京子
1) 台風の 異常気象の 大嵐
稲光する 雷雨恐ろし
2) 夜の明けし 東(ひんがし)の空 白々と
吹く風寒し 重ね着をする
3) 早朝に 我が駐車場 餌求め
猿の出没 放浪の旅
4) 鉢植えの 赤き色づき 唐辛子
ヒヨドリ来ては つつき散りぼう
5) 半月も シャワーを使えず その昔
五右衛門風呂は 懐かしきかな
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