●サキサキ先生の簡単パソコン活用講座・チャットGPTを使ってみました

第29回 2023年 5月

 今話題の「チャットGPT」を使ってみました。
 チャットGPTは対話型のAIアシスタントで、まるで人と会話しているような自然な文章を返してくれるのが特徴です。
 以下は、チャットGPTにした質問とその回答です。今までの検索サービスはキーワードがヒットしたWEBページを一覧表示していましたが、こちらは回答文章を独自に作成して返してくれます。

Q 視覚障害者にとってパソコンはどのようなものですか?
A 視覚障害者にとってパソコンは、情報を聴覚や触覚、または視覚補助技術を利用してアクセスすることができる、非常に重要なツールです。パソコンを使うことで、視覚障害者はコミュニケーション、情報アクセス、教育、雇用、娯楽などの様々な領域での活動が可能になります。
 視覚障害者がパソコンを利用するためには、一般的にスクリーンリーダーや点字ディスプレイ、拡大表示ソフトウェアなどの視覚補助技術が必要となります。スクリーンリーダーは、パソコンの画面に表示されるテキストを音声合成によって読み上げたり、点字ディスプレイに出力したりすることができます。拡大表示ソフトウェアは、画面の一部を拡大表示することができます。
 視覚障害者がパソコンを利用することで、情報化社会においても自立的に活動することができるようになります。 (回答ここまで)

 と、素晴らしい回答が返ってきました。しかも回答は徐々に作成されてゆくので本当に考えながら文章を作成しているように見えます。ただし、この回答はインターネット上のデータから生成されており、ネット上の文書が必ず正しいとは限らないので、回答も必ず正しいとは限りません。そのことをよく踏まえて利用する必要があります。文章がとてもなめらかで良くできているので、間違いを見逃さないようにしなければなりません。

Q あなたは何ができるのですか?
A 私は自然言語処理を利用して、様々なことができます。以下にいくつかの例を挙げます。

1. 質問に答える
 あなたが質問をすると、私は最善の知識を使って答えます。
2. 会話をする
 私はあなたと話をすることができます。
3. 情報を提供する
 あなたがあるトピックに関する情報を必要としている場合、私はそのトピックについて情報を提供することができます。
4. テキスト生成
 あなたが何か文章を書きたい場合、私は与えられたトピックに基づいて文章を生成することができます。
5. 翻訳
 あなたが別の言語で書かれた文章を理解したい場合、私はそれを翻訳することができます。
 私にできることはまだまだたくさんあります。

●サービスを利用する方法

 チャットGPTはWEBサービスです。インターネットに接続したパソコン、スマホ、タブレットなどで利用できます。無料プランと有料プランがあります。

1. オープンAIのHPにアクセスします(英文)。
 https://openai.com/blog/chatgpt#content
2. 「Try ChatGPT」のリンクを開きます。
3. アカウントを作るには「Sign up 」ボタンを押してメールアドレスと8桁以上のパスワードを入力し続行します。
4. 届いたメールの「Verify email address」から登録画面を開きます。
5. 登録画面で氏名と電話番号を入力し続行します。
6. 電話にショートメールで6桁の認証コードが届くのでそれを入力すると登録完了です。

●さあ使ってみましょう

1. 以下のURLからログインします。
 https://chat.openai.com/auth/login
2. ログインしたら「Send a message...」の欄に質問や要望を入力し、次のプッシュボタンを押します。
3. 自分のアカウント名の下に回答が表示されます。
4. 質問を続けるときは更にその下の「Send a message...」に記入して続ける事が出来ます。

 ますます進化してゆくAI、資料収集や文書作成スキルも必要なくなるのでしょうか?ヒトの脳は退化するのか、それ以上に高度なスキルを要求されるようになるのか?
 感性という武器は手放したくありませんね。