●その他篇


Q1. どうして目が不自由になったのですか?
A. 私は網膜色素変性症という遺伝子の病気です。この病気は目が不自由な人の中でもとても多い病気です。他に糖尿病が進んで失明する人や、緑内障で失明する人が多いです。病気でなくても、事故で目にケガをしたり、交通事故で頭を強く打って見えなくなる人もいます。

Q2. 目が見えない人は目をつぶっているみたいなんですか?
A. 全く見えない人でも、目の前が白く感じる人、黒く感じる人、星がきらめいているように感じる人など様々です。目から入る情報が何もないということではめをつぶっているのと同じと考えてもらってもいいと思います。
 しかし、「目が不自由」と言っても全く見えない人だけではありません。目をあけると、明るいとか暗いとか光を感じるという人。ぼーっとしているけど、なんとなーく、物の陰のようなものがわかる人。見える範囲のうち、ど真ん中だけとか、端だけとかは少しは見える(視野の一部分だけ見える)人。黒板の字が一番前の席からなら見える程度の人など。様々な見え方の人がいます。

Q3. 目の不自由な人は目が痛くないのですか。
A. 目の病気によっては痛い人もいますが、痛くないと思ってくれていていいと思います。

Q4. 見えない人はどんな仕事をしているのですか?
A.昔から見えない人がやっている伝統的な「針・灸・あんまマッサージ指圧」の仕事をしている人が多いです。
 他には、電話での案内や受付の仕事や、パソコンを活用して一般事務やパソコンのプログラミング、ネット通販会社の経営なんかをする人も増えてきました。弁護士や学校の先生や医者もいます。

Q5. 私たちにできることは何ですか。
A.目から入った情報を分けてください。
 白杖を持った人が困っていたら声をかけてください。そして「見えない・見えにくい人」に不足している情報を伝えてください。
 信号機の色、障害物があるなど。
 同じ場所や方向に歩いているときなど、いっしょに歩いてくれると歩行に関する情報がとても多く入ることになりますので快適に歩くことが叶います。
 福祉教育トップページからダウンロードできる資料を参考にしてください。