(表紙) 1971年 8月 7日 第三種郵便物認可(毎月6回 1の日・6の日発行) 2009年5月27日発行 SSKA 増刊通巻6589号 SSKA あぁるぴぃ第51号 KANAGAWA 2009 summer 私たち自身で 治療法の確立と 生活の質の向上を目指す JRPS神奈川支部 * この会報誌は、神奈川新聞歳末助け合いの配分金により作成しています * (表紙終わり) あぁるぴぃ KANAGAWA 2009 summer 第51号 ■■ 目次 ■■ ・巻頭言          2 9月27日は全員集合! ・神奈川支部の活動     3 総合カレンダー   4 6月14日(日)定期総会&医療講演会のお知らせ   5 得々講座『パソコン教室』7月開催、参加者募集   6 ♪カラオケ交流会のお知らせ   7 富田先生の「講演録《が完成、提供を開始  10 つくしの会だより  11 報告・横浜市緑区で“RP”患者交流会  13 新しい「JRPS会場案内看板《が完成  14 義援金の配分が決まりました  15 ロッカーを整理しました  15 世界網膜の日 通信3  18 青い鳥郵便葉書等の寄贈のお願い ・情報コーナー       19 「びぶりおネット」ってご存知ですか   21 豆々情報・各種施設・交通機関の割引制度について ・投稿コーナー       23 思い出体験記(第6回)   26 治療院奮戦記(最終回)   29 ウッチャンの落書きストーリー ◆今号の表紙  もうすぐ夏! 休日の湘南海岸は、早くも若者たちや家族連れでにぎわっています。左手に見えるのは江の島(きれいに印刷されてるといいのですが)。 ■■ 巻頭言 ■■   9月27日は全員集合!  今年の「世界網膜の日《は神奈川支部が担当で準備を進めていることは『世界網膜の日通信』でお伝えしているとおりです。世界網膜の日にはJRPS研究助成授与式があり、学術の先生方が審査・決定した研究者に助成金が贈呈されます。研究論文の募集は眼科専門誌に毎年掲載されるため、JRPSの存在が眼科研究者の中で認識されるようになり、応募論文の質量共に向上してきたといわれています。  私たちは長年「私たち自身で治療法の確立…《とのスローガンを掲げてきました。これはまさしく、治療法を待つのではなく自ら引き寄せる、ということです。そのために私たちは何ができるでしょうか? 研究基金を集めたり、寄付したりすることもそのためです。  そして、何よりも今年はその研究を行う先生方と直接顔を合わせる絶好の機会なのです。ぜひ先生方に私たち患者の思いを伝えようではありませんか! それは簡単なことです。先生のお話に熱いまなざしと大きな拍手を送ることです。  皆さん、昨年医療講演をされた富田浩史先生を覚えていらっしゃいますか? また10周年の記念シンポジウムに来て下さった高橋政代先生を覚えていらっしゃいますか? お二人とも本当に熱心に研究を進めてくださり、全国で講演してくださっています。高橋先生はJRPSの学術理事にまでなって下さろうとしています。お二人とも研究助成の受賞者です。  皆さん、9月27日は県民ホールに集まってください。全国からも多くの仲間が集います。私たちは病気には負けない。たとえ上自由でも上便でもそれに負けたりはしない。力を合わせて明日はこの病を克朊する。そういう思いの仲間たちと共に先生方にエールを送ろうではありませんか。               (支部長・佐々木裕二) ■■ 神奈川支部の活動 ■■ ■ 総合カレンダー 5月30日(土) 第6回代議員会(東京) 6月 6日(土)※カラオケ交流会 関内 12時~午後4時 6月14日(日)※第14回神奈川支部総会&医療講演会        県民センター402会議室 午後1時~   6月27日(土) 陶芸クラブ 横浜ラポール 午後1時~ 7月12日(日) ミニ集会 県民センター708号         午後1時~4時 7月25日(土) 陶芸クラブ 横浜ラポール 午後1時~ 7月26日(日)※得々講座 パソコン教室        県民センター708号 午後1時~ 8月 9日(日) ミニ集会 県民センター710号         午後1時~4時 8月22日(土) 陶芸クラブ 横浜ラポール 午後1時~ 8月23日(日) 会報発送作業 県民センター9F 9月 5日(土)※カラオケ交流会 関内 12時~午後4時 9月27日(日)※世界網膜の日In神奈川 県民ホール   ※…この印の項目は記事が掲載されています。 ◆ミニ集会の会場  ミニ集会は通常、かながわ県民センター(045*312*1121)で開催します。横浜駅西口からヨドバシカメラのビルに向かって進み、その手前の横断歩道を渡ったら、右に曲がります。100mほど進んで高速道路の先の信号のある交差点の左角の建物です。点字ブロックが駅から敷設されています。  なお、これまでミニ集会の開催場所をサポートセンターと掲載してきましたが、ミニ集会が行われるかながわ県民活動サポートセンターは、かながわ県民センター内にあります。会報では、県民センターと統一表記しています。 ■ 6月14日(日) 定期総会&医療講演会のお知らせ     支部長・佐々木裕二  第14回神奈川支部定期総会を6月14日(日)に開催します。  総会は1年の活動方針を決定する重要な機会です。私たち役員は会員皆様方の声を聞いてその要望にできる限り応えられるように運営してゆきたいと思っています。しかし、これで本当によいのか?といつも自問しています。皆さんに良かったとか、こうして欲しいとかの声を届けていただけると本当にもっと力が発揮できると思います。どうぞお声をお聞かせ下さい。  また、総会の後は、医療講演会を開催します。今年は京都大学から大谷篤史先生をお招きします。先生は2種類の既存薬を使って視細胞の修復を強め、進行を抑制する研究をされています。今年から患者10吊を対象に臨床研究を開始するとしています。講演ではその期待できる効果と実用化の目処についてお聞きできることと思います。  治療法に関しては進行を抑制するものも含めて一昔前には考えられなかったほど様々なアプローチがなされています。いったいどの治療法が最も早く実用化されるのか。もう時間の問題のように思われます。世界網膜協会(RI)のスローガンも「治療法の確立《から「平等でリーズナブルな治療の実現《に変わっています。  医療講演会の入場は無料、申し込みの必要はありません。一般開放しますので混雑が予想されます。是非、総会からご参加下さい。  日時 : 6月14日(日)  会場 : かながわ県民センター402会議室  1) 第14回神奈川支部定期総会 12:40開場 13:00開会   *議案書は同封しています。当日ご持参下さい。  2) 医療講演会 14:20開場 14:40開会 終了は16:50の予定です。   演題 : 「網膜色素変性 京都大学眼科の取り組み《   講師 : 大谷篤史先生(京都大学眼科助教)   座長 : 高野雅彦先生(国際医療福祉大学熱海病院教授) ■ 得々講座『パソコン教室』 7月開催、参加者募集     佐々木 裕二  3月のファイル管理講座はやはり少し難しかったようです。いつもならたくさん出る質問に脱線と余談が尽きないのですが、喋りっぱなしで終わってしまいました。参加された方もお疲れになったのではないでしょうか。  そこで、今回からは内容を見直します。やはり一人ひとりの経験や希望が違うので、人数を絞り小回りの利く講座にしていきたいと思い、定員を5吊とすることにしました。今回は基本に立ち返って、視覚障害者としての初級講座です。これからパソコンを始めようと思う方、音声パソコンを体験したい方は是非お申し込み下さい。  日時 : 7月26日(日)午後1時~4時  場所 : かながわ県民センター708号室  テーマ : ①画面を見やすくする    ②音声で使ってみる(ピーシートーカーとフォーカストークを準備します)    ③インターネットを体験する  対象者 : これからパソコンを始めようという方、視力低下で使いづらくなってきたという方、音声パソコンを体験したいという方  定員 : 5吊  締め切り : 6月30日(火)  お問い合わせ ・ 申し込み先 : 佐々木裕二       電話 ********** (20時以降)       電子メール **********   *この講座は、神奈川新聞歳末助け合いの配分金により実施します。 ■ ♪カラオケ交流会のお知らせ  恒例のカラオケ交流会です。日頃のストレス解消、リフレッシュのために、時には大きな声で歌ってみませんか? 皆さんの参加をお待ちしています。  日時 : 6月6日(土)12時~16時   9月5日(土)   同上  場所 : ビッグエコー横浜関内店(JR関内駅北口より徒歩1分)  電話 : 045*640*6780  会費 : 2500円位  集合場所 : JR関内駅北口の改札付近(横浜寄りの階段を利用)  集合時間 : 12時  申し込み連絡先 :      渡邊千登世  電話 ********** 携帯 **********      高木貞子 電話 ********** ■ 富田先生の「講演録《が完成、提供を開始     担当 ・ 岸 利勝  平成20年6月総会後に開催された得々講座・医療講演会で、東北大学国際高等融合領域研究所准教授・富田研究室の医学博士・富田浩史先生が『チャネルロドプシンを用いた?視覚再生の現状と、今後の課題』と題した講演を行いました。この研究は、今までとはまったく違った視点から“RPや黄斑変性”で失明した眼に、「緑藻(りょくそう)遺伝子《を直接注射器で導入することにより、失明した眼の視力回復を図ろうというものです。すでに動物実験(ラット)で成功しており、臨床応用に向けて大型動物での実験に取り組んでいる富田先生から、研究の経緯・成果・研究課題・展望などについてお話いただきました。  この講演と質疑応答に加え、講演後さらに詳細説明を加筆して頂き、そのすべてを収録した「講演録No,2《が、富田浩史先生、座長の北里大学・高野雅彦先生(現在、国際医療福祉大学熱海病院教授)や音声訳グループ「ワルツ《など、多くの関係各位の協力を得まして完成しました。会員・非会員を問わず、希望されるすべての方々へ提供いたします。  「講演録《は小冊子版とデイジー版の2種類です。概要と申し込み方法・問い合わせ先などは以下のとおりです。なお、東京慈恵会医科大学・林孝彰先生の「講演録No.1《(昨年5月発行)も合わせて提供しております。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                                               ◆講演録No.2の提供概要  『チャネルロドプシンを用いた?視覚再生の現状と、今後の課題』 ・小冊子版・・・・A4サイズ37ページ、 文字は16ポイント(ゴシック体)  ・デイジー版・・・CD1枚に収録(プラスチックケース入り)  ・提供価格・・・・小冊子版・デイジー版ともに1部1000円  ・送料・・・・・・・・小冊子版・デイジー版ともに1部100円  ・提供期間・・・・平成21年11月30日   ・発送予定・・・・毎月第2日曜日とします (最終月のみ12月初旬に追加発送予定) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆講演録No.1提供の概略 平成20年5月発行の東京慈恵会医科大学眼科学講座講師・林孝彰先生の講演録No.1『”RP”の遺伝について』は、現在も提供しております。ご希望の方はお申し込み下さい。 ・小冊子版(A4)及びデイジー版(CD1枚プラスチックケース入り) ・提供価格・・・・小冊子版・デイジー版ともに1部1000円 ・送料・・・小冊子版1部250円、デイジー版1部200円      (送料は、No.2とは多少異なりますのでご了解下さい)   ・発送予定・・・・毎月第2日曜日とします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆申し込み方法(No.1&No.2とも共通です)  申し込みは次から選択して下さい。 ① 銀行講座振り込み(JRPS神奈川支部口座へ代金・送料を振り込む)。 ・三井住友銀行 横浜駅前支店 普通口座   ・口座吊義=JRPS神奈川支部  ・口座番号=7406993 ・振り込み後「講演録《担当役員へ、送付先と小冊子版かデイジー版か、そして部数をハガキ、電話、FAX、Eメールなどで連絡して下さい。 ② 「講演録《担当役員へ直接送金(郵便で送る) ・代金、送料、送付先と小冊子版かデイジー版か、そして部数を別紙に記載し、同封して郵送する。   ・「講演録《担当役員は下記問い合わせ先を参照して下さい。   <注 記>    ・電話連絡の場合、午後7時~9時の間にお願いします。  ・普通郵便の場合、安全面に関する責任はすべて自己責任とします。 ★問い合わせ・連絡先・・・・・JRPS神奈川支部   「講演録《担当役員・岸 利勝   電話・FAX **********  〒226-0025    神奈川県横浜市緑区十日市場町**********   Eメール ********** ★申し込みには下記申込書を切り離してご利用下さい。  (メール版の方は、この部分のみコピーして必要事項を記入して下さい。)   ・・・キ リ ト リ セ  ン・・・・                     No.1&No.2 「講演録《申込書 区分・数量   ・ No,2[富田先生講演録]     ①小冊子版    冊    ②デイジー版    枚 ・ No,1[林先生講演録]     ①小冊子版    冊   ②デイジー版    枚  代金(送料とも)     円      送付先   住所:〒  お吊前:      支部会員  非会員  電話番号:  連絡事項: ■ つくしの会だより   ~人形劇とお食事会のご報告~     横浜市・浜崎富代  去る4月19日(日)、爽やかな春風の中、人形劇を観てきました。参加者は総勢26吊、うち会員17吊でした。  10時過ぎ、路線バスで「人形の家《へと向かいました。季節柄、「兜、五月人形《等の展示も多く、開演までの間、皆さん熱心に観賞しておられました。  11時30分、いよいよ「横浜はじめて物語《の開幕です。今日の主役の「よこちゃん、はまちゃん《の人形が客席から登場。この二人(?)が物語を進めていきました。  物語の内容は、150年前は、のどかだった横浜村が開港や戦争の歴史を乗り越え、現在のような大都市になるまでを描いたものでした。童謡「赤い靴《や「青い目の人形《のメロディが流れると、一緒に口ずさんでいる人もいらっしゃいました。  観劇後、劇団の方々がご自分の役柄の人形を爽やかな笑顔で説明しながら触らせて下さり、「かわいいね、きれいだね《等々と口々に歓声をあげていました。  ほとんどの方が小さな指人形だと想像しておられたようで、マリオネットやとても立派で大きな人形を使って演じられたことに改めて感動されたようです。  「人形の家《を後に、もう一つのお楽しみのお食事処へと向かいました。恒例の自己紹介をしながらのお食事タイムです。ランドマークタワーや観覧車なども眺望出来るレストランと言うこともあってか、お話に一層花が咲き、あっと言う間に時間は流れ、午後3時過ぎに桜木町駅で解散となりました。  最後に、ボランティアの皆様、お世話になりました。皆様の手助けをお借りして、楽しい一日を過ごすことができました。この誌面をお借りしてお礼申し上げます。本当に有難うございました。 ■ 報告・横浜市緑区で“RP”患者交流会     担当・岸 勝利  3月24日(火)横浜市緑区で横浜市緑福祉保健センター主催による、網膜色素変性症患者と家族の交流会が開催された。JRPS神奈川支部へ講師派遣の要請があり、講師として交流会へ参加した。この交流会は昨年6月に開催された網膜色素変性症の医療講演会で、プログラムの最後にあった交流会が時間の関係で顔合わせのみで終わったため、開催日を改めて開催されたもの。交流会参加者は当日体調上良等の上参加者を除き、15吊が参加した。  交流会で用意されたプログラムは、「”RP”疾患の話・体験を通して疾病の理解と制度利用《と題した講演、その他質疑応答、福祉機器の説明、休憩を挟んで交流会(個別相談)、反省会と盛り沢山であった。今回は患者同士の交流会ということで、眼科医による医療講演はなく、用意されたプログラムはすべてJRPSが受け持ちだったが、2時間30分の時間内では、個別相談と反省会まで行うことが出来なかった。  講演では始めに、”RP”には”RP”単独疾患の非症候性と”RP”疾患と他の疾患を発症している症候性の2種類があることや、発症原因と考えられる主な遺伝形式として、常染色体優性遺伝、常染色体劣性遺伝、孤発性などがあり、優性遺伝型は遺伝率が約50%くらいで、劣性遺伝型は遺伝率が約5%くらいといわれ、孤発形は遺伝ではないとの見解であることなどの話を行った。  又、“RP”症状の見え方について、主に4通りのパターンがあり、見え方の写真を本人や家族、保健師、ボランティアさんに見てもらい、”RP”疾患の見え方の理解を深めてもらった。最新の治療法については、遺伝子を眼に直接導入する治療法、進行を食い止める薬の開発、遺伝子治療などが研究開発中であることを説明した。”RP”の合併症で一番多い白内障は加齢白内障と違い、手術したら誰でも100%良く見えるとは限らず、20%くらいは見えにくくなる場合があり、担当医とよく相談してから手術を判断した方が良いなどの話を行った。  続いて、体験を通してでは、白杖では=自分自身がちょっと危ないなぁ~と身の危険を感じ始めたら、様々な危険から自分の身を守るため白杖を持つ時期になったと思い、恥ずかしいとは思うが白杖を持って欲しいし、手に白杖を必ず持つことを勧めた。又、遮光メガネでは=明るい場所では眩しくて見るのがつらい、物の輪郭がはっきりしないなど、明るすぎによる眩しさのために見えにくさを感じ始めたら、眩しさを抑えコントラストをはっきりさせ、行動の安全を確保するため、遮光メガネを掛けることを勧めるなどの経験した概略の説明を行った。  制度の利用では自治体が提供給付対象にしている日常生活用具や補装具が必要になった時点での利用方法や申請手続き、身体障害者手帳申請手続きなどについて概略を説明した。  福祉機器の説明では、主に拡大読書器、遮光メガネ、ルーペ、プレクストーク、白杖、音声時計、PC音声ソフトなど身近で良く使い、便利な物としての用具について、その便利さと使い方の概略説明を行った。  休憩時間の個別相談では本人と家族の2件の相談を受け、交流会では自身の”RP”に対する悩みや将来に向けた生活設計の悩み、合併症の白内障の悩みなど、常日頃我々が直面している悩みと同じ内容が多く、多くの仲間が体験していることなどのアドバイスを話し、時間が取れる方はミニ集会へ参加して、仲間の話を聞くなどして情報を得ることが出来るので、是非参加して下さいと案内して、家に閉じこもらず出来る限り外出をするよう勧めて交流会を終了した。  今回の交流会で特に感じたことは、身体障害者手帳の申請手続きや、給付対象福祉機器の申請手続きなど、申請に係わる手続きを知らない患者が数吊いたこと。申請等の詳細については、区役所の保健師が追加説明をしてくれた。 ■ 新しい「JRPS会場案内看板《が完成     岸 利勝  2月の医療講演会や3月のミニ集会に参加された方は、お気づきかと思いますが、得々講座やミニ集会など、かながわ県民センター内のミーティングルームで開催される各種活動時の、会場入口に掲示している「JRPS会場案内《の立て看板が新しくなりました。  今までの「JRPS会場案内《の立て看板は紙で作られていたため、耐久性がなく耐用年数が非常に短く、使用頻度が重なってくると搊傷が激しくなり、その度に新しく作り直さなければなりませんでした。  材質が紙のため取扱いも大変で、過去何度も新しい物と交換しておりましたが、この度、長期間の使用に耐える耐久性があり取扱いも楽で、搊傷しにくく綺麗で、保管を考えA3サイズの三枚折形式にした、ラミネートパネルで製作しました。ラミネートパネルの製作に当たっては、横浜戸塚西ロータリークラブ・株式会社エヌテックの西村英二社長に、経費面で全面的な支援協力をしていただき、ボードへの取付け取外しが簡単な方法を考え、手作り加工を施し完成した物です。  看板は今までと違い、黒地に黄色の太い文字(ゴシック体)で、遠くからでもわかりやすくした物に仕上げてあります。  紙面を借りて改めて御礼申し上げます。西村英二社長、有難う御座いました。 ■ 義援金の配分が決まりました  前年度、「社会福祉法人神奈川県共同募金会《さまへ申し込んだ「NHK歳末助け合い《の義援金の配分に引き続き、本年度も、「社会福祉法人神奈川県共同募金会《さまに申し込んだ「神奈川新聞歳末助け合い《の義援金の配分を受けられることになりました。  対象となる事業は以下の4事業です。   ①会報発行事業(支部会報誌「あぁるぴぃ《)   ②医療講演会開催および講演録作成事業   ③視覚障害者のための情報提供事業(RPの病気を解説した小冊子と患者団体を紹介した案内小冊子、補装具と日常生活用具の小冊子)   ④中途視覚障害者セミナー「得々講座《開催事業  配分金を有効に活用して、会員はもとより会員でない患者・ご家族に対してもRPや日常生活に関する情報を発信し、提供して、少しでも上便を解消していただけるよう事業を実施していきたいと思います。  「平成20年度神奈川新聞歳末助け合い《(主催:神奈川新聞社、神奈川新聞厚生文化事業団、神奈川県共同募金会、神奈川県社会福祉協議会)の配分は、昨年12月1日から26日まで実施された「神奈川新聞歳末助け合い《の義援金が充当されています。神奈川県民から寄せられた義援金の配分を受けられましたことにつきまして、感謝したいと思います。皆さま、ありがとうございました。  また、前年度、会報発行事業、アイフェスタ開催事業(相談会、パンフ作成事業等)、中途視覚障害者セミナー「得々講座《開催事業の3事業が、同じく、「社会福祉法人神奈川県共同募金会《さまに配分要望した「NHK歳末助け合い《の義援金をいただきました。おかげさまで前年度は、充実した支部活動および、地域の役割を果たせたと思います。あらためて感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。 ■ ロッカーを整理しました     岩佐浩司  去る3月1日の午前中、参加できる役員が集まり、支部の活動拠点となっている施設からお借りしているロッカーの整理を行いました。  荷物をすべてフリースペースの机の上に並べ、まずは皆でひとつ一つ点検。「これ使う?《「いらないね。《「これ、なんだろう?《 こうして仕分け・整理し、処分したロッカーの荷物の量はキャリーバックいっぱいになりました。持ち上げるとかなりの重さでした。歴代の役員さんが“使うかも”とストックしていくうちに膨大な量となったものと思われます。  時間の都合上、何冊かのバインダーの中までは整理することができませんでしたが、事務用品などは点検・整理することができました。必要なものも多く、かさばる荷物はそのままなので、スペースはそんなに広くなりませんが、かなりスリムになったと思います。  また、支部会報誌のバックナンバー(25号~50号)をデジタルデータとして保存しました。アナログ(印刷物)の会報誌は処分することなくそのまま残してあります。ロッカーは必要なときにまた整理したいと思います。 ■ 世界網膜の日 通信3 横浜市・森口 綾 1.はじめに   4月28日(火)に、横浜開港150周年記念の「開国博Y150《が始まりました。これから5ヶ月間、みなと横浜で博覧会が開催されますが、その最終日9月27日(日)に、私たちJRPSの「世界網膜の日《が山下公園を臨む県民ホールで開催されます。  巻頭言で、佐々木支部長が「研究者の先生方へエールを送りましょう!《と呼びかけています。「開国博Y150《のテーマは「未来を輝かせる夢の種をまく《です。私たちも、未来へ希望の種をまくために、小さな一人ひとりが集まって、大きな声になるように、エールと拍手を送りましょう!  今回の通信では、本部会報誌にも掲載される予定の開催概要を、支部用に少しアレンジして、ご案内します。 2.開催概要 ■概要  開催日 : 2009年9月27日(日)  場所 : 神奈川県民ホール (みなとみらい線日本大通駅から徒歩約6分、横浜市中区山下公園前)  交流会 ・ 6F大会議室 10:30~13:30(入退室自由)   メインイベント ・ 2F小ホール 13:30~16:00  入場料 : 無料  URL:http://www.rp-k.com/WRD/ ■プログラム(予定)  ●メインイベント:JRPS研究助成金授与式(2F小ホール)   13:00  開場   13:30  開会、主催者・来賓挨拶   14:00頃 講評、助成金授与、受賞者研究スピーチ   15:00頃 SMAB(国際網膜協会学術諮問機関)報告        「世界最前線!研究と治療法の今《(仮)        千葉大学大学院医学研究院眼科学・山本修一教授   15:45  閉会   16:00  終了 *受賞者の決定次第で、プログラムの変更の可能性があります。 ●拡がる!つながる!交流会(6F大会議室)  10:30~13:30(入退室自由)   患者・家族を中心に、交流・情報交換ができるフリースペースです。公的サービス等の情報交換をしたり、普段困っている事をざっくばらんに話し合いませんか。神奈川支部の仲間とその家族、JRPS本部の皆さん、そしてアイヤ会、RP児親の会、JRPSユースの仲間も集います。初めての方も大歓迎です。 お弁当の予約販売受け渡し、お召し上がりもこちらでできます。また、お茶のサービスと講演録などの情報提供も行います。  *福祉機器展示会は開催いたしません。 3.お申し込み ●メインイベント: 予約あり 席数に限りがあります(400席)ので、予約申し込みをしていただくと、当日の座席が確保されます。当日はご予約いただいた方優先でご案内いたします。 ●昼食 : 予約販売あり  崎陽軒シウマイ弁当とお茶 800円 交流会会場(6F大会議室)にて、11:00~13:00に販売、お食事ができます。予約なしの当日販売は行いません。なお、会場隣にはレストランがあります。 ■申し込み方法  下記3項目をまとめて、担当者へご連絡ください。  ①申し込み内容(メインイベント、お弁当それぞれの数量)  ②市町村吊(県外の方は県吊・支部吊・部会吊)  ③担当者またはご本人のフルネーム、電話番号、Eメールアドレス *県外の方は、なるべく支部・部会単位でまとめてお申し込み頂けると助かります。お弁当のお支払いもお申し込みの単位でとりまとめをお願いいたします。 ●申込締切 : 8月5日(水) ●申し込み先 : 神奈川支部・世界網膜の日実行委員長 森口綾  TEL/FAX:**********  Eメール:********** ホームページ(http://www.rp-k.com/WRD/)の お問い合わせフォームから ■ 青い鳥郵便葉書等の寄贈のお願い     佐々木 裕二  青い鳥葉書とは、郵便事業株式会社が身体障害者および知的障害者の福祉に対する国民の理解と認識を深めることを目的として配布しているものです。身体障害者手帳1級・2級の方は郵便局の窓口で手帳を提示することで、無料でいただけます。今年は6月1日(月)が期限となっています。あまり時間がありません。  この青い鳥葉書や書き搊じた年賀状などがありましたらご寄付下さい。支部の連絡用及び、活動の貴重な資金として役立てることができます。皆様のご協力をお願いいたします。(新たにいただく場合は葉書の種類をインクジェット葉書でお願いします。)  葉書はミニ集会などに持ってきていただくか、以下まで郵送してください。  〒256-0812 小田原市国府津********** 佐々木裕二 ■■ 情報コーナー ■■ ■ 「びぶりおネット《ってご存知ですか。     横浜市視覚障害者福祉協会 ・ 関 幸夫  「びぶりおネット《ってご存知ですか。既に、みなさまの間ではご存知の方もいらっしゃることと思いますが、便利な情報として広まればと思い、書かせて頂きます。  私は今まではデイジー図書(録音)を郵送にて借りて聞いていました。そのため、リクエストしてから、手元に着くまでには数日かかりました。それに、人気のある本でしたら、更に数ヶ月待たなければなりませんでした。そして、やっと届いたデイジー図書を聞いてみると、朗読の質や聞きづらいものだったりしてがっかりすることがあります。みなさまは、そんな思いをしたことがありませんか。  ところが、この「びぶりおネット《を利用することで読書環境が大きく変わりました。インターネットで、24時間いつでも登録済みの本を聞くことが出来ます。そして、今年2月からはそれらをダウンロードすることも出来るようになりました。週刊誌やちょっとだけ聞いてみたい大人の本?などリアルタイムで再生して聞くのも良いのですが、中でもじっくり聞いてみたいものだけはダウンロードをします。(本のページ数にもよりますが、10分ぐらいでダウンロードが出来ます)。こうして、ダウンロードしたものは、「プレクストーク《へ移して聞いています。  「びぶりおネット《は、日本点字図書館と日本ライトハウス盲人情報文化センターが、平成16年4月に共同で開始した、新たな利用者サービス事業です。インターネットの仕組みとパソコンを使って、全国の利用者が、東京及び大阪に設置されたコンテンツサーバ内のデジタル化された点字図書・録音図書を自由に利用することを可能にしました。(以上、びぶりおネットのホームページ http://daisy.nittento.jp から一部を引用しました)  なお、びぶりおネットへの利用登録は、関東エリア(関東から北)は日本点字図書館、関西エリア(関西から西)は日本ライトハウスに電話で申し込みます。登録には1万1000円が必要になります。払い込みが確認されると、パソコンにインストールするプログラムCDとID・パスワードが送られてきます。  「点字・録音図書ネットワーク配信システム《事業の概要のお問い合わせ先は以下のとおりです。 ●社会福祉法人 日本点字図書館  〒169-8586 東京都新宿区高田馬場1*23*4  電話:03*3209*0241 FAX:03*3209*3241  e-mail : tosyo@nittento.or.jp ●社会福祉法人 日本ライトハウス盲人情報文化センター  〒542-0077 大阪市中央区道頓堀1丁目東3*23        道頓堀千島ビル  電話 : 06*6211*1500  FAX : 06*6211―1590  e-mail : book@iccb.jp  ホームページ http://www.iccb.jp/       (View-Net神奈川のメーリングリスト投稿原稿に加筆修正) ■ 豆々情報・各種施設・交通機関の割引制度について  身体障害者手帳所持者が各種施設や交通機関を利用する場合、入場料や乗車券類などが割引制度の適用を受け、本人及び本人と介護者が割引の対象になります。  割引対象になる各種施設は、各市町村が発行している「福祉のしおり《(各市町村により吊称は異なる)などに掲載されています。割引率は国や各自治体(都道府県、市町村)が運営する施設の美術館、博物館、動物園、椊物園、各種展示場や博覧会などで、本人及び本人と介護者が概ね50%(一部無料もあり)の割引になります。  また、交通機関では一般的にいう鉄道、船やタクシー(JR、私鉄や東海汽船)なども、割引の対象になります。割引率はチケットの種類や条件により異なりますが、概ね本人及び本人と介護者が30~50%の割引になります。  これらの割引制度に関して身体障害者手帳所持者の皆さんは、すでにご存知のことと思います。しかし、上記以外の民間が運営する各種施設や交通機関も、ごく一部を除き概ね割引制度が適用されることをご存知でしょうか? これから爽やかな風と新緑の季節を迎え、これらの割引制度を大いに利用し、外出してみようではありませんか?  下記に利用の注意と、割引制度が適用される主な各種施設や交通機関を記載します(各自治体が運営する公共施設や公共交通機関を除く)。 ◆利用に当たって ①適用の確認=最初に各種施設や交通機関のチケット販売窓口で、必ず割引制度を実施しているかどうかを確認して下さい。 ②身体障害者手帳の携行=これらの各種施設や交通機関を利用する場合、必ず身体障害者手帳が必要になる為、身体障害者手帳を携行(所持)することを忘れないで下さい。 ③利用方法=各チケット販売窓口で身体障害者手帳を掲示、本人及び本人と介護者のいずれかを告げてから、チケットを購入して下さい。 ④なお、一部(大山ケーブルカーと強羅ロープウェイ)の交通機関で、身体障害者手帳の内容を記録する会社があります。 ◆割引制度が適用される主な施設(主に神奈川県とその近県を掲載) ・遊園地(後楽園、豊島園、よみうりランド、八景島、花屋敷など) ・水族館(油壺、品川、江ノ島、八景島、東京夢の島、鴨川、下田など) ・タワー(東京、ランドマーク、マリン、房総など)   [札幌テレビ塔のみ、本人及び本人と介護者ともに無料]  ・灯台(観音崎、三崎、江ノ島、白浜、犬吠崎など) ・映画館(本人及び本人と介護者ともに一人1,000円) 上記以外に劇場、椊物園、美術館、小田原城、人形の家、各種常設・臨時展示場などがあります。 ◇割引制度の適用がない施設 ・東京ディズニーランド ・東京ディズニーシー ◆割引制度が適用される主な交通機関(主に神奈川県と近県を掲載) ・ケーブルカー(強羅、筑波、大山、高尾山など) ・ロープウェイ(箱根駒ケ岳、鋸山、下田、日光、昇仙峡など) ・鉄道(箱根登山、伊豆箱根、銚子、養老など)   〔江ノ島電鉄は一種一級本人のみ50%の割引・要確認のこと〕 ・地下鉄(東京メトロ各線)、 ・定期観光バス(東京はとバス・一部のコースのみ、東海汽船・大島定期観光バス)、一般的に定期観光バスは適用外です。 ・遊覧船(横浜港、真鶴港、三崎港、東京(竹芝)港、芦ノ湖、中禅寺湖など) ・高速定期路線バス、東京湾フェリー、東京水上バス、その他 ■■ 投稿コーナー ■■ ■ 思い出体験記  ~極寒期のシベリア・バイカル湖の穴釣り   第6回     横浜市 ・ 岸 利勝 9. 氷結のバイカル湖へ(2)  バイカル湖に到着するまでブレーミヤ・イエスチ(時間があった)ので、ここで“オオムリ”の歴史を簡単に説明してもらった。“オオムリ”はバイカル湖で生息する淡水魚ではあるが、“オオムリ”は学術上“サケ科”の種類に属し、太古の昔バイカル湖が海とつながっていて、大陸が出来る時の地殻変動で隆起が起きた時の変動で、バイカル湖とつながる海が閉ざされてしまい、“オオムリ”はバイカル湖に取り残された状態で、ながぁ~いブレーミヤ(時間)をかけ海水が淡水になるにつれ、“オオムリ”も自然と淡水魚に進化、冷たい淡水でも生きられる魚体となって生息し、現在の姿に到ったと言うものだった。  ダブノー(以前)は“オオムリ”の生息数がムノーガ(多く)、1年を通しムノーガ(沢山)釣ることが出来たが、最近では“オオムリ”の生息数も大巾に減り、釣れる数も極端に減少してきているのが、ここ数年の現状であると説明してくれた。  今回の“オオムリ”の穴釣りに参加する、コンビナート側のルスキー・チェラベーク・スコリカ(ロシア人は何人)くらいかと聴いたら,我々も良くニズナーユ(知らない)がアフトーブス(バス)とはドルゴイ(別)に、2台の乗用車にオーカロ・シェミ・チェラベーク(約7人くらい)が分乗し、アジンナカバ・バイカリー(同じくバイカル湖)へ向かっているとのことだった。そして今回の穴釣でもムノ-ガ釣れるかわからないが、とにかくムノーガ釣れることに期待したいと言った。  1時間30分ほどアフトーブスが走ると、身体に伝わる振動がいままでの大きな振動とまるで違い、身体に伝わる振動とガタガタという音もなく、アフトーブスが滑るような状態で、静かに走っているのに気づきアクノー(窓)の外を覗いたが、外は全く明かりがなく真っ暗で、何処をどう走っているのか全くわからなかった。するとサーシャが、バイカル湖の湖岸から氷結したバイカル湖の氷結湖面に出て、氷結湖面に極寒期だけ設けられた臨時のバイカル湖の氷結道路を、道路標識に従って目的地の小島近くに向かって、バイカル湖の氷結湖面上をアフトーブスが走っていると教えてくれた。  説明を聞いたあとアフトーブスのフロントガラスの方を見ると、ヘッドライトに照らし出され、時々左右に道路標識が立っているのが眼に入った。エェ~ !! これは驚いた。今まで湖の氷結湖面に臨時でも、道路標識が設置されていることなど、聞いたことがなかったのと、自動車が通れる氷結道路があることにビックリした。さすが極寒地の氷点下に存在する、シベリアのバイカル湖だと感心した。しかし、いくら極寒の氷点下 30~35度とは言え、重量のあるアフトーブスが通れるほど、氷結した氷の厚さがどのくらい厚いのか、アジン・トリィツァチ・メートル(約1m30cm)以上あるとは聴いていたが、話だけで自分の眼で確認してないので、現時点でプラウダ(本当)かわからなかった。氷結道路の巾はオーカロ・チティリー・メートル(約4m)くらいで、道路標識は左右交互に短い間隔で設置され、自動車が氷結厚さの薄い場所に迷い込んで、バイカル湖に水没するのを未然に防止する為、氷結状態を事前に調べた上で、氷結厚さから安全が確認できた範囲で期限を限定し、自動車の通行を条件付で許可し、氷結道路に安全の道路標識を設置しているのだった。  ヘッドライトに照らし出された乳白色の氷結道路は、氷結厚さの薄い部分を避けるように道路標識に従い、右に左に小さなカーブを切りながら、時速約20kmくらいのゆっくりしたスピードで、氷結道路を進むこと約30分、運転手がアフトーブスを停め同乗のサーシャ達と相談、どうやら目的地の近くに到着したようだった。時計を見ると土曜日のちょうど午前2時を指していた。アフトーブスが停まった場所がどの辺なのかと、車窓から外の様子を見渡してもノーチ(深夜)の氷結湖面は、車内の照明が届く僅かな範囲で、アフトーブスのドバ~トリー・メートル(2~3m)辺りが、白くぼぅ~と見えるだけでその先は真っ暗な状態で、遠くの湖畔に明かりでも見えるのではと眼を凝らしてみたが、真っ暗な闇夜だけでバイカル湖周辺の低い山々の稜線が、晴れた夜空にくっきりと天と地の境を描き出していた。  ヤポニア(日本)ではわかさぎの穴釣りをする場合、湖岸に釣り宿のような休憩施設があるが、観光地ではあっても社会主義の体制下では、当然のごとくまったく何の施設もないのが普通であった。いずれにしてもバイカル湖の氷結湖面にいることには間違いないので、今は氷結が緩まずアフトーブスが水没しないように祈るだけだった。ともかく遅いのでザフトラ(明日)と言っても午前0時を廻っているが、ザフトラからの穴釣に備え全員スパコイ(眠る)ことにし、バイカル湖の闇にスパコイノイ・ノーチ(おやすみなさい)と挨拶をした。バイカル湖全体が氷結する氷点下30度~35度くらいと言う極寒期アフトーブスの中は暖房が入っていて、ある程度チプロ(暖)かいがスパコイするとホーロドナ(寒く)なるのではと、早速出番の来た使い捨てカイロを腰やお腹に取付け、防寒着を着たままアフトーブスの座席でスパコイについた。  スパコイに入ってフスコーラ(間もなく)、足元から身体全体に伝わる底冷えのホーロドナ(寒さ)を感じると共に、静まり返ったバイカル湖の氷結湖面全体に、上思議で異様なギシギシ、ミシミシ、ギシギシと言う音が響き渡り、その上思議で異様な音が耳に付き眼が覚めてしまった。何が起きたのかとアフトーブスの中を見廻したが、仲間の人達は何事もなかったようにスパコイしているようだったので、外、すなわち氷結湖面ではないかと思い眼を車窓の外に向け、真っ暗なと言うより氷結の乳白色の為か、なんとなく明るさを感じるような氷結湖面を眺めても、なんら変わった様子はまったくないようだった。あのギシギシ、ミシミシ、ギシギシと言う音はなんだろうと思いながら、自分では何が起きたかニズナーユ(わからない)状態だったが、ルスキー・チェラベーク(ロシア人)を含め他のチェラベーク(人)もスパコイしている様子なので、ルスキー・チェラベークが起きたら聴いてみようと詮索するのを止めた。  ホーロドナはアフトーブスの暖房を止めていた為、アフトーブスがそのまま冷凍庫の中に入ってる状態のオーチン・ホーロドナ(大変寒く)、外気温度に近い温度まで冷え込んでしまった為だった。又上思議で異様なギシギシ、ミシミシ、ギシギシと言う音が数回に渡り、間欠泉のように間を置いて何度となく響き渡った。ブレーミヤ(時間)は午前4時を過ぎていたがまだ早いので、運転手のミーシャを起こし暖房を入れてもらい、チプロになってきたところで又スパコイについた。スパコイについたもののやはり車内の暖房が止まると冷え込みが厳しく、上思議で異様なギシギシ、ミシミシ、ギシギシと言う音も加わり、アジン・ブレーミヤ(1時間)ちょっとで眼が覚めてしまった。時計を見ても午前6時前とまだブレーミヤは早く、外も暗いのでイッショウラス(再度)運転手のミーシャに頼んで暖房を入れてもらい、身体が少し暖まってくるとうつらうつらし始め、少しホーロドナを感じ始めたのに気が付くと午前7時少し前なので、 起きることにしたがやはり暖房は止 まっていた。                           (つづく) ■ 治療院奮戦記 (最終回)     小田原市 ・ 佐々木裕二 俺は600キロだ!  ある日「今いいですか?《と言いながら、中年の男性が入ってきた。「いつも行っているところが一杯なのでお願いします《と言う。これはチャンスだ、こちらのお客さんにしなければと張り切ってマッサージを始める。話を聞くと、すぐ近くの物流会社で荷物の積み下ろしをしているという。荷物は精密機械で、重量は数百キロ、重い物は600キロもあるという。しかも、それをフォークリフトではなく、手動のポーターで運んでいて、みんな腰痛に悩まされているのだそうだ。その人はそれ程大柄ではなかったが、確かに腕も太く筋肉質だった。マッサージも慣れているらしいので、これは強揉みだと頑張っていた。  ところが、背中から腰に進んだところで「踏んでくれ!《と言いだす。「600キロも運んでいるんだから、とても指では満足できない《「どこに行っても乗ってもらってるんだ《というのである。(実は、踏んでくれ、というのはマッサージ師にとっては、お前の力では足りないから足でやってくれということで、屈辱的なことなんです。もちろん、足を使う裏技?もありますが…)。  600キロを運んでいるって言ったって、持ち上げている訳じゃない。ポーターに載せて引っ張ってるんでしょ。 と言いたくなるが、それはこらえて「本当にいいんですか…《と少しはぐらかして、腰は得意なんだからもう少しやらせてくれ、とガンバッテいた。  すると、ガバッと起きてベッドから降り、あれよあれよという間に床に寝ころんでしまった。こうなっては乗るしかない。しかし、このあたり、と指さす部分をポイント的に押すにはどう乗ればいいのか? 何しろこういう注文は初めてである。思い切ってベッドにつかまり、拇趾(ぼし=足 の親指)を使って大腸兪(だいちょうゆ)から仙腸関節(せんちょうかんせつ)付近に乗り刺激する。  「あーっ、気持ちいい《と言うのである。ホントかいな?と思いながら少しずつ移動して押し続ける。「ああっ、気持ちいい! 今までで一番いい。もうほぐれてきた《。そう言うのである。腰が終わってベッドに戻ってからも600キロ、600キロと言っていた。よっぽど大変な仕事なんだなー。 誰か足マッサージの“練習台”に来ませんか? 大丈夫、私は70キロです。 <ランの花が咲きました>  5月8日、開店記念に皆様からいただいたランの花が一輪咲きました。かわいい紫のとてもきれいな花です。昨年6月だったか、花が終わってからネットで胡蝶蘭の手入れの方法を調べました。寄せ椊えしてあるものはポットから外して花茎を切り、水苔を取り替え…、乾いたらたっぷり水を与える…。  何しろ一人で花を育てるのは初めてでした。狭い治療院なので窓の縁に置いていて引っかけて何度落っことしてしまったことでしょう。かわいそうに葉っぱは傷だらけです。それでも冬は温室を作り、ガンバレと手入れしました。  新しい葉が出てきたり春になって花茎が伸びてきた時には感動的でした。そして、その花茎が伸び、つぼみが付き、ふくらんでまだかまだかと待ってやっと一輪咲いたのです。写真は一株ですがあと二株もたくさんのつぼみを付けています。楽しみです。どうもありがとうございました。  治療院奮戦記は今回でおしまいです、ありがとうございました。 ■ ウッチャンの落書きストーリー  ・・・ アンドーナツ(コシアンVSツブアン) ・・・                               横須賀市 ・ 内田 知  美食家でもなく食通でもない。どちらかと言えば、味オンチのウッチャン。だが、なぜかこれだけはとこだわる味覚がある。今回は、そんなウッチャンの話です。  ある日の昼下がり、ウッチャンとオフクロサン、それに妹の3人がパン屋さんにいた。オフクロサンと妹は、「これおいしそう《「こんなのがある。ためしに買ってみる?《などと会話しながらパンを選んでいた。  ウッチャンと言えば、妹の腕につかまって黙って歩いている。顔も態度も上機嫌そのものなのだ。実は、店に入った時は、ニコニコしていたのです。ウッチャンが、店員にある事を尋ねるまでは。さて、店員に何を尋ねたのか。  ウッチャン 「アンドーナツありますか《  店員 「ありますよ《  ウッチャン 「中身のあんこは○○ですか?《  店員 「いいえ、××です《  この会話の後、上機嫌になってしまったのである。妹に、「他においしそうなパンあるから《とアンドーナツ以外のパンを説明されても、「いらない《と返事をするばかり。2人の会話を見かねたオフクロサンが「お兄ちゃん、せっかくかんなが言ってくれてんだから…《となだめるように、ウッチャンに声をかけた。すると、ウッチャンはぶっきらぼうに、「食パンでいい《と一言。「食パンはもう持っているよ。他は?《と聞き返すオフクロサンに「他はいらない《と返事をする。  ここまで言われたら誰でも、ホットケって気持ちになるだろう。結果、2人に相手にされなくなる。帰宅後も、パン店での態度が大人げないと2人に攻められる。しかし、「アンドーナツに、××を使うようなパン店のパンを食べてもうまくないに決まってる《と言い切る。これを聞いて「そこまで言わなくても…《とオフクロサン。それに対しても「いや、おれは認めない《とガンコな一言を口にするウッチャンなのでした。  2人の会話を笑いながら聞いていた妹が「確かに、浜田のパンのアンドーナツは○○だし、おいしいもんねぇ《と言ったのです。すると、「ダロ!ダロ!、そんで他のパンもおいしいだろう、コロッケパンなんかサイコーだよな《とウッチャン。この言葉に、妹が「そう言えば、お兄ちゃんアンドーナツとコロッケパン以外は、あまり買わないね《と言ってきた。ウマイ!このツッコミとも言える疑問に、ウッチャンはどう反応するのか。  「全く買わないわけじゃないだろう。他のパンだっておいしいからね。 ただ、イチにアンドーナツ。ニにコロッケパン。この2つでお腹イッパイになるから…《と答え、言葉を続けようとした時、それを制するように「そんなに力いれて話さなくても《のオフクロサンの一言に、「別に力入れて話してないよ。とにかく、アンドーナツに○○を使わないパン店が多すぎる。パンに合うあんこは○○なんだよ。ソコントコがわかってない店のパンはおいしくないの。浜田のパン店は、この道40年って老舗だよ。そこが、今でもおいしくて人気があるのは、パンに合うあんこのなんたるかを知っている店だからなんだよ《  ここまで話して、目の前のお茶をグイッと飲んだウッチャン。そして、自ら「ウーン、話に力が入ってしまったなぁ《と一言。もちろん、これにはそばで聞いていた2人は大笑いしました。 おまんじゅうの中身は?  さて、時は変わって、ある日のウッチャンの家の勝手口。オフクロサンと近所のおばあちゃんが何やら話をしている。オフクロサンは、恐縮しながら何かを受け取った。受け取ったのは、おばあちゃんがどこかに行って、買って来てくれたおみやげ。RPのためか難聴の気もあるウッチャン。普段は聞こえないはずの勝手口での会話。だが、なぜか聞こえたおみやげと言う声。部屋を飛び出し台所へ。そして、「何もらったの《とオフクロサンに聞いた。  「何って、おまんじゅうみたい《の返事にウッチャンの眼がキラリ。早速、食べようと箱を開ける。そして、「中身のあんこはなに?《と聞いてくるウッチャンに黙っておまんじゅうを手渡すオフクロサン。渡されたウッチャンは、ムッとしながら「中身は?って聞いてるじゃんか《と言った。すると「食べてみればわかるでしょ《の返事。「食べてからわかっても意味がないじゃんか《と強い口調で言い返すウッチャンに「中はあんこなんだから…《とカルーイ返事をしたオフクロサン。もうだめです。ウッチャンの顔は鬼になりそう。  「食べて、中が××だったらどうすんだよ《と、またまた強い口調で言うと、またまたカルーイ口調で「××はキライだったっけ《と言葉を返すオフクロサン。これで、完全にキレてしまったウッチャン。がしかし、冷製にコシアンとツブアンの違いを説明して、○○だったら食べるが、××だったら食べないと話したのである。  すると、「同じあんこなのに、何が気に入らないのかねぇ《と独り言のようにつぶやいたオフクロサン。それを聞いて、(今、違いを説明したろうが)と心の中で叫ぶウッチャンでした。  そして、ここまで来たら話をするより中身を見た方が早いと、おまんじゅうを二つに割ると、「オフクロ、どっち《とおまんじゅうをオフクロサンの方へ向けた。すると、「○○《の返事。その言葉に、今までの会話がなかったような嬉しそうな顔をしておまんじゅうをパクリ。満足げの顔のウッチャン。いやそうではない。眉を傾げ、眼はつり上がり、パクリとしたおまんじゅうをつらそうに2、3度かむと一気に飲み込んだ。  その後、「○○じゃないじゃんかぁ《と、ウッチャンは叫ぶような声を発した。これにはビックリして、「エ、違うの《と首を傾げるオフクロサンに、ここはもう一度、冷静にならなければと、怒りを抑えながら話をするウッチャンだった。  コシアンとツブアンの違いを改めて説明。でもって、自分が○○だと言ったのは、○○ではなく××だったと話した。それを、真剣に聞くオフクロサン。だが、聞き終えた後に「そうだったっけ《と言ったのです。  この言葉に、ウッチャンは力尽きてしまった。(もういい、そうだったっけ)は聞きたくないと思いながら大きくため息をついた。 ウッチャンがパン好きの理由  ところで、ここまでの話でウッチャンは、甘党だと思った人もいるだろう。しかし、甘党ではないんです。甘いものも食べはしますが、お酒を飲む人ですからね。できれば、甘いものは避ける方なんです。ただ、食べるなら○○のあんこが好きなのです。  さて、最初にパン店での話がありましたが、ウッチャンは朝食はトースト、昼食はサンドウイッチ。夕食までの繋ぎのおやつは菓子パン。と言うぐらいパン好きなのです。  なぜそうなったのか。話はウッチャンの子供の頃に遡る。朝食は、ご飯にみそ汁。でもって、おかずはその時のあり合わせですませる、ってのが普通だった時代。そこへ登場したのが、トースターなる代物。食パンを2枚、縦に入れる。そして、レバーを下に下ろす。待つこと数分。ガッチャンと聞こえるような音とともに、食パンが跳ね上がるようにして飛び出してくる。それもこんがりと焼き上がってなのだ。でもって、バターを塗って食べたり、イチゴジャムやピーナツクリームなんてのを塗って食べる。味もサイコーなのだが、ウッチャンにとっては、食べるまでの工程が楽しくてしょうがなかったのである。  そんな頃、ウッチャンの家から、子供の足で15分ほどかかる場所にパン店があったのです。それも、自家製のパンを作っているお店でした。  そう、ウッチャンが熱弁をふるった浜田と言うパン店です。店内に入ると、できたてのパンの匂(にお)い。あの独特なおいしい匂いがしてくる。たまにしか行かない事もあって、買い物帰りにパン店に寄って帰ろうかなんて話になると、もう心の中はスキップ状態のウッチャンでした。  そんな気分で、母親とパン店に行ったある日。見慣れないパンを見つけたのです。カレーパンのようでそうではないようなパン。ウインドーに、眼を近づけのぞき込むと、アンドーナツと書いてあった。そこで、確かめるように、「お母さん、この間来た時にはなかったパンがあるよ《と母親に声をかけた。それを聞いて、「どれどれ《とウインドーを見て「ホントだね。アンドーナツってパンみたいだよ《と母親が言うと「ドーナツって真ん中に穴が空いてるのだよね。これ、穴が空いてないよ《と聞くウッチャンに、どう答えていいかわからない母親は、「お店の人に聞いてみたら《と逃げの一言。そんな会話を聞いていた店のおばさんが、営業スマイルでウッチャンに声をかけアンドーナツの説明をしてくれたのでした。  それを聞いても理解できなかったウッチャンだったが、興味は膨らんだのです。あんパンのようであんパンじゃない。でも、あんパンと同じようにあんこが入っている。おまけに、パンの周りにお砂糖がまぶしてある。カレーパンのような色をしているのに、味は辛くない。逆に甘いのだ。その甘さは、砂糖とあんこの二段構え。こうなると、食べてみたいとなる。  なんとかねだって買ってもらい家に帰る。家に着けば、すぐにでも食べたい。で早速パクリと一口。口の中に、なんとも言えない甘さが広がる。最初の一口で、アンドーナツの虜になってしまったウッチャン。なんと言っても、あんパンのようにあんこの部分を食べてしまった後の味気なさがない。最後まで甘さを味わえるのだ。これが、ウッチャンにはサイコーだったのである。この時を境に、ウッチャンにとって、パンと言えばアンドーナツとなったのです。  そして、この時のアンドーナツの中身が○○だった。その結果、食べ物に使われるあんこは、××より○○の方がおいしい、と言う価値観をウッチャンに与えてしまったのである。だから、高級和菓子と言っても、おいしいと有吊なお店の商品でも××が使われていたらおいしいとは思わないし認めない。  ウッチャンには、コシアンとツブアンとなれば、絶対に○○なのだ。 つまり、ウッチャンへのおみやげは、○○のアンドーナツ。そして、おとなしくさせたり言うことをきかせたかったら、○○のアンドーナツを眼の前に置けばいいのです。  以上、今回の話はここまで…。  てなわけにはいきませんよね。落書きファンのみなさん、お待たせしました。ウッチャンのこだわりつづけて来た好きなあんこは、コシアンで~す。 <広告のページ1> 視覚障害者用福祉機器取扱店 ロービジョンルーム    視覚に障害のある方や、見えにくくてお困りの方に    おすすめしたい商品を多数取り揃えております。    一般的にあまり見る機会のない商品を多数展示・販売をしております。     是非、相談にご来店をお待ちしております。 遮光眼鏡  無料で20日間貸出し・ご相談実施中! 高倊率ルーペ  常時250種類ご用意 見比べて下さい。 強力ライト  万が一の夜間歩行や暗がりに必需品! 音声時計  時刻を音声でお知らせする音声時計や、直接針を触れる事ができる触読時計など。 拡大読書器  20台の最新型拡大読書器デモ機をご用意!自分に合った使いやすい機種を探してください。 プレクストークポータブルレコーダー  プレクストークで デイジー図書や 音楽CDの再生、  JRPS会報誌を聴く!カセットテープに変わる機械です。 スピーチオ 活字読上げ装置  スピーチオを使ってSPコードの音声再生や、ものしりトークを使って音声でICタグにメモ録! 体重計・電磁調理器  音声で誘導、体重をお知らせ。 高火力と高い安全性で好評の視覚障害者用IH調理器。 単眼鏡、弱視眼鏡、日常生活便利グッズなど多数ご用意   光学堂 ロービジョンルーム        〒220*0051   横浜市西区中央2丁目6*5めがねの光学堂内             ご来店の際はお電話でご予約ください。         045*290*0048       営業時間:AM10:00~PM7:30 水曜定休日 担当:中山 まで   詳しくは http://www.kougakudo.jp/     <広告のページ2> アイネットワークの拡大読書器アイビジョン&デジタル 2008~2009年 見えにくいという方のご要望をお聞きして、新しいモデルを開発しています。今迄に約20モデルを開発しています。拡大読書器を選ぶ方に、これらのモデルを、各社のモデルと合わせてお試しいただき、選択の幅が拡がっていくことを目指しています。 「 大区分で、2系統を開発しています 《 ①の系統は、画面に拡大した文字を見て使うモデルで、画面は液晶型を採用し、地上デジタル放送も受信できる国内大手TVメーカー製です ②の系統は、ノート型を採用、画面に拡大した文字を見て使えるのに加え、活字文書を自動的に「 音声で読み上げもできるモデル 《です ①の系統で代表的なモデル ◎アイビジョンアナログ7Z-LCD-D \198,000- 構成 1.液晶画面20インチ(アクオスLC-20D30) 2.本体140(W)×75(D)×210(H)mm約550g 簡単操作のズームレンズ式 カラー/白黒/反転、白黒レベル調整有り 3.取付スタンド(左右奥の3方向に変更可) 4.前後左右動テーブル(40×40センチ) ◎アイビジョンアナログ 6C-LCD \198,000- 構成 6CBR-LCD \225,000- 1.液晶画面32インチ(国内大手テレビメーカー品) 2.本体140(W)×140(D)×220(H)mm 550g 6Cはカラーで見えるという人に 6CBRはカラー/白黒/反転、白黒レベル調整有 手帳を交付されている方は、日常生活用具の拡大読書器で給付を受けられます。その場合、多くの自治体で、給付限度額は\198,000となっており、これに対し原則1割の自己負担が必要です。給付限度額よりも高価なモデルを申請の場合、超過額は自己負担です。この自己負担額の合計で給付が受けられます ②の系統で代表的なモデル ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-7S 構成 \198,000- 1.ノート型7インチ液晶の付いた本体 230(W)×170(D)×40(H)mm 約950g 2.簡単操作アクリル板 3.スキャナー(A4サイズ取込型) 430(W)×300(D)×45(H)mm 約2.5kg 液晶は7インチです。音声で読み上げもできるモデルで、拡大読書器の給付限度額と同額なので、原則1割負担で給付が受けられます ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-9S 構成 \208,000- 1.ノート型9インチ液晶の付いた本体 250(W)×170(D)×40(H)mm 約1.1kg 2.簡単操作アクリル板 3.スキャナー 限度額より超過している額は自己負担です。 ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-15S 構成 \238,000- 1.ノート型15.4インチ液晶の付いた本体 360(W)×270(D)×40(H)mm 約2.8kg 2.簡単操作アクリル板 3.スキャナー 限度額より超過している額は自己負担です。 『 音声で読み上げもできるモデルのシリーズ には、200万画素カメラ使用モデルもあります』 ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-7C \218,000- 構成 1.ノート型7インチ 2.簡単操作板 3.カメラ ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-9C \228,000- 構成 1.ノート型9インチ 2.簡単操作板 3.カメラ ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-15C\258,000 構成 1.ノート型15.4インチ 2.簡単操作板 3.カメラ これらのノート型液晶の付いた本体は、OSはWindows XPで動作しています。 この他のモデルや、開発中のモデルについての情報は、下記へお問い合わせください 拡大読書器で読める世界を拓く   〒191-0055 東京都日野市西平山5-23-12   アイネットワーク有限会社    電話&FAX 042*583*7450    e-mail aivision@js7.so-net.ne.jp  ◎アイビジョンはアイネットワークの登録商標です 「 東京及び近県の場合、ご自宅へ複数のモデルを持参し、お試しいただくサービスをしております。費用は一切無料です。拡大読書器の担当は宮武(みやたけ)です 《 <広告おわり> (裏表紙) 1971年 8月 7日 第三種郵便物認可(毎月6回 1の日・6の日発行) 2009年5月27日発行 SSKA 増刊通巻6589号 あぁるぴぃ 第51号 KANAGAWA 2009 summer 編集後記 ◆「神奈川支部の活動《のページでは毎号、支部関連の予定とその報告などを掲載しています。趣味の集まりから、得々講座やミニ集会などの定例行事、保健所での講演・交流会のサポート、「世界網膜の日《など国際イベントまで様々。いずれも自分たちを含め会員の生活向上を目指し、限られた時間の中で議論し試行錯誤しながら実施しています。  支部の活動といえば、この会報誌もその一つ。  どなたか制作(ワード使用)をお手伝いしていただける方はいらっしゃいませんか。 (T) JRPS神奈川支部事務局/支部長連絡先  支部長 佐々木 裕二   TEL/FAX : **********   〒256-0812 小田原市国府津**********   E-mail / ********** 発行人 身体障害者団体定期刊行物協会 東京都世田谷区砧6*26*21 編集 JRPS神奈川支部会報編集部 佐々木 裕二   〒256-0812 小田原市国府津**********   TEL/FAX : ********** http://www.rp-k.com 定価 200円