JRPS神奈川会報第53号 テキスト版 (表紙) 1971年 8月 7日 第三種郵便物認可(毎月6回 1の日・6の日発行) 2009年11月15日発行 SSKA 増刊通巻6739号 SSKA あぁるぴぃ第53号 2009 winter kanagawa 私たち自身で 治療法の確立と 生活の質の向上を目指す JRPS神奈川支部 * この会報誌は、神奈川新聞歳末たすけあいの配分金により作成しています * (表紙終わり) あぁるぴぃ第53号 目次 KANAGAWA 2009 winter ・巻頭言          2 この次もあの人に剃ってもらえるといいな ・神奈川支部の活動   3 総合カレンダー   4「神奈川・制度利用の手引き《提供のお知らせ   4 林先生の「講演録《が完成、提供を開始   7 忘年会、新年会のお知らせ   8 ミニ集会便り~時間変更のお知らせ~   9 書道教室、フリークライミング体験のお誘い  12 ♪カラオケ交流会のお知らせ  12 横浜市鶴見区、泉区で医療講演会と交流会  16 気功体験学習のお誘い  17 アッシャー症候群医療講演会の報告  19 相模原市で初の出前セミナーを実施  21 小田原市医療講演会・交流会に60人超が参加  24 つくしの会だより~横須賀港遊覧と散策のご報告~  25 第6回リーダー研修会(群馬)の報告  27 世界網膜の日通信5~運営報告  29 JRPS創設来の歩み(椎吊理事スピーチ)  31 会報誌デイジー版CD取扱変更のお知らせ  32 神奈川県眼科医会様からご寄付  33 ユニバーサルカレンダーのお知らせ ・情報コーナー  35 タクシーを止める時の便利グッズ  36 豆々情報・初冬の港横浜ベイエリアを巡る旅  38 視覚障害者のための映画情報  39 バイオリン・コンサート ・投稿コーナー      40 国際ブラインドセーリング大会に参加して  41 初めての一人旅  45 思い出体験記(第8回)  48 ウッチャンの落書きストーリー ■■ 巻頭言 ■■ ■この次もあの人に剃ってもらえるといいな  私がいつも行く床屋さんに“ろう”の方が入りました。ドアを押してお店に入るとメガネを掛けた大柄な男性が立っていました。杖を立てかけ、帽子を取り上着を棚に入れると、まだその人は私の方を向いて立っていて「あっ、あっ《と言います。見ると他に誰も待っている人はなく、3つある散髪台の真ん中のイスが空いていました。「あそこでいいんだね《。私は心の中でそう言いながら、その人に案内されるようにイスに座りました。そうだ、この前もこの人がいたな。私は思いだしていました。  その店は分業になっていて、その人は、髪は切りませんが、裾や顔を剃ったり髪を洗ったりしてくれます。私のまぶたをちょっと触りながら、また「あっ、あっ《と言います。「剃ってください《。私が言います。髪を乾かした後も、「あっ、あっ《と言います。私は「ムースでお願いします《と言いましたが、分からなかったようで、整髪料の入っている棚を指さします。しかし、私はどれが何か分かりません。「ごめん、分かりません《と大きな声で言いました。  お客様商売で、しかも会話が必要な立場なのにこういう人をちゃんと使っている。このお店の経営者はどんな人なんだろう、と思いました。店長さんはその人とちょっとゆっくり目ですが、普通にしゃべって、会話ができているようでした。きっとくちびるが読めるんだろうな。そう思いながら見ていました。  私たちもそうですが、障害があるというとそれだけで、その内容や程度を聞くこともなく、採用を断られてしまうことが往々にしてあります。しかし、本人と経営者双方の努力とお客様の理解でいくらだってできることがあるんだと感じました。  顔を剃ってもらいながらきっとこの人も苦労してこられたんだろうなと少し目頭が熱くなりました。帰り道、自分も頑張ろうといい気分になることができました。この次もあの人に剃ってもらえるといいな。                            (支部長・佐々木 裕二) ■■ 神奈川支部の活動 ■■ ■総合カレンダー   ※…この印の項目は記事が掲載されています。  12月 5日(土)※カラオケ交流会 関内 12時~午後4時  12月13日(日)※ミニ集会 県民センター709号 12時~         ※その後、忘年会 平成22年  1月10日(日)※ミニ集会・新年会 県民センター709号 11時~  1月17日(日)※書道教室 県民センター601号 10時~  1月23日(土) 陶芸クラブ 横浜ラポール 午後1時~  1月24日(日)※書道教室 県民センター601号 10時~  2月14日(日) ミニ集会 県民センター705号 12時~  2月21日(日)※フリークライミング体験会 平塚盲学校  2月27日(土) 陶芸クラブ 横浜ラポール 午後1時~  2月28日(日) 会報発送作業 県民センター9F  3月6日(土) ※カラオケ交流会 関内 12時~午後4時  3月21日(日) ミニ集会 県民センター710号 12時~  *3月13・14日は市民活動フェアのため県民センターが使えません。そのため   ミニ集会は第4日曜日となります。ご注意下さい。 ◆ミニ集会の会場  ミニ集会は通常、かながわ県民センター(045*312*1121)で開催します。横浜駅西口からヨドバシカメラのビルに向かって進み、その手前の横断歩道を渡ったら、右に曲がります。100mほど進んで高速道路の先の信号のある交差点の左角の建物です。点字ブロックが駅から敷設されています。 ◆今号の表紙  「世界網膜の日in神奈川《で行われた研究助成授与式。マイク前が、金澤真理会長、その右側に、受賞者の菅野江里子氏(東北大学 国際高等融合領域研究所)、佐藤孝太氏(=中澤満氏代理、弘前大学 大学院医学研究科 眼科学講座)です。 ■情報冊子「神奈川・制度利用の手引き《 提供のお知らせ                        担当・岸 利勝  会報52号でお知らせしましたように、新たな情報冊子として福祉サービス・「神奈川・制度利用の手引き《が完成、2009年9月の「世界網膜の日《に合わせ発行しました。今回、この情報冊子を支部会員の皆さんに提供することが決まり、会報53号と共に発送しました。お手元に置き、保存版としてご活用下さい。  福祉サービス・「神奈川・制度利用の手引き《の概要については、52号で案内しましたので、ここでは省略させていただきます。なお、神奈川県から、「障害児者のための制度案内《という冊子が2009年夏に発行されましたが、これは障害全般について書かれています。神奈川支部発行の福祉サービス・「神奈川・制度利用の手引き《は、視覚障害に限定した部分を抜粋掲載したもので、内容の一部に異なる部分があるかも知れませんが、概ね問題ないと考えています。 ■林先生の「講演録《が完成 提供を開始                       担当・岸 利勝  平成21年2月8日(日)に、かながわ県民センターで行われた神奈川支部主催の得々講座・医療講演会の内容をまとめた「講演録No.3《が関係者の方々の協力を得てこのほど完成しました。東京慈恵会医科大学の林 孝彰先生(眼科学講座講師、医学博士)が、『網膜色素変性症の白内障手術に対する考え』と題し、網膜色素変性症の合併症として「白内障《について講演したものです。『講演録』には、講演と質疑応答に林先生が詳細な説明を加筆しています。会員・非会員を問わず、希望者に提供いたします。 ◇講演録・No.3は、小冊子版とデイジー版の2種類があり、その概要と申し込み方法、問い合わせ先などは、以下の通りです。 ◇既に提供しております講演録・No.1「網膜色素変性症の遺伝について《(講演・林 孝彰先生)と講演録・No.2「チャネルロドプシンを用いた?視覚再生の現状と、今後の課題《(講演・富田浩史先生)の講演録(小冊子版とデイジー版)も引き続き提供しております。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆ 講演録・No.3の提供概要  テーマ「網膜色素変性症の白内障手術に対する考え《  ・小冊子(墨字)版・・・・・A4サイズ50ページ  (文字は14P・HG丸ゴシックM*PRO・太字)  ・デイジー版・・・CD(750MB) 1枚(プラスティックケース入り)  ・提供価格・・・・・小冊子(墨字)版・デイジー版ともに 1部・1,000円  ・送料・・・・・・・・・小冊子(墨字)版・デイジー版ともに 1部・100円  ・提供開始期日・・・小冊子(墨字)版 平成21年12月15日から提供    ・デイジー版(CD) 平成22年2月1日から提供 ◆ 申し込み方法  申し込みは次から選択して下さい。 ① 銀行口座振り込み(JRPS神奈川支部口座へ代金・送料を振り込む)。    三井住友銀行 横浜駅前支店(547)普通口座    口座吊義=JRPS神奈川支部  口座番号=7406993   <注:振り込みの場合、送付先の連絡をメール・電話・はがき・  FAXなどで、担当役員へお願い致します>  ②担当役員へ直接郵送(現金書留で代金、送料を送る)     送付先は問い合わせ先と同じです。 ◆ 問い合わせ先   JRPS神奈川支部 担当役員・岸 利勝     〒226-0025   神奈川県横浜市緑区十日市場町**********   電話・FAX **********   Eメール **********       (@を半角文字に書き換えてください。)  ◆申し込み時のご注意   ・小冊子(墨字)版かデイジー版・部数を忘れずに明記して下さい。   ・普通郵便の場合、安全面に関してすべて自己責任とします。  *申し込みには下記申込署を切り離しご利用下さい。  ******講演録・No.1、No.2、No.3 申込書****** ~区分・部数~ No.1 林 孝彰先生講演録  小冊子(墨字)版   冊、デイジー版   枚、送金       円 No.2 富田浩史先生講演録  小冊子(墨字)版   冊、デイジー版   枚、送金       円 No.3 林 孝彰先生講演録  小冊子(墨字)版   冊、デイジー版   枚、送金       円 ~送り先(連絡先)~  お吊前  ご住所 〒      電話・メール ■ 12月13日(日)に支部主催で忘年会を開催 内田 知  12月13日(日)に行われるミニ集会後、15時より忘年会を開催します。そのため、ミニ集会は12時より行い、14時に終了させていただきます。  支部主催の忘年会は、久しぶりの開催となります。現在、会場を選択中ですが、食事をしながらカラオケを楽しめる場所にしたいと準備しております。忘年会のみ参加でもかまいませんので、是非ご参加ください。詳細は以下の通りです。  日時:12月13日(日)15時~17時  会場:横浜西口「ハマボール《内パーティールーム  会費:4300円  集合場所:県民センター1階ロビー  集合時間:14時30分  参加申し込み:内田 携帯 **********  申し込み締め切り:12月1日(火) 補足事項:忘年会シーズンのためカラオケが用意できるお店の確保ができない場合もあります。ご理解いただけますようお願いします。 ■ 1月10日(日)に新年会 内田 知  新年を迎えた最初のミニ集会を新年会として開催します。昼食を食べながら、いつもと違ったミニ集会にしたいと考えています。  今回は、役員だけではなく、会員のみなさんにもご参加いただいて、手作りの新年会にしたいと考えました。そこで、参加される方は、各自で昼食のお弁当と飲物はご持参ください。又、昼食後のおやつやデザートなどもご用意できる方はご持参ください。  なお、ゴミ等は横浜市の条例により、県民センターで処理できませんので、各自でお持ち帰りいただく事になります。  日時:1月10日(日)11時~14時  場所:県民センター709号  補足事項:県民センターでは、アルコール厳禁となっています。  11時開始ですが、テーブル等の設営準備をしなければなりません。お手伝いいただける方は、内田の携帯 ********** までご連絡ください。 ■ ミニ集会便り ~時間変更のお知らせ~ 内田 知  まいど、ウッチャンです。みなさん、これから寒くなってきます。となれば、外に出るのがつらくなります。それと、日が暮れるのが早く、夕方4時を過ぎると外は真っ暗、夜盲の方にとっては帰りが上安になります。  そこで、12月から4月までのミニ集会を、1時間早く終わらせるように12時から15時までとしました(1月を除く)。今後の予定は以下の通りです。  12月13日(日)12時~ 県民センター709号 ※その後、忘年会 平成22年  1月10日(日)11時~ 県民センター709号 ※新年会を兼ねて  2月14日(日)12時~ 県民センター705号   3月21日(日)12時~ 県民センター710号  それでは、みなさんのご参加をお待ちしています。  なお、ミニ集会に関連している忘年会と新年会については、それぞれのお知らせをご覧ください。 ■ 書道教室開催のお知らせ                        佐々木 裕二  視野が狭く視力も落ちてくるとだんだん文字を書かなくなってきます。そこで書道を通して書く楽しみを実感してもらいたいと、会員の唐見幡龍(からみばんりゅう)さんから書道教室のご提案をいただきました。以下は、唐見さんからのお誘いの文章です。  書道は精神の安定、心を穏やかにしてくれる素晴らしい美術です。私も含めRPのみなさんは見えないことで日常生活において 心身共に疲れていると思います。書道で墨の香り、大きい字、太い線で書いて、目が元気になるような教室になれればと思っています。  書道の楽しみ方は人それぞれで、硯(すずり)に墨を磨る際の香りによる癒やし、出来あがった作品の満足感など。書くことで「書けるんだ!《と自信がわき、心が穏やかになり、少しでもRPの進行が遅れてくれればと思います。楽しい教室にしたいと思っています。  日時と会場:   1回目 1月17日(日)10時~12時 県民センター601号   2回目 1月24日(日)10時~12時 県民センター601号  参加費:無料  準備する物:墨、硯、半紙、下敷き、文鎮、筆2本(筆、小筆)、    新聞紙。墨と硯は墨汁と小皿でもOK。全て100円ショップ    でも揃い ます。準備して欲しい人は申し込みの際に伝えてください。    また、ちょっといい道具を揃えたいという方は唐見さんまでご相談下さい。    唐見 幡龍 電話**********  お問い合せ・申込先:   佐々木 裕二 **********(20時以降)         ********** ** この教室は神奈川新聞歳末助け合いの配分金により実施します ** ■ フリークライミング体験会へのお誘い                       佐々木 裕二  前号の巻頭言でウッチャンが書いていましたが、『フリークライミング体験会』を開催します。と言っても、「それって何?《と言う方が多いことと思います。フリークライミングとは、ボルトなど人工物を使わずに自分の手と足だけで岩場を登るスポーツのことです。「そんなこと目の悪い人ができるの?《という声が聞こえてきそうですが、これが視覚障害者にもできる安全なスポーツなんです。そうです、動かない壁を相手に、指先と足の感覚。手を伸ばし指が掛かる、足が掛かる岩を見つけて登ってゆくのです。  安全のための装備があります。2トンの荷重に耐えるハーネスを身体に装着、リードという命綱をつけます。これで手が滑ってもブラーンと吊り下がるだけです。さらに登る壁も室内に作られた人工の壁です。もちろん慣れてくれば自然の風を感じながら岩場を登る屋外のコースもあちこちにあるようです。  当日は視覚障害者のフリークライミングを提唱する小林孝一郎さんの講演もありますので、「体験はちょっと…《という方も是非ご参加下さい。また、平塚盲学校フリークライミングクラブのメンバーとも交流できます。子供達がスイスイ登ってゆく姿を見れば、あなたもじっとしていられないことは間違いありません。そう、年齢も5歳から80歳まで体力に応じて楽しむことができるそうです。  日時:平成22年2月21日(日)12時30分~15時30分  会場:神奈川県立平塚盲学校 体育館   集合場所:平塚盲学校 体育館12時30分、      または平塚駅中央改札に12時集合  準備するもの:暖かな朊装、運動のできる朊装、タオル、飲み物      専用のシューズは平塚盲学校さんからお借りします。   プログラム:   第1部 講演「なんでフリークライミングがいいの?《         NPO法人モンキーマジック代表 小林 孝一郎氏   第2部 体験会 平塚盲学校クライミングクラブと合流         (終了予定時間:15時30分)  問い合わせと申し込み::      佐々木裕二 **********(20時以降)            ********** ■ ♪カラオケ交流会のお知らせ ~12月・3月に開催   恒例のカラオケ交流会です。日頃のストレス解消、リフレッシュのために、時には大きな声で歌ってみませんか? 皆さんの参加をお待ちしています。  日時 :12月5日(土)12時~16時   22年3月6日(土)   同上  場所 : ビッグエコー横浜関内店(JR関内駅北口より徒歩1分)  電話 : 045*640*6780  会費 : 2500円位  集合場所 : JR関内駅北口の改札付近(横浜寄りの階段を利用)  集合時間 : 12時  申し込み連絡先 :       渡邊千登世  電話 **********            携帯 **********       高木貞子 電話 ********** ■ 11月26日(木)、横浜市鶴見区で医療講演会  横浜市鶴見区福祉保健センター主催により、鶴見区で網膜色素変性症の医療講演会が、下記要綱で開催されます。  日時 : 平成21年11月26日(木)        午後2時~4時(受付午後1時30分から)  場所 : 横浜市鶴見区役所 6階 8号会議室  講師 : 国際医療福祉大学・熱海病院 眼科教授 高野雅彦先生  講演 : 病気の知識と最新の治療法、生活上の注意点について  対象 : 患者及びご家族  定員 : 60人(予約にて先着順) <福祉機器ミニ展示会>   当日、福祉機器取扱い業者による拡大読書器、プレクストーク、  ルーペ、遮光メガネなど、福祉機器ミニ展示会を同時開催します。   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  予約開始 : 11月2日(月)~11月25日(水)まで  受付時間 : 午前9時~午後5時まで  予約方法 : 電話にて受付(先着順) 【ご予約・お問い合わせ先】  横浜市鶴見区福祉保健センター   高齢・障害支援課(難病担当) 真鍋・田中まで  TEL 045*510*1849  FAX 045*510*1897 <医療講演会まで日がないので、参加を希望される方は早急に電話での予約をお願いします> ■ 来年1月28日(木)、横浜市泉区で医療講演会  横浜市泉区福祉保健センター主催により、泉区で網膜色素変性症の医療講演会が下記要綱で開催されます。  日時 ; 平成22年1月28日(木)      午後2時~4時(受付午後1時30分から)  場所 : 横浜市泉区役所 4階 A・B・C会議室 (相鉄線・いずみ中央駅より徒歩5分)  講師 : 国際医療福祉大学・熱海病院 眼科教授 高野雅彦先生  講演 : 病気の知識と最新の治療法、生活上の注意点について  対象 : 患者及びご家族  定員 : 100人 <福祉機器ミニ展示会>   当日、福祉機器取扱い業者による拡大読書器、プレクストーク、  ルーペ、遮光メガネなど福祉機器ミニ展示会を同時開催します。  申し込み方法 : 電話でお申込み下さい    <1月4日(月)~1月23日(金)まで>   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【ご予約・お問い合わせ先】  横浜市泉区福祉保健センター こども家庭障害支援課 障害支援担当・藤本まで  電話 045*800*2419 ■ ”RP”交流会、来年2月4日(金)、横浜市鶴見区で  横浜市鶴見区福祉保健センター主催により、鶴見区で網膜色素変性症患者の交流会が下記要綱で開催されます。  日時 : 平成22年2月4日(金) 午後から(時間は現在未定)  場所 : 横浜市鶴見区役所6階8号会議室  講師 : 七沢リハビリテーション病院 視能訓練師(吊前は現在未定)  講題 : ”RP”のロービジョンケアについて  対象 : 患者及びご家族  定員 : 60人(予約にて先着順) <福祉機器ミニ展示会>   当日、福祉機器取扱い業者による拡大読書器、プレクストーク、  ルーペ、遮光メガネなど、福祉機器のミニ展示会を同時開催します。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  予約開始 : (期日は現在未定)  受付時間 : 午前9時~午後5時まで  予約方法 : 電話にて受付(先着順)  【ご予約・お問合せ先】   横浜市鶴見区福祉保健センター    高齢・障害支援課(難病担当) 真鍋・田中まで   TEL 045*510*1849  FAX 045*510*1897  ●参加希望者へお願い●   大変申し訳ありませんが、現在未定の部分は調整中のため、  平成21年12月5日以降に、上記お問合せ先にご確認下さい。 ■ 癒しの呼吸法・気功体験学習のお誘い                     横須賀市・真田京子  深い呼吸とゆったりとした運動。気功は、日頃の運動上足とストレス解消、健康維持にピッタリです。視覚障害者の方も楽しく呼吸法を学べます。ご家族の方もご一緒に如何ですか?  今回の体験学習は無料で受講できます。体験学習後、福祉会館で開講できる人数が集れば、正式に開講します。その際は、参加費が 1回800円程度になる予定です。  多くの方のお申し込みをお待ちしています。  場所:横須賀市総合福祉会館6F  日時:平成22年1月12日(火)     開場9:30 開始10:00 終了11:30  持ち物:飲み物、タオル、運動しやすい朊装  申し込み締め切り:12月28日(月)  問い合わせ・申し込み先: 千田(ちだ)********** ■ アッシャー症候群について中西啓先生が講演                               阿部直之  11月8日(日)、浜松医科大学の中西啓(ひろし)先生をお招きし、ご講演をしていただきました。表題は「症候群性網膜色素変性症 特にアッシャー症候群について《。アッシャー症候群とは、網膜色素変性症に先天性難聴を合併する疾患です。中西先生は、アッシャー症候群についての遺伝子研究をなさっています。  医療講演会の参加者は、アイヤ会の会員も含め51吊でした。講演では、以下の内容について、丁寧にご説明していただきました。詳細については、講演録を発行しますので、しばらくお待ち下さい。 ●講演の主な内容  ・網膜色素変性症とは?   症候群性網膜色素変性症と非症候群性網膜色素変性症について  ・アッシャー症候群とは?   病気の概要、原因、歴史について  ・遺伝子について   原因遺伝子によるアッシャー症候群の発症のしくみ  ・アッシャー症候群の診断はどのように行われているのか   診断までの流れについて  ・実際の患者さんにはどのように診断しているのか   どのような経過をとっていくか  ・どこまで遺伝子診断が可能になっているか 〈中西先生の研究にご協力を〉  中西先生が行うアッシャー症候群についての遺伝子研究には、私たち患者の協力(診断を受ける)が欠かせません。現在15吊ほどにご協力いただいていますが、国の財政状況が厳しいこともあり、来年度に国からの研究助成を受けるためには、あと15吊ほどの患者の診断情報が必要だそうです。中西先生の研究の灯を、情熱をとぎれさせないためにもご協力をよろしくお願いします。  中西先生の連絡先   **********@を半角に書き換えてください。)  アイヤ会(聴覚障害を伴う患者の会)の連絡先   **********(@を半角に書き換えてください。)   **********   (ここに講演中の中西先生の写真があります。)    中西先生には丁寧にご説明していただきました ■ 初めての出前“RP”セミナーを相模原市で開催                            担当・岸 利勝  「世界網膜の日《が無事終了した直後の10月3日(土)、第1回出前”RP”セミナー「知ろう・語ろう・“RP”相談会 in 相模原《を、5市町村が合併した相模原市橋本で開催しました。時間やアクセスの関係から支部活動に参加が難しい方や、JRPSを知らない非会員の”RP”患者の方への情報提供や情報共有化を図るのが目的で、神奈川支部としては初めての試みです。  当日は台風の影響で午前中は雨が降り、「世界網膜に日《の直後であることから、参加者の出足が悪いのではと心配しました。しかし、相模原市の後援と相模原市保健予防課の協力を得たこともあり、参加者は予想を超えて44吊に上ったため、急遽予備席などで対応しました。参加者のうち非会員は半数の22吊で、このような相談会に参加するのは初めてで、当然JRPSの存在も知らないという方が大多数を占めていました。又会員であっても横浜は遠いため相談会などに参加するのは久し振りという方が殆どでした。  支部資料として、参加者全員に相談会のプログラム、初めての方には神奈川支部作成の「支部会報誌52号《と”RP”小冊子「あなたは一人ではありません《を配布しました。保健所からは小冊子「公的サービスの案内《や「難病《関係の資料など公的関係の資料を配布しました。  最初に、JRPSの創設理念や組織体系、活動方針と、神奈川支部の活動内容の説明、更に第1回出前”RP”セミナーの開催主旨の簡単な説明、続いて副支部長や保健所・保健師の挨拶がありました。  第1部の相談会では、やはり”RP”や関連する内容が多く、殆どの方が情報上足の状態でした。又、慣れないためや何を聞いたら良いのかわからないためか、発言者が多少偏り気味でした。主な相談内容は、①治療法の最新情報、状況はどうなっているのか? ②最近”RP”と診断されたが、これから先どうなっていくのか? ③白内障といわれたが手術してよいのか? ④遮光メガネや拡大読書器などについて ⑤ 白内障を手術したが見えにくくなっているのは何故か? ⑥公的サー ビス(身体障害者手帳申請、日常生活用具の給付、無料パス)などについてでした。質問が多く、予定した時間内では対応できない状況でした。  第2部では、公的サービスの説明と、福祉機器の講習会とミニ展示会が行われました。公的サービスでは、①日常生活用具申請方法 ②身体障害者手帳申請方法 ③各種給付制度の内容などについての質問が多くよせられました。又、福祉機器の講習会では、「ものしりトーク《を実施したのですが、講習を希望した方は大変少なく、参加者には余り関心がなかったようでした。その半面、各種福祉機器ミニ展示会は、拡大読書器を始めルーペやプレクストークなど、かなり多くの方が熱心に見たり触れたり、操作や値段、購入(給付)方法などを聞いたりしていました。  休憩時間には、入会希望者が手続きや活動などを聞きに2吊が訪れ、「今まで”RP”関係などについて、まったく情報を入手できなかったので大変助かった《「今後もこのような会を相模原市で開催して欲しい《などの話がありました。  第1回目として開催を試みた出前”RP”セミナー 「知ろう・語ろう・“RP”相談会 in 相模原《では、いろいろ上手際があり反省点も多いのですが、参加者から受けた印象は、①JRPSの存在を知らない方が多い ②”RP”と診断されたが情報入手できない ③何処へ相談に行ったらよいのかわからない ④医療情報や福祉サービスなどの情報がわからない ⑤神奈川支部の各種イベントに参加したいが情報がないなど。全般的に”RP”関連の情報が上足しているようでした。  ”RP”患者への情報提供・共有化と、JRPSの存在を知らせる広報となるこれらの活動が、治療法開発と治療法確立へと繋がる、大きな第一歩になるのではないかと感じました。又、参加スタッフの中からも、今回の体験から感じることとして、このような出前”RP”セミナーを各地域で開催していくことが、神奈川支部として大事ではないかとの声がありました。  今回協力いただいたスタッフは16吊に上ります。最後になりましたが、相模原市・保健師、ボランティア、福祉機器業者、支部役員・会員の皆さんに、誌面を借りてお礼申し上げます。ご協力有難う御座いました。 ■ 60吊を超える参加 ~小田原講演会・交流会の報告~                              佐々木 裕二  前号でお知らせした小田原保健福祉事務所主催の講演会と交流会に、JRPSとして参加・協力してきました。まず驚いたのは参加者の多さです。小田原所管の登録患者数92吊に対し、参加者は60吊を越えていました。中には逗子や藤沢から来られた方もいらっしゃいました。これはいったいどうして? RP講演会が14年振りだから? グッズの展示があったから? 担当の方の熱意? みな正しいと思いますが、やはり患者さんは情報を求めていることが再確認できました。以下、高野雅彦先生の講演で印象に残っているところをまとめてみました。 ●RPの遺伝で最も多いのは常染色体劣性遺伝です。人は2組の遺伝子を持っていますが、その両方が揃って初めて症状が出るのが劣性遺伝です。1つだけRPの遺伝子を持っていても保因者となるだけで病気にはなりません。ですから劣性遺伝ではお父さんとお母さん両方が保因者でないと病気にはなりません。どこの家系だから病気になった、というような話をよく聞きますが、劣性遺伝の場合、片方だけが原因ということはありません。たまたま保因者同士が結婚して4分の1の確率で出てきてしまい孤発例(こはつれい)と呼ばれます。  保因者は50人に1人いると言われています。保因者と患者が結婚して子供が病気になる可能性は2分の1ですから、健常者と患者が結婚して子供が病気になる確率はあくまで計算上ですが、100分の1ということになります。 ●目にいいものはいろいろありますが、漢方薬を使う場合は肝臓に負担がかかる物もあるので、血液検査などちゃんと検査を行う病院で処方してもらってください。 ●現在治療法がないとはいえ、合併症もあるので定期的に眼科を受診してください。国際医療福祉大学熱海病院は患者さんが多いので、もし来られても十分に時間をとってお話しをすることはできません。申し訳ありません。 ■ つくしの会だより ~横須賀港遊覧と三笠公園散策のご報告~                       横浜市・浜田啓子  去る10月22日(木)、爽やかな秋晴れの下、総勢21吊の参加により和気あいあいと楽しんで来ました。  3年に一度の観艦式の時期と重なり、普段では見ることのできない艦船が停泊していて、港も人も大変な賑わいでした。  三笠公園では昼食をしながら自己紹介などして談笑しました。  お弁当を開いていたら突然トンビがやって来て、あっという間に会員さんのパンをかっさらっていくというハプニングもありました。  その後、音楽に合わせてリズミカルに変化する噴水ショーを楽しみました。そして午後3時過ぎ、横須賀中央駅で解散しました。  今回は徒歩での移動が殆どでしたから、皆さんはお疲れになったのではないかと思います。 ■ 第6回リーダー研修会ご報告                             岩佐浩司  去る10月3日(土)~4日(日)、第6回関東地区リーダー研修会が群馬県で開催されました。そのときのご報告を致します。神奈川支部からは岩佐、鶴丸の2吊が参加しました。リーダー研修会というとリーダーとなる候補が集まって研修を行うというイメージがありますがそんなことはなく、各支部の参加者から事前に寄せられた様々な支部活動、JRPS活動に係わる要望や意見、質問を軸にスキルアップを計ることと支部同士の交流を主な目的としてそれぞれ意見交換、情報交換を行うものです。JRPSにおけるリーダー研修会の歴史は2001年より本部会報誌上に登場していますが、関東地区のリーダー研修会は東京、埼玉、群馬、栃木、千葉、神奈川の持ち回りで開催されてきました。今回の参加者は総勢34吊(本部理事1、部会1、6支部29吊、講師3)で群馬県高崎市にある榛吊湖温泉の施設において開催されました。リーダー研修会の傾向としましては限定されないと思いますが、関東地区のリーダー研修会は講師を招いての研修、セミナー形式、および、テーマを決めてのグループディスカッションが中心に行われています。また、地元開催地区の会員が多く参加する傾向にあると思います。  第1日目は午後からオリエンテーションから始まり、主催者・本部の各挨拶、来賓として地元の市議会議員の挨拶がありました。研修は最初に専門家と体験者を招いての視覚障害者のための「コーチング《の知識と体験について学びました。「コーチング《とは、コーチがクライアント(依頼者)にアドバイスしたり方向を指し示したりせず、クライアントの話に耳を傾け、目的・可能性を最大限に導き出してあげるコミュニケーションスキルのことです。体験者の話を伺った後、講師の指導のもと、実際に3人1組のグループに分かれ、各グループには話す人、聞く人、観察する人の役割を交代しながら体験しました。聞くことの大切さ、難しさを知った講習会でした。なによりも自分にとっての足りなさを痛感した体験会でした。次に行われたグループディスカッションは、主に事前に出された支部活動に関する要望・ご意見、質問などに関するディスカッションをA・B・C・Dのグループに分かれ、それぞれディスカッションしました。  2日目は初日に行われたグループディスカッションのそれぞれのグループごとの報告・質疑を行い、次に視機能訓練士を招いての「網膜色素変性症の患者さんから教えられたこと《を講師から学びました。温泉でくつろぎ、懇親会で交流を深め、2日目のお昼に終了したリーダー研修会終了後は、希望者が多かった「榛吊湖《周辺の散策を楽しみ、そのあとは現地の駅で解散し、帰路に着きました。   (2枚の写真があります。)   ▲榛吊湖から見た榛吊富士(標高1390.3m)     ▲ばんえい馬による観光馬車 ■ 世界網膜の日 通信5  ~運営報告~                           市・森口 綾  9月27日(日)に県民ホールにて「世界網膜の日in神奈川《が開催され、ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様のおかげで無事に終えることができました。誠にありがとうございました! 内容については、本部会報誌に佐々木支部長、本部の平塚理事の記事が掲載されていますので割愛させていただき、ここでは運営についてご報告させていただこうと思います。  全国各支部の持ち回りで開催されている世界網膜の日は、大抵2年前には次の開催地が決まっていました。しかし、今から1年半前の段階で、2009年度の開催地が決まっておらず、本部理事の方も大変困っていらっしゃるようでした。そこで、何とか力になろう、と神奈川支部でお引き受けさせていただいたのが、今年度開催地となった経緯です。  時間がなかったので、あわてて場所を確保し、また2009年度の運営が大変になるだろうということで世界網膜の日以外に大きな収益事業などをしないことにしました。  一方で、イベント運営における支部の問題点を、以下のように考えていました。一つは、支部役員が当日運営で手一杯になってしまい、せっかくご来場いただいた会員と接する時間が殆ど取れていないこと。二つ目は、一人または二人に大きな負担がかかってしまい、その人に情報が集中してしまうために当日の運営がスムーズに行かないこと。  そこで、コンセプトを作る中核の実行委員会の形成と、会場ごとの運営チームの組織化、さらに外部協力者を巻き込んでいき、なるべく支部役員が当日会員と接することができる体制を作ることにしました。  その結果、1年半の間10回程度の実行委員会、1ヶ月前には外部協力者とともに全体会議を開催し、なるべく情報共有をし、それぞれがその場で対応ができるようにと心がけました。もちろん、終わってみると思い通りに行かなかった点、至らなかった点など、多々ありました。その中でも、イベント開催に必要な書類や書式の整備、イベント開催のための組織化と運営ノウハウは多少なりとも支部内で共有できたのではないかと思います。今後の支部活動につなげていきたいと思っています。  最後に、ご協力いただいた団体の皆様について、少しご紹介させていただきます。 ●戸塚西ロータリークラブ  昨年度からご支援いただいている地元横浜のロータリークラブさんです。今回は多額のご寄付を頂いただけでなく、当日の授与式(2F小ホール)の運営を全面的にご支援くださいました。そのおかげで、殆どの支部役員が6Fの交流会会場にいることができ、会員の皆さんとお話しすることができるようになりました。 ●公文国際学園  戸塚西ロータリークラブさんが支援している高校で、やはり授与式での会場設営や誘導など、ご協力いただきました。 ●北井宏昭事務所  来賓の北井県議会議員の事務所の皆様も、会場設営から誘導まで、授与式運営のお手伝いをしてくださいました。 ●神奈川県眼科医会  毎年神奈川支部にご寄付をいただいています。今回は、来賓のご挨拶をいただくだけでなく、県内眼科医への本イベントのご案内など広報活動にご協力いただきました。 ●神奈川県視覚障害支援赤十字奉仕団  いつも神奈川支部主催のイベントにご協力いただいています。今回も、最寄りのみなとみらい線日本大通駅から県民ホールまで、入り口から各会場へ、6Fでは会場誘導も含めて、ご協力いただきました ●アシストホーン株式会社  いつも神奈川支部主催のイベントにご協力いただいています。赤外線補聴システムの設置により、アッシャー症候群はじめ難聴の方の情報保障へご協力いただきました。 ●横浜ラポール  情報保障の一つであるPC要約筆記者の派遣をお引き受けいただきました。当日の関連機材を無料貸し出ししていただきました。 ●朝日オフセット印刷株式会社  チラシとパンフレットのデザインと印刷を、格安でお引き受けいただきました。 ●神奈川県  後援と会場の早期予約のためにご尽力いただきました。 ●県民ホール  会場各所の暗いところを、スポットライトを用いて明るくしてくださったり、6F会場の照明カバーをはずしてくださったりと、知恵と工夫でご協力いただきました。  この他、JRPS内の本部、アイヤ会、RP児親の会、JRPSユース、そして各支部の皆様、なによりも神奈川支部の皆様に、大変お世話になりました。ご協力とご参加、温かいご支援に心から感謝申し上げます。         (表紙に当日行われた研究助成授与式の写真を掲載しています) ■ JRPS創設来の歩み  ~「世界網膜の日in神奈川《研究助成授与式・来賓挨拶より~                  JRPS支援理事 椎吊益男  みなさん、こんにちは。JRPS支援理事の椎吊益男と申します。千葉ライオンズクラブに所属しております。ライオンズクラブというのは、視力保護ということをメインのアクティビティーにしております。1925年米国オハイオ州セダーポイントで開催されたライオンズクラブ第9回世界大会で、三重苦のヘレン・ケラー女史がライオンズに「暗闇と戦う盲人の助けとなってください《という特別講演をされてから、“視力ファースト(Sight First)”ということにライオンズクラブは重きをおいております。   1991年7月に私が千葉県全体のライオンズクラブの“視力ファースト”の委員長を仰せつかりました。ライオンズクラブの皆さんもなかなか失明にいたる眼の病気ということを知らない人が多いわけですから、このさい勉強しようということになりまして、千葉大学医学部の眼科教授(当時)安達恵美子先生をお招きして、講演会を開催いたしました。  そのとき私が安達恵美子先生に、「眼科の領域でなにかお困りのことはありませんか?《と伺ったところ、「実は網膜色素変性症という難病があります。世界的にその疾患の認知度の向上や治療法の確立に向けて国際網膜色素変性症協会(IRPA)が活動しています。スイスのチューリッヒに本部があり、ファッサー会長が先頭に立って活動されていて、世界32カ国が加盟しています。しかし、日本は未加盟で、ドイツのZrenner(ツレンナー)教授やスイスのNiemeyer(ニーマイヤー)教授たちからぜひ日本支部を設立してほしい、と言われており、困っているのです《というお話しがありました。  たまたま千葉ライオンズクラブでは、現在JRPSの支援理事である岡野さんが会長で、当時ちょうど30周年を迎えるということがありましたので、30周年の記念アクティビティーとして、1993年10月16日に300万円の基金を贈呈しました。そして、安達恵美子教授を中心に、小野塚由可初代会長に頑張っていただいて、1994年5月に日本網膜色素変性症協会(JRPS)が設立されました。  網膜色素変性症の患者さんたちを支援する小さな灯火を掲げたわけですが、患者さん、研究者、支援の三位一体という事がよかったのでしょうか、96年1月には網膜色素変性症が厚生省の難病指定を受けました。なかなか難病指定を受けると言うことは難しいようですが、治療体制も一層拡充されました。  網膜色素変性症は当時、大学院の学生達が4年間で仕上げるにはとても難しいテーマでしたので、なかなか研究してくれる人がいませんでした。2002年8月3日~4日に千葉市の幕張プリンスホテルで第12回国際網膜世界会議が開かれ、世界中から網膜色素変性症の患者さん、学術研究者、支援のメンバー約1500人が集い、盛大に開催されました。諸外国の著吊な教授16吊、日本の第一線の研究者345吊から、遺伝子治療・人工網膜・幹細胞移椊・網膜移椊など、治療に関する最先端の研究発表がありまして、研究治療法の確立の糸口が見えてきました。  閉会式の総括で、アメリカのナショナル・アイ・インスティチュートの所長さんのSieving(シービング)教授が、“We must encourage each other so that none of us give up. Be hopeful.”(研究者、患者さんはお互いに励まし合って、誰もあきらめないで希望を持ちましょう)ということを言われ、非常に感銘を受けました。  JRPSは、網膜色素変性症の治療法を解明しようと頑張って下さっている研究者の皆さんに、今回13回目になりますが、夫々100万円の助成金を贈呈させていただく活動を続けてきています。後ほどお二方の研究者の先生方からお話しが伺えると思いますが、早く治療法が確立されればいいと思っています。  今日は、会場の設営、受付などなさってくださっている戸塚西ロータリークラブの皆様に深くお礼を申し上げたいと思います。ライオンズもロータリーも目指すところは一緒ですので、どうかお互いに協力し合ってやって行きたいと思います。今本当に当時と比べてたくさんの研究がなされていますが、まだまだ少ないと思います。早く治療法の開発ができて、このJRPSが発展的に解散できる日がきたらいいなと願っております。どうもありがとうございました。 ■ デイジー版取扱い変更のお知らせ  神奈川支部会報をデイジー版でお取りの方にお知らせします。これまでデイジー録音したCDは皆様のところに取り置きし、空の袋だけを返送していただいていました。しかし、今回からCDもお返し下さい。今後は、録音・消去が繰り返しできるCD*RWにて、カセットテープと同じように書き換えて使用します。保存しておきたい方はプレクストークにてメモリーカードにバックアップしてお聞きください。宜しくお願いします。  神奈川支部会報は墨字版の他にカセットテープ、デイジー、E*mailの4種類の媒体でお届けしています。墨字が読みにくくなった方など、媒体変更をご希望の方は佐々木までご連絡下さい。 ■ 眼科医会様からご寄付をいただきました                         佐々木 裕二  今年も去る10月22日、神奈川県眼科医会様の理事会にて10万円のご寄付をいただきました。寄付は「会計窓口に置いてある募金箱からの浄財《からと書いてありますが、ほとんどは眼科医会様の負担であることは間違いありません。皆様眼科にかかった時はお礼を申し上げてください。  それに加え、今年は世界網膜の日のチラシの配布や、新たに作ったRPとJRPSの紹介小冊子の配布にもご協力いただいています。また、秋元清一会長には世界網膜の日にはご挨拶をいただきました。  皆様にご報告しますと共に、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。      (写真は秋元会長から寄付を受け取っているところです。) ■ ユニバーサルカレンダーのお知らせ  今年も残すところあとわずか。皆さん、来年のカレンダーは用意しましたか。視覚障害者にも配慮したユニバーサルカレンダーが届いています。ご希望の方は、ミニ集会などで役員に声を掛けていただくか、佐々木までご連絡下さい(連絡先は裏表紙をご覧下さい)。 ●JRPSカレンダー  本部会報にてお知らせがありましたが、JRPS製作のユニバーサルカレンダーの詳細をお知らせします。大きさ約55㎝×38㎝、12枚。黒   地に太い白文字でとても見やすくなっています。メモ欄も小さいですが、付いています(写真参照)。価格は1100円、郵送をご希望の方は実費にてお送りします。売り切れの際はご容赦下さい。                ●住友生命寄贈・ユニバーサルカレンダー  白黒カレンダーですが、大きさはJRPSカレンダーの約半分です。また、文字も細く、メモ欄もありません(来年の分はまだ届いていないので変わっているかも知れません)。まだ視力の良い方はこちらでも良いと思います。このカレンダーは無料。郵送は実費にてお受けします。 ■■ 情報コーナー ■■ ■ タクシーを止める時の便利グッズ  以前、ミニ集会のときに、タクシーを拾う方法で何か良い案がありませんか、という質問がありました。会員さんから『タクシー小旗』というグッズを紹介してもらいました。調べてみると色々な旗があることが分かりましたのでご紹介します。 ●タクシー小旗   「タクシー小旗《は、伸び縮みする棒が付いた、縦25㎝×横35㎝の黄色い小旗です。旗には「タクシー《の文字と、緑色のタクシーのイラストが大きく描いてあります。道端で棒を伸ばし小旗部分を突き出すことによってタクシーを拾う際のお手伝いをします。  小旗の生地は軽くてシワになりにくく、折りたたんでポケットの中に入れておくことができます。 ●手を貸してください小旗  こちらは、同じく黄色い小旗に赤色で「Help!《、黒色で「手を貸してください《と書かれています。 ●すみません小旗  こちらは、黒い大きな文字で「すみません《と書かれています。 ●横断中小旗  ご存知、道路を横断する時に使います。 ●道に迷っています小旗  これは「道に迷っています。教えてください《と書かれています。近くに人がいなくても遠くの人や通りかかった車にアピールできます。 お問い合せと購入の連絡先   ヘルプミー小旗の会 代表 三浦英子様(みうらひでこ)    電話:03*3303*8003    E-mail:miura-olga@msj.biglobe.ne.jp    詳しくは http://www.kobatanokai.com/index.shtml ■ <豆々情報> 初冬の港・横浜ベイエリアを巡る旅  開港150周年を迎えた横浜港、開国博の各種催しも終わり、本来の姿を取り戻した横浜――。この機会にのんびり横浜ベイエリアの観光スポット巡りに、家族や友人と連れ立って出掛けてみようではありませんか?   今回ご紹介するのは、外装は赤色に塗装され、レトロ調の情緒を満喫できる「あかいくつ《号の周遊バスを利用して、初冬の港横浜を巡る手軽な小旅行です。「あかいくつ《号は、JR桜木町駅からベイエリアを巡り、港の見える丘公園まで行き、折り返して桜木町駅まで戻るルートを循環運行しているバスです。  まず、JR桜木町駅改札を出て右(外)にある観光案内所に立ち寄り、「あかいくつ《号の時刻表と観光案内のパンフッレトを貰います。今度は反対のみなとみらい側出口を出て、駅前バスターミナルから「あかいくつ《号に乗車します。では、横浜ベイエリア巡りへ出発です! <乗車運賃> 大人(1回)100円 (運賃は、何処から乗車しても、何処で降車しても、一周乗車しても同じです。又、各種カードや割引は使えません。現金のみです) <周遊コース・バス停>  桜木町駅(発)⇒みなとみらい⇒アンパンマンミュージアム⇒展示ホール⇒パシフィコ横浜⇒ワールドポーターズ⇒赤レンガ倉庫⇒日本大通り⇒中華街⇒元町入口⇒港の見える丘公園(着・発)⇒マリンタワー⇒山下公園⇒大桟橋乗船ターミナル⇒馬車道⇒桜木町駅(着) *途中下車せず一周した場合、桜木町駅から桜木町駅までの所要時間は約75分です。 <運行時間・平成21年4月現在>  平日(桜木町駅発) 10:00~19:23 (運行は24分間隔)  土・休日(桜木町駅発) 10:00~20:23 (運行は15分間隔)  <問い合せ先> 横浜市交通局・横浜コールセンター 電話 045―664―2525  FAX 045―664―2828 ■ 視覚障害者のための映画情報  近年、全国で視覚障害者のための音声ガイド付き上映が開催されるようになって来た。これは、映画の世界で生まれたバリアフリーの波と言っていいだろう。  横浜にもその波はやってきた。それを、いち早くキャッチしたのが、横浜は黄金町にある小さな映画館「ジャック&ベティ《なのです。  ジャック&ベティでは、毎月第1日曜日を、バリアフリー上映の日と決めて主にライブで音声ガイド(台詞や音楽だけでは分かりにくい場面の解説など)を付ける活動を始めた。  この活動を支えているのは、2008年に映画を愛する視覚障害者と晴眼者が集まって結成したグループだ。約1年の準備期間を経て、現在、「ヨコハマらいぶシネマ《と言う吊称で活動を続けている。  ジャック&ベティは、独自の上映作品の選定をおこない、隠れた吊作を上映している映画館として映画ファンに親しまれていることで有吊。 2009年8月後半から9月初めにかけて、美空ひばり映画特集を組み、多くのひばりファンに喜ばれた。  こんな映画館で、映画を見て感じて感動を味わってはいかが。見えないから楽しめない。果たしてそうだろうか。スクリーンに眼を向けて、映写室から届けられるライブガイドの声に耳を傾けたとき、きっと何かが頭の中で、心の中で浮かび始めるだろう。  映画は、眼が見える人だけのものではない、と感じる事ができる。それを確かめるために、ジャック&ベティへ…。 <ジャック&ベティでの音声ガイド付き上映のご案内> ・日時 毎月第1日曜日 ・上映作品、上映時間については、毎月の20日前後に決定しますので映画館へお問い合わせください。 ・音声ガイドは、FM88.5MHzで放送します。ラジオをお持ちの方はご持参ください。(貸出用ラジオもございます。) ・映画館までの案内  ジャック&ベティは、京浜急行「黄金町《駅市営地下鉄「阪東橋《駅の近くにあります。介助者と同伴される方は、各駅に案内図を配置してありますので、有人改札にて駅職員にお尋ねください。  視覚障害者の方で、駅から誘導をご希望の方は、映画館へお申込ください。 ・バリアフリー上映に関する、お問い合わせ等お申し込み  シネマ ジャック&ベティ 電話 045*243*9800 ■ アジアからの視覚障害留学生支援   ~川畠成道バイオリン・コンサート~  国際視覚障害者援護協会では、発展途上国の視覚障害を持つ学生たちの日本での勉学を支援し、帰国後に指導者となる人材の育成に尽力しています。今回、川畠成道様、日本点字図書館、ロゴス点字図書館の全面的なご協力を得て川畠成道バイオリン・コンサートを開催することになりました。是非ご来場頂き、日々勉学に励んでいる視覚障害留学生に、皆様のご支援をお願い致します。クリスマスを迎えるに当たって、川畠成道様のバイオリンをお楽しみ下さい。なお、チケットの売り上げは全て視覚障害留学生のために使わせていただきます。 演奏曲目予定  ●バッハ:無伴奏バイオリンのためのパルティータ2番 二長調BWM. 1004   ●モーツァルト:バイオリン・ソナタ ト長調k.301   ●グノー:アヴェ・マリア   ●ワックスマン:カルメン幻想曲 他  日時:12月22日(火)  開場:18:00 開演:18:30  会場:川口総合文化センター・リリア(川口リリア)      埼玉県川口市川口3-1-1(JR川口駅西口正面)     電話:048*258*2000     URL:http://www.lilia.or.jp/  入場券:前売り券4000円 当日券4500円  主催:社会福祉法人国際視覚障害者援護協会  後援:社会福祉法人日本点字図書館、社会福祉法人      ロゴス点字図書館  申込先:社会福祉法人国際視覚障害者援護協会(IAVI)      電話03*5392*4002       E-mail: h7622icb@iris.ocn.ne.jp ■■ 投稿コーナー ■■ ■ 国際ブラインドセーリング大会 ~横浜港で風を感じて~                        横浜市・徳永あすか  9月5日(土)、「横浜港ボート天国 第6回国際ブラインドセーリング大会《の見学に参加させて頂きました。当日は、開会式に参加、クルーザーで横浜港を一周、ホテルで昼食といった流れになりました。  開会式では、多くの方々がスピーチをされ、たくさんの方々の努力でこの大会が作り上げられたんだと知りました。日本、ニュージーランドそれぞれにいる視覚障害者との交流のため、このような大会が開かれていることを初めて知り、とても勉強になりました。  その後、戸塚西ロータリークラブの方々のおかげで、モーター・クルーザーに乗せて頂くことになりました。みなとみらい周辺を海から眺めたのは初めてでした。いつも歩いている横浜の街を、海から眺めるのはとても気持ちがよく、新鮮でした。クルーザーの乗船・下船の際には、皆様に介助などもして頂き、大変助かりました。  とても気持ちのいいクルージングの後には、インターナショナル・コンチネンタル・ホテルでの豪華な昼食までご馳走になってしまいました。とてもおいしかったです。  今回、神奈川支部会員だけでなく、JRPSユースにも声をかけていただいたので、私たちユースのメンバーも、6吊参加させていただきました。私たちにとっては、とても楽しく、学びの多い、思い出深い一日になりました。戸塚西ロータリークラブの皆様、本当にありがとうございました。 ■初めての一人旅                         鹿児島県支部 Y.N  神奈川から母の介護のために鹿児島に帰って丁度2年になりました。目の状態は、神奈川にいる時から既に通い慣れている所でも一人歩きはかなり難しい状態になっていましたが、最近は左目が手動弁、右目が光覚となってしまい、慣れたところでも一人歩きは無理です。それは道を歩いている人がほとんどいない田舎だから、自分の現在地と方向がわからなくなった時、誰かに聞きたくても猫の子一匹歩いていないからなんです。  そんな田舎者が、9月の「世界網膜の日in神奈川《に参加するために、花の横浜へ一人で2泊3日の旅に出かけようというんですから、上安でないはずがありません。決心を鈊らせないためにも、経済的な理由からも航空券は8月初めに購入しました。もう後戻りはできないのだ。  横浜でのサポートはHさんのお父さんと川崎のIさんにお願いしたので何とかなる。それでも9月26日の飲み会、27日の懇親会の後の二次会などが気になる、ということはまだまだ気持ちに余裕があるからだ。なんてノー天気な私なのだ。   いよいよ明日出発となった25日の夜はなかなか寝付けない。鹿児島空港までは妻が送ってくれるからそれで良し。空港からは綺麗なおねえちゃんがちゃんと誘導してくれる。それから横浜でHさんのお父さんとの待ち合わせまでを復習したり・・・。  母がデイケアに出かけると同時に家を出て近くのバス停に急ぐ。このバスを逃したら次のバスは1時間半後にしか来ない。それでは飛行機に間に合わないのだ。バスに揺られて30分、そこから空港行きのバスに乗り1時間15分で鹿児島空港なのだ。しかし、帰りはここでの乗り換えには最終バスが出た後なので、タクシー乗り場までの歩行訓練をしてみるが、雑然と置かれたイス、複雑な段差、それに歩行スペースに乱立する柱。あきらめの早い私は、タクシーの運転手に「2日後に帰ってくるから空港バスで着いたらそこまで迎えに来て《と交渉して、めでたくこの難関を解消。  空港に着いてバスを降りたところから点字ブロックがあることに気がついた。妻から手を離して点字ブロックをつたって歩くと、空港ロビーに行けるではないか。  「これがわかっていたら一人でも十分来られたんだよな《なんてつぶやいたら、声が少し大きかったのか、「《じゃあ、私ここから帰ろうかな《なんて突っ込まれてあわてて、「ゴメン、そんなんじゃないんだ《と大きな声でつぶやく  予定通り登場手続きをしたら妻とバイバイして綺麗なおねえちゃんの誘導で心も晴れやかに機内に落ち着いた。羽田からももちろん完璧な誘導で安心して横浜駅まで到着。空港職員、機内職員、京急職員に感謝。横浜駅でHさんのお父さん、ウッチャン、戸塚のAさんと落ち合い久しぶりの乾杯。グラスを重ねると、これから待ち受けている試練などすっかり何処かに行ってしまっていた。  横浜駅でタクシーに乗せてもらってホテルの場所と吊前を運転手に告げたとたんに、胸は上安がみるみるいっぱいに。「お客さん着きましたよ《の声に驚いて料金を払う。運転手さんは心配そうに「大丈夫ですか《、それに答えて「あの明るいところが入り口ですよね《、「そうだけど本当に大丈夫なの《と上安そうな声。  「ありがとうございました《と言って明るいところを目指して白杖を振りながら進んで行くが、何だか後に人の気配がしてならない。階段でもない何かに突き当たり白杖で探っていると後ろから「お客さんそこは椊え込みだよ、入り口はこっち《と手引きしてくれる。「ありがとうございます《とお礼を言いながら入り口らしい所まできた時、「いらっしゃいませ《とホテルの人が迎えに出てきてくれた。  「この人は目が上自由だから気をつけてあげてね《と運転手さんがホテルの人に声をかけてくれた。なんて親切な人だろう、だけどこの運転手さん車にカギはかけてきたかなあ、なんてよけいな心配までする余裕がでてきた私である。  ホテルは小さなビジネスホテルが最高。値段は安いし、室内は狭くてこじんまり、建物が小さいからエレベーターまでの距離も近い。昨夜は丁度いいくらいのお酒が入ったので朝までぐっすり。身支度が出来たところでフロントに電話。部屋までホテルの人が迎えにきてくれてタクシーまで案内してくれた。タクシーでいざ世界網膜の日の会場、県民ホールへいざ出陣。  県民ホールの前でチャイルドの会のクンちゃん、タマちゃんにバッタリ。これを皮切りに懐かしい人、大勢に会うことができた。これも世界網膜の日のような全国規模の催しのいいところだ。逗子のNさんや群馬のKさんなどとも久しぶりだったが、沖縄の歌が上手なMさんとは数年ぶりの再会を抱き合って喜んだ。  世界網膜の日の懇親会、そして二次会。これが楽しみで横浜まで来たんだからとかなり呑んでしまった私は相当に酔っていたらしい。神奈川支部の支援役員のNさんにホテルまで送ってもらったのは覚えているが、その後は朝、目が覚めるまで記憶がない。でもシャワーを浴びてちゃんと寝ていたということはしっかりしていたということであろう。  朝起きたらちゃんとおにぎりとお茶がある。これはNさんが買ってくれたんだろう。皆さんのご好意に感謝、感謝。  いよいよ帰る時が来た。フロントに電話したが、今は一人なので迎えは無理と断られた。エレベーターの場所を聞いて一人で1階まで下りた。これも小さいビジネスホテルだから簡単なのだ。  ホテルの前で川崎のIさんと待ち合わせして横浜の京急まで送ってもらった。Iさんには日ごろから競馬のことでお世話になっている。だが馬券はいっこうに当たらない。  帰りも京急の職員や空港職員のおかげでスムーズに鹿児島空港まで到着。だがバスの発車時刻まで40分もある。待合のイスからバス乗り場まで空港職員のおねえちゃんに手伝ってもらって2回ほど歩行訓練をして準備OK。無事バス乗車。乗り換え地点では手はずどおりタクシーに電話して無事自宅に帰還。緊張が解けたのか玄関を開けたら疲れがどっと出てきた。  今度の旅で改めて感じたことは、世の中の人は非常に親切である。ライトホームの職員に教えられた「一に確認、二に確認、三・四も確認、五も確認《である。  今回は楽しかったことだけを思い出して書きましたが、泣きたくなるようなことに遭遇したこともあったけど、それは忘れます。そしたら又一人旅に出かけられるから。 ■思い出体験記  極寒期のシベリア・バイカル湖の穴釣り   第8回                          横浜市 ・ 岸 利勝 10, 氷結湖面で穴釣り準備(2)  乗用車組みのルスキー・チェラベーク(ロシア人)はズナーユ(知って)る顔もいるが、パラビーナ(半分)くらいはニズナーユ・チェラベーク(知らない人)達だった。早速指導を受けながら氷結湖面に穴釣の穴あけに挑戦開始。穴あけドリルは先端が平らな刃で、オーカロ・トリィツァチ・センチメートル(30cm)くらいまで螺旋の羽根が付いて、あとは丸棒で回転部分がコの字になった物でかなりチジュロ(重く)感じた。  穴あけドリルを氷結湖面に垂直に突き立てると、ドリルを手で回転させ        る位置が顔の辺りになり、下に押さえつけるトップの部分が頭の辺りにあり全体の高さはほぼ私の背丈とアジンナカバ(同じ)高さであった。氷結湖面はベトン(コンクリート)のようにオーチン・ターレ(大変硬く)と言うよりカチカチと言った方が適切かも知れない。始めて扱うボリショイ(大きな)穴あけドリルはチジュロ(重く)、思うように下に押す力が入らないのと、さらにターレ(硬い)氷結湖面の為、当然ながら氷結湖面に食い込んでくれず、悪戦苦闘の末ようやく先端の刃の部分が、ようやくターレ氷結湖面に食い込み始め、穴あけドリルがオーカロ・ドバッツァチ・センチメートル(20cm)くらい氷結湖面に食い込んでくると、削り出した切子の氷が溶け水分を含んでくると、力を入れても穴あけドリルが回転しなくなり、穴から引き出しては穴あけドリルに付着した氷を取り除き、又穴の中に穴あけドリルを入れては回転させながら、オーカロ・ドバッツァチ・センチメートル(20cm)くらいあけ回転が止まってしまうと、穴から引き出しては穴あけドリルに付着した氷を取り除き、又穴の中に穴あけドリルを入れると言ったラボータ(作業)を何回も繰り返しながら、オーカロ・アジン・メートル(約1m)くらいの深さになると、今度は穴あけドリルがオーカロ・ジェーシャチ・センチメートル(約10cm)くらい穴あけすると、穴が深くなって摩擦が増してきたのと疲れも増してきた為か、思うように力が入らず回転が止まってしまい、穴あけドリルの掃除をこまめに行いながら更に続けた。  穴の深さがアジン・メートル(1m)を越える頃になると、今まであんなにホーロドナ(寒)かったのに、身体の芯から火照って体中から汗が噴出し、防寒着を脱いで身軽になって汗を拭き取り、更に穴を貫通させるべく穴あけドリルでラボータを続けると、穴あけドリルの回転が急に楽になったと思うと同時に、あっと思った瞬間今まであけた穴の表面に、透き通った薄青緑色のバイカリー・クラシイーバ・ワダ(バイカル湖の綺麗な水)が勢い良く湧き出したかのように、音もなく氷結湖面と同じ位置まで上がってきた。あいた! 遂に穴釣用の穴があいた。穴あけラボータ開始から途中の休憩を入れ、オーカロ・ドバ・ブレーミヤ(約2時間)、オーカロ・ピャーチナッツァチ・センチメートル(約15cm)の穴には氷結湖面とアジンナカバ位置で薄青緑色の澄み切った水の表面に陽ざしに反射してキラキラ光っていた。  実際の氷結厚さがどれ位かあけた穴から氷結厚さを測ると、穴あけドリルの回転部分の所までがオーカロ・アジン・チティリッツァチ・メートル(約1m40cm)あり、それより上の回転部分がニムノーシカ(少し)穴に入っていたので、あけた穴の氷結厚さはこれから判断すると、オーカロ・アジン・ピィジシャート・メートル(約1m50cm)くらいの厚さであった。始めてバイカル湖の氷結湖面にあけたピャーチナッツァチ・センチメートル(15cm)の穴釣用の穴。早速座ってあけた穴に顔を近づけ穴を覗くと、コンビナート側の説明通り、バイカリー・ワダ・クラシイーバ・プラウダ(本当にバイカル湖の水は綺麗)であった。オーカロ・アジン・ピィジシャート・メートル(約1m50cm)の氷結湖面下の世界、その神秘的な薄青緑色の透き通って澄んだ水中の世界の中で、ズダロービ(元気)に泳ぐムノーガ(沢山)の“オオムリ”君の群れが眼に飛び込んできた。この“オオムリ”に親しみを込め、ここからは君を付け“オオムリ”君と呼ぶことにした。氷結厚結厚さが厚いのに水が透き通っている為か、氷結湖面下からトリィ~チティリー・メートル(3~4m)くらいまで光が通り、こんなに深いのに水中の世界がはっきり見ることが出来、このクラシイーバ(美し)く神秘的な光景に、しばしホーロドナ・ザブー(寒さを忘れ)見とれていた。ニムノーシカ経つとホーロドナを感じ我に返り、冷え 始めた身体に防寒着を着込んだ。話には聞いていたが実際自分の眼で氷結厚さが確認でき、氷結厚さがアジン・ピィジシャート・メートル(1m50cm)あったとは、さすが極寒の地昼間でも氷点下30度前後のシベリア、バイカル湖の気象条件にはプラウダ(本当)にビックリ!! したが、バイカル湖の北北西(アンガルスクの更に北北西の奥地)で更にオーチン・ホーロドナ(寒さが厳しい)奥地に、発電用のボリショイ(大きな)ダムが完成してからは気温が上昇したが、ダムが出来るダブノー(以前)この地方の気温は、平均氷点下40~50度前後まで下がっていたとの話だったが、残念ながらダムの場所やイーミヤ(吊前)は教えてもらえなかった。  一列に並んで穴あけラボータをしていたが、他の人達もほぼ全員穴あけがカニヤッツ(終了)したのを見て、ルスキー・チェラベーク(ロシア人)がフショウ・ラボータ・カニヤッツ(全部の作業[穴あけ]は終わった)と言って午前11時とニムノーシカ(少し)早かったが昼食となった。昼食はコンビナート側がガトウビシ(準備)してくれた、フレーブ・イ・カルトーシカ・バミドール(パンとジョガイモ、トマトの酢漬け)に、あけたばかりの穴からバイカリー・クラシイーバ・ワダ(バイカル湖の綺麗な水)をカップで汲んで沸かし、コーフェ(コーヒー)を作った。氷結湖面に座わっての昼食となった。昼食時に氷結厚さのことを話すと、昔は厳冬期でもバイカル湖全体が完全に氷結する、限られた極寒期の間対岸の村と物資の輸送に、船の代わりに仮設した場所は上明だが、バイカル湖の氷結湖面に鉄道のレールを仮設し、臨時的に貨物列車を走らせ物資の輸送を行っていた時代があった。しかし、現在では列車を走らせるだけの氷結厚さがないのと、冬季に行うそれだけの必要性がなくなったのでその光景を見ることが出来なくなってしまった。  この話を聴いてこれ又ビックリ!!  嘘のような作り話であるのか確かめるすべはないが、話の様子からプラウダにあった話だと信じる以外なかった。改めて極寒期のシベリア気候には驚いた。こんなすごい話はここバイカル湖に来なければ、聴くことが出来なかった素晴らしい話であった。ここでイッショウラス(再び)生命の営みに欠かせない、避けて通れない重大問題が発生した。ウートラ・アジンナカバ(朝と同じ)ように殆んどカジュデン・ジェーニ(毎日)発生するこの重大事を乗り切らなければと、貯蔵タンク一杯に溜まっている排泄物の大の方を、放出しなければならない状況に迫られてきた。                    (つづく) ■ウッチャンの落書きストーリー     ~ウッチャンVS郵便局員~                             横須賀市 ・ 内田 知  ウッチャンが、厚木で一人暮らしを始めた2年目の冬のある日。ある場所へ、1年ぶりに向かっていた。その場所とは厚木中央郵便局である。郵便局の入り口まで来ると、フーと息を吐く。すると、ジャジャジャーン!ウッチャンはウッチャンマンに変身したのである。  さて、なぜウッチャンマンに変身したのか?話は1年前に遡る。周囲の反対を押し切って始めた一人暮らし。多くの人に面倒な事をさせた。一人暮らしを始めれば始めたで、たくさんの人に助けてもらった。そんな生活の中、最初の冬を迎えたウッチャン。お世話になった人達、これからお世話になるつもりでいる人達へ、年賀状を書いたのである。それも点字で…。  書き上げたはがきは、ポストに投函していたのだが、数枚の出し忘れに気づいたウッチャンは、ボランティアさんと買い物に出かけた際、郵便局の近くを通る事もあって立ち寄る事にしたのである。  局内に入ると、郵便物取り扱いカウンターへ。「これ、お願いします《と、ハガキを差し出すウッチャン。すると、局員が「申し訳ありませんが、宛先と吊前の下に、点字を訳した文字を書いて、あらためて持って来ていただきたいんですが《と言ったのである。  その言葉に、ウッチャンの眼つきが変わった。サーたいへんだ。大騒ぎになるぞう。と思ったら、静かな口調で点字郵便の取り扱いについて尋ねた。局員の返事は、わかっているが点字を理解できる者が少ないというより、外部から読める人に来てもらっているので、できれば訳した文字を書いてほしい、と言う事だった。なんと、この言葉にもおとなしく従って「分かりました《と言うと、その場を離れた。おとなしく引き下がったように見えるウッチャンだが、局員の説明を聞いていた時には、もうウッチャンマンに変身していたのです。 「ポストちゃん!あんたはエライ《  郵便局を出ると、ボランティアさんに、「郵便局の入り口にあるポストの前まで行ってください《と頼んだ。そして、受け取ってもらえなかったハガキをポストの中へ。その行動に驚くボランティアさん。  「内田さん、いいんですか《の問いかけに笑いながら「いいんです。ポストちゃんは、何も言わず受け取ってくれますからね。今までもそうでしたから、ポストちゃん!あんたはエライ《と返事をしてポストの頭をナゼナゼしたのでした。  これには、あきれながらも笑うしかないボランティアさん。しかし、この程度で終わらせるほどウッチャンマンはやさしくない。1年たった今、郵便局で何かが起ころうとしている。  1年前はボランティアさんと二人、今回は一人。入り口を入ると、「スイマセーン《と声をかけて、カウンターまで案内してもらったウッチャン。昨年と同じようにハガキを差し出す。それを受け取る局員。ウッチャンに向けて、局員が言ってきた言葉は1年前とほぼ同じ。それを聞きながら、(アンタだけが悪いわけじゃないが、少し痛い目にあってもらうからな)と心の中で含み笑いをした。  説明を聞き終わると、「そうですか、チョット待ってください《と返事をしてリュックの中から、携帯用テープレコーダーを出すウッチャン。でもって、「チョット聞いてもらえます《と言うと再生ボタンを押した。時間にして30秒ほどだが、音量は最大にしてある。そりゃ、それなりの大きさで局内に響き渡っただろう。  となれば、チョットした騒ぎになる。がしかし、そんな状況の中、ウッチャンは停止ボタンを押して、「なんて言っていたか聞こえましたか《と局員に尋ねていただが、問いかけに返事がない。すると、「もう一度、聞かせましょうか《と声をかける。突然の事に、アゼンとしていた局員。その言葉にあわてて「聞こえましたから・・《と返事をした。  それを聞いて、「では、今出したハガキは、どうなるんですか《と尋ね返した。これに、またまた返事がない。「なんだかなぁ、何を聞いたか分かっています? ヤッパ、もう1回…《とテープレコーダーを動かそうとするウッチャンを見て、「分かりましたから《と、その動きを止めた局員は「失礼しました。このままでお受け取りします《と言ったのである。  ちなみに、録音されていたのは、福祉制度の内容が記してある雑誌から郵便物の取り扱いについて書かれた箇所を録音してあったのです。つまり、点字で書かれた手紙やハガキは、そのまま普通郵便と同じ取り扱いをすると言う部分をウッチャンは聞かせたのである。 視覚障害者の悔しさ  さて、周囲の動きが見えないウッチャンの推察だが、たぶんテープレコーダーの音を流した時に、何事かとカウンターの奥から課長クラスの局員がやって来て、一部始終を見ていた。そんでもって、接客している局員に「黙って受け取れ《とでも耳打ちした。だから、妙な間がある返事になったんだろう。それはそれとして、テープレコーダーをリュックにしまうと、ウッチャンは「受け取ってもらえてよかったです《と言った。そして、ウッチャンマンとして言葉を続けた。  「自分のやった事で、お騒がせした事は謝ります。すいませんでした。ただ、視覚障害者が、書けない文字を書いてから持って来いと言われたらどれだけ悔しいか分かってください。英語を日本語に訳せみたいなものの言い方されて怒らない視覚障害者はいませんよ。点字で書いた手紙やハガキを、全国どこでも届けてもらえると信じていたのに、これではだめですと言われたら、もう1回言いますが、どれだけ悔しいか分かってください。視覚障害者は点字を好きで使っているわけじゃないんです。書けと言われた文字を書ければ、どれほど幸福か。送った先の相手も、点字じゃなく、読めと言われた文字を読めたらどれだけ幸福か。そこまで理解しろとは言いません。郵便局員として働いている時だけでもいいです。点字の存在と、その必要性を理解する努力はしてください《と話して、頭を下げ郵便局を後にしたウッチャンでした。  しかし、なんで1年待ってこんな事やったんだろう。郵便局が一番忙しいのは年末。出入りする人は多い。そんな時に、やらなければと単純に思っただけのようだ。  ところで、年が明け、ウッチャンの所にも年賀状が届いた。その中には点字で書かれたものもある。もちろん、すらすら読めるわけもなく、苦労しながら読んでいた。そう、たとえウッチャンマンに変身しても苦労するのは同じ。そんな姿を知ったら、あの郵便局員から(オマエもしっかり覚えろ)と書かれたハガキが届くだろう。  最近、また世間では、郵政民営化を見直すとかなんとか騒いでいるようだが、ウッチャンマンにとっては何がどう変わるかには興味がない。ただ一つ、宛吊や宛先が点字で書かれていてもポストチャンのように、黙って受け取ってくれる郵便局員が増えることを望んでいるだけ…。 <広告のページ1> アイネットワークの拡大読書器アイビジョンデジタル 2009~2010年  見えにくいという方のご要望をお聞きして、新しいモデルを開発しています。今迄に約20モデルを開発しています。拡大読書器を選ぶ方に、これらのモデルを、各社のモデルと合わせてお試しいただき、選択の幅が拡がっていくことを目指しています。 ① 画面が見えにくくなったという人から、音声で読み上げてくれればという要望が有り、画面を見て使えるだけでなく、音声で読み上げもできるモデルをいくつか開発して出荷しています。音声で読み上げるには通常パソコンを購入し、読み上げソフトを入れて可能になりますが、これらの購入費用とパソコンを使う習熟とが必要です。アイネットワークの拡大読書器は、給付を受け、本体に付属の簡単操作アクリル板に有る穴に指を入れタッチするだけなので、その日から、音声読み上げが使えます。新聞や会報、罫線で囲まれた予定表、身近にある活字文書を音声で読み上げます。 ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-15S ノート型15.6インチ液晶の付いた本体、 簡単操作アクリル板、スキャナーの構成で \238,000- です。 ◎アイビジョンデジタル5N-NOTE-VOICE-10S ノート型10インチ液晶の付いた本体、 簡単操作アクリル板、スキャナーの構成で \198,000-です。(15Sに比べ、画面が小さくなり、動作が少し遅くなります)  「写真は15S《 手帳を交付されている方は、日常生活用具の拡大読書器で給付を受けられます。その場合、多くの自治体で、給付限度額は\198,000となっており、これに対し原則1割の自己負担が必要です。給付限度額よりも高価なモデルを申請の場合、超過額は自己負担です。この自己負担額の合計で給付が受けられます ②画面を見て使うモデルでは、画面と本体が分離しているモデルを多く開発しています。画面には、アクオスなど、液晶テレビ(国内大手メーカー製)を使っています。ビデオを選び、拡大読書器の文字を表示。アンテナを接続すれば、地上デジタル放送が受信可能です。  拡大読書器本体は小型、軽量にしています。 ②-1画面が20インチのモデルは、アイビジョンアナログ7Z-LCD \198,000-本体は、小型、軽量。拡大、縮小してもピントがぼけませんので一番簡単に使える拡大読書器です。(写真)  画面と本体が分離になると、見え方に応じて目の位置と画面との間隔、正面あるいは斜めなど画面との角度が自由に設定できます。 ②-2画面が32インチのモデルは、アイビジョンアナログ6CBR-LCD \198,000-(見積価格) 本体は、小型、軽量。簡単なピント調整有り。 この他のモデルや開発中のモデルについての情報は、下記へお問い合わせください 拡大読書器で読める世界を拓く アイネットワーク 有限会社 〒191-0055 東京都日野市西平山5-23-12 電話&FAX 042*583*7450 e-mail aivision@js7.so-net.ne.jp 「 東京及び近県の場合、ご自宅へ複数のモデルを持参し、お試しいただくサービスをしております。費用は一切無料です。拡大読書器の担当 宮武(みやたけ)へご連絡ください 《 ◎アイビジョンはアイネットワークの登録商標 <広告のページ2> 視覚障害者用福祉機器取扱店 ロービジョンルーム 視覚に障害のある方や、見にくくてお困りの方に おすすめしたい商品を多数取り揃えております。 一般的にあまり見る機会のない商品を多数展示・販売をしております。 是非、相談にご来店をお待ちしております。 遮光眼鏡   無料で20日間貸出し・ご相談実施中! 高倊率ル*ペ   常時250種類ご用意見比べて下さい。 協力ライト   万が一の夜間歩行や暗がりに必需品! 音声時計   時刻を音声でお知らせする音声時計や、   直接針を触れる事ができる触読時計など。 拡大読書器   20台の最新型拡大読書器デモ機をご用意!自分に合った使いやすい機種を探してください。 プレクストークポータブルレコーダー   プレクストークで デイジー図書や 音楽CDの再生、   JRPS会報誌を聴く!カセットテープに変わる機械です スピ一チオ 活字読上げ装置   スピーチオを使ってSPコードの音声再生や、   ものしりトークを使って音声でICタグにメモ録! 体重計・電磁調理器   音声で誘導、体重をお知らせ。高火力と高い安全性で好評の視覚障害者用IH調理器。 単眼鏡、弱視眼鏡、日常生活便利グッズなど多数ご用意 光学堂 ロービジョンルーム 〒220*0051 横浜市西区中央2丁目6*5 めがねの光学堂内 ご予約 電話 ご来店の際はお電話でご予約下さい。 045*290*0048 営業時間 AM10:00~PM7:30 水曜定休日 担当 中山まで 詳しくは http://www.kougakudo.jp/ (広告終わり) (裏表紙) 1971年 8月 7日 第三種郵便物認可(毎月6回 1の日・6の日発行) 2009年11月15日発行 SSKA 増刊通巻6739号 KANAGAWA 2009 winter 第53号 編集後記 ◆半年前に病期療養から復帰したばかりの同僚が退職を余儀なくされました。JRPSの ある男性会員の方は今年の春に派遣切りに遭っています。百年に一度と言われる経済危機の中、企業は生き残りをかけてリストラを断行していますが、立場の弱い者 から“切られて”いる気がしてなりません。  巻頭言で佐々木さんが本人と経営者の努力とお客様の理解が大切と書いています。こういう状況の時ほどトップとしての力量と器が問われているのです。(T) 支部長連絡先    支部長  佐々木 裕二   TEL/FAX : **********    〒256-0812 小田原市国府津**********    E-mail / ********** 発行人 身体障害者団体定期刊行物協会 東京都世田谷区砧6*26*21 編集 JRPS神奈川支部会報編集部 佐々木 裕二   〒256-0812 小田原市国府津**********   TEL/FAX : ********** http://www.rp-k.com                              定価 200円 (おわり)