神奈川支部会報 あぁるぴぃ43号 (表紙) 1971年 8月 7日 第三種郵便物認可(毎月6回 1の日・6の日発行) 2007年 5月12日発行 SSKA 増刊通巻5876号 SSKA あぁるぴぃ第43号 KANAGAWA 2007 summer (戦艦「三笠《の写真があります。) 私たち自身で 治療法の確立と 生活の質の向上を目指す JRPS神奈川支部 (表紙終わり) あぁるぴぃ 第43号 KANAGAWA 2007 summer  目次 ・巻頭言      2 これからのJRPSを考える ・神奈川支部の活動   3 総合カレンダー   4 総会&医療講演会のご案内   5 重要 支部連絡先変更のお知らせ   5 パソコン教室のご案内   6一緒に歌ってみませんか♪カラオケ交流会のお知らせ   7つくしの会だより ・情報コーナー   8 会費紊入のお願い   8 <施設紹介>    ――神奈川県ライトセンター  11 <ロービジョンのある病院>    ――青木眼科  13 ――梅の木眼科医院  13 ヴァイオリンコンサートのご案内  14 網膜色素変性症講演会・交流会のお知らせ  15 神奈川難病連の総会&講演会のご案内 ・投稿コーナー  16 JR・「Suica《残額お知らせ"音"の機能  17 ウッチャンの落書きストーリー ◆今号の表紙   今年のゴールデンウィークは、近くの戦艦「三笠《を観に行ってきました。 ■■ 巻頭言 ■■ これからのJRPSを考える  1994年にJRPSが設立された当初は、とにかく協会として運営できるように なることが第一義でした。次第に会員数も増え、ニューズレターに加えて会報誌が定 期発行されるようになると、神奈川を皮切りに支部として患者会員の活動も盛んにな っていきました。  次の段階では、2002年の世界大会開催を成功させ、国際的にも認められるよう になりました。しかし世界大会が終わると次の目標となるものがなくなりました。そ こで、中・長期計画策定委員会を発足させ、これからの方向性を検討し始めたのです。  今年その答申に基づいて支部長会議、代議員会へ提出されたのが、「治療法の確立《 の重点化です。「QOLの向上《をないがしろにするというわけではありませんが、 やはり一日も早い治療法の開発を促すことが私達JRPSの最も優先すべき事項なの ではないかと、投げかけているのです。  具体的には、全国大会の廃止と全国規模の会議を首都圏に絞ることで参加者の旅費 交通費の費用を削減、QOL活動支援金の段階的廃止、ロービジョン奨励金の削減な ど、「治療法の確立《以外の施策の縮小が図られます。その一方で、特別助成研究金 と先端医療支援戦略会議の新設や研究基金のNPO法人設立などが検討されています。  このように、JRPSが大きく舵をきろうとしている今、まず私達一人ひとりが出 来る事は、「治療法の確立《を重点化するとはどういうことか考え、意見を述べるこ とです。ご意見は、代議員会または支部役員までご連絡ください。議案の詳細は本部 会報誌「あぁるぴぃ《No68をご欄ください。また、代議員会の結果は、8月発行 の本部会報誌で報告されます。 (役員・森口 綾) ■■ 神奈川支部の活動 ■■ ■総合カレンダー 6月 2日(土) ※カラオケ交流会12時~16時          ビッグエコー横浜関内店 6月 3日(日) ※第12回定期総会・医療講演会          サポートセンター301号 午後1時~5時 6月9・10日(土・日) 代議員会・全国大会 大阪 6月 9日(土) つくしの会交流会 6月23日(土) 陶芸クラブ 横浜ラポール 午後1時~ 7月 8日(日) ミニ集会 サポートセンター708号 午後1時~4時 7月28日(土) 陶芸クラブ 横浜ラポール 午後1時~ 8月12日(日) ミニ集会 サポートセンター708号 午後1時~4時 8月25日(土) 陶芸クラブ 横浜ラポール 午後1時~ 8月26日(日) 会報発送作業 サポートセンター9階 午前10時~ 9月1・2日(土・日) 第4回JRPS関東地区リーダー研修会          横浜あゆみ荘 9月 9日(日) ※パソコン教室           サポートセンター708号 午後1時~4時 9月22日(土) 陶芸クラブ 横浜ラポール 午後1時~ 9月23日(日) 世界網膜の日(静岡県) ※…この印の項目は記事が掲載されています。 ◆ミニ集会の会場  ミニ集会は通常、サポートセンター(かながわ県民活動サポートセンター     電話:045*312*1121)で開催します。横浜駅西口から徒歩10分です。 西口からヨドバシカメラ(旧三越デパート)のビルに向かって進み、その手前の横断歩 道を渡ったら、右に曲がります。100mほど進むと高速道路の下に橋があるので渡 り、信号のある横断歩道を渡った左角の建物です。点字ブロックが駅から敷設されて います。 ■総会&医療講演会のご案内  前号でもお知らせいたしましたが、来る6月3日(日)に神奈川支部の定期総会と 医療講演会を開催いたします。総会は、支部活動をみんなで考える大切な機会です。 一人でも多くの会員の皆様に参加していただきたいと願っています。  皆様から支部運営を任されている役員も高齢化や眼症状の進行などで少しずつフッ トワークが衰えてきている現状があります。若い皆さんやリタイアしてもまだ頑張り たいという方に支部運営に是非参加していただきたいと強く願っています。その第一 歩は総会やミニ集会などのイベントに参加していただくことです。同病の仲間のため に汗をかいても良い、頑張りたいという方は是非会場で声を掛けてください。もちろ ん「何も出来ないけれど、参加するくらいなら《と言う方も大歓迎ですよ。昨年から 総会を午後にしたのも一人でも多くの方に医療講演会だけでなく総会にも参加してい ただきたいと考えてのことです。  総会でお会いしましょう。 日時 : 平成19年6月3日(日) ・定期総会/午後1時~2時30分 ・医療講演会/午後2時45分~5時 場所 : かながわ県民センター 301会議室 演題 : 「網膜色素変性研究の現状と諸問題《      埼玉医科大学眼科学教室准教授 ・ 森圭介先生 座長 : 北里大学医学部准教授 ・ 高野雅彦先生 ■重要 支部連絡先変更のお知らせ  3年間、会計・事務局として尽力して下さいました齋藤佳美さんがご主人のお仕事 の都合で既に海外に飛び立っております。ありがとうございました。  それに伴い事務局を支部長宅に置きます。ご上便をおかけしますが、電話連絡は日 曜と木曜を除き夜8時以降、または留守電に入れてください。  お急ぎの方は副支部長まで連絡してください。また、メールの出来る方はできる限 りメールで連絡いただけると助かります。   支部長・事務局 佐々木裕二 : 電話 **********           **********   副支部長  内田 知   : 電話 ********** ■パソコン教室のご案内                                   佐々木裕 二  2回目になるパソコン教室を9月に開催いたします。今回のテーマは「マウス無し のパソコン操作《です。  皆さんはマウスポインタの矢印を見失って苦労していませんか? 昨年のパソコン 教室では、便利な無料ソフト「アンダーマウス君《を紹介しましたが、今回はそもそ もマウスを使わないでWindowsパソコンを操作しようというものです。どうしてもマ ウスがないと操作できない部分やソフトもありますが、基本的にはキーボードでも操 作できるようになっています。  これを知っているのと知らないとでは作業効率はもちろん、パソコンを好きになれ るかどうかを左右することになるかも知れません。 ワードでの設定変更や文書編集、エクスプローラを使ってのファイル操作を例にし て行いますが、例によって皆さんの興味と質問によっては大きく脱線してしまうかも しれません。 パソコンをほこりがかぶったただの箱にしてしまうか、魔法の箱にするかは、楽し さを見つけられるかどうかです。普段お持ちの疑問や質問にも出来るだけお答えしよ うと思います。どうぞお誘い合わせてお越し下さい。 日時 : 9月9日(日)午後1時~4時  場所 : サポートセンター708号室  予定している内容:   ・キーボードでのダイアログボックス操作   ・ショートカットキーを使っての文書編集   ・エクスプローラの操作(ファイルとフォルダを整理整頓します) ■一緒に歌ってみませんか   ♪カラオケ交流会のお知らせ  恒例のカラオケ交流会です。日頃のストレス解消、リフレッシュのために、時には 大きな声で歌ってみませんか? 皆さんの参加をお待ちしています。  日時 : 6月2日(土)12時~16時       9月1日(土)12時~16時  場所 : ビッグエコー横浜関内店 (JR関内駅北口より徒歩1分)  電話 : 045*640*6780  会費 : 2500円位  集合場所 : JR関内駅北口の改札付近(横浜寄りの階段を利用)  集合時間 : 12時  申し込み連絡先 : 渡辺千登世 電話 **********                 携帯 **********           高木貞子  電話 ********** ■つくしの会だより  若葉から深緑へと移りゆく季節となりました。会員の皆様にはお元気でお過ごしの ことと思います。つくしの会では、「花しょうぶ《や雨が似合う「あじさい《の咲く 深緑の公園を散策しようと計画を立てました。今回は土曜日ですので、普段はなかな か参加できないお勤めの方も ご家族、お友達とご一緒に ぜひご参加下さい。多数 の皆様のご参加をお待ちしております。  日時 : 6月9日(土) 小雨決行  行き先 : 横須賀市立しょうぶ園  集合場所 : JR横須賀線 衣笠駅改札口   集合時間 : 午前11時  持ち物 : お弁当、飲み物、お持ちの方は障害者手帳 その他  入園料 : 大人300円 (障害者手帳をお持ちの方及びその付添人1吊まで半額)  申込先 : 浜田啓子 (電話 **********)  申込締切 : 6月7日(木)  *横須賀線時刻    横浜発9:51~戸塚発10:03~大船発10:12~   逗子発10:28  →  衣笠着10:43  *バス代  衣笠駅~しょうぶ園 170円        (障害者手帳をお持ちの方 90円)  *横須賀市立しょうぶ園  電話 046*853*3688 ■■ 情報コーナー ■■ ■会費紊入のお願い                        支部長 ・ 佐々木裕二  会員の皆様、本年度の会費はもう紊入されましたか?  「後で送金しよう《と払込票をどこかに置いたまま忘れたり、無くしたりしていま せんか? 会費は協会活動の大切な原資です。忘れずにすぐに払い込んでくださいね。  もし、用紙が見あたらなくなった場合は佐々木までご連絡下さい。再送付してもら います(連絡先は裏表紙をご覧下さい)。  また、研究基金や支部活動の支援などの寄付金も大歓迎です。研究基金は専用の払 い込み用紙がありますのでご請求下さい。  支部支援金は以下の口座にお振り込みの上、その旨ご連絡下さい。   神奈川支部振込先 : 三井住友銀行 横浜駅前支店             普通預金 7406993 JRPS神奈川支部 ■施設紹介  前号はお休みしましたが、今号は神奈川県ライトセンターを紹介します。ライトセ ンターは、視覚障害者の生活支援、スポーツ、文化、レクレーションの総合施設です。 ■神奈川県ライトセンター  神奈川県ライトセンターは、1974年(昭和49年)に神奈川県内の視覚障害者 を対象に、さまざまなサービスを提供する施設として神奈川県が設置し、日本赤十字 社神奈川県支部が委託を受けて運営してきました。1993年(平成5年)に建物を 新築し、新たにスポーツ振興事業を加え、再スタートしました。平成18年から神奈 川県の指定管理適用施設となり、日本赤十字社が指定管理者として運営しています。  当センターが行っている事業についてご紹介いたします。 1.点字と録音による情報提供  点字と録音(カセットテープ、CD)による図書と雑誌を製作し、貸し出しを行って います。一般の図書館と違い、自宅から電話、メール、FAX等でリクエストすること ができ、図書の貸出・返却は郵送で行われます。また、点訳・音訳の個別サービスや 対面朗読も行っています。 2.相談と指導・訓練  視覚障害の方に対して各種の相談を行っています。今後の生活のこと、便利な用具 の紹介、白杖の選び方その他さまざまなことに対して、アドバイスや情報提供を行い ます。また、歩行訓練、点字の読み書きの個別訓練を行っています。歩行訓練は自宅 を出発点として、希望する目的地まで安全に行けることを目標に行います。また、ロ ービジョンの方に対して拡大読書器、ルーペ等の補助具の紹介を行っています。相談 希望の方は事前に電話でご連絡ください。 3.ボランティアの養成・活動の拠点  視覚障害者を援助する活動に携わるボランティアを養成しています。ライトセンタ ーを拠点として活動している「神奈川県視覚障害援助赤十字奉仕団《ではさまざまな 活動を行っていますが、外出援助、在宅の方の援助、パソコンサポート等は直接ボラ ンティア事務局に申し込んで、支援を受けることができます。 4.スポーツ施設の利用  当センターには体育館、プール、卓球室、トレーニング室、ジョギングコース、グ ランドのスポーツ施設があり、それぞれ安全に楽しくスポーツを楽しむことができま す。また水泳教室・大会、卓球大会等の行事も開催しています。 5.クラブ活動  視覚障害者と晴眼者が一緒に趣味を楽しむクラブ活動がセンターあるいは他施設で 行われています。文化系は英会話、オカリナ、華道、カラオケ、コーラス(2)、茶 道、手芸、大正琴、手作り楽器、ハーモニカ、俳句、パソコン、料理の14クラブ、 スポーツ系はバレーボール、ゴルフ、卓球、自彊(じきょう)術、社交ダンス、水泳、 スキー、ソフトエアロビクス、テニス、フォークダンス、マラソン、ヨガ、ヨットの 13クラブです。 6.休館日  毎週月曜日(国民の祝日と重なる場合は、翌火曜日も休み)、国民の祝日、年末年 始(12月28日~1月4日)、5月1日(日本赤十字社創立記念日) 7.問い合わせ先   TEL 代表 045*364*0023   図書貸出  045*364*0022   相談とクラブ 045*364*0024   スポーツ施設 045*364*0025   ボランティア室 045*364*0026   FAX  045*364*0027   MAIL  mail@kanagawalc.org   URL   http://www.kanagawalc.org  8.アクセス  最寄り駅 : 相鉄線二俣川駅(横浜から急行で1駅約12分)  二俣川駅から徒歩約15分(北口より誘導ブロック有り) バス(北口バス乗り場 ①運転試験場循環)約5分「ライトセンター前《下車すぐ ■ロービジョンのある病院  今回は、相模原市にある【青木眼科】の青木繁(あおきしげる)先生からの記事と、横浜市青葉区の【梅の木眼科】の活動をご紹介します。 ■青木眼科                              青木 繁  簡単に自己紹介をさせていただきます。北里大学医学部を卒業して30年になりま す。ロービジョンとの関りは約10年前(1996年)に北里大学東病院にロービジ ョンルームを作り、ロービジョンクリニックを開設したのがきっかけです。拡大読書 器やルーペ、弱視鏡など少しずつ揃え、大きな看板を掲げ、月に一人、週に一人と、 細々とやっておりました。その後2000年に相模原市相模大野で眼科を開業、神奈 川ロービジョンネットワーク(KLVN)に参加させていただいたりしたので、開業しても 少し小さなロービジョンクリニックの看板をあげています。拡大読書器1台、ルーペ 少々、遮光(しゃこう)眼鏡などで細々とやっています。  当院のロービジョンクリニックの特徴は特にありません。2006年のKLVNのLV通 信に「ロービジョンクリニックのすすめ《と題して私なりの考えを書いてありますの で見ていただけたらと思います。ロービジョンクリニックでは、患者さんの眼の状態 の検査と評価、その結果から患者さんが何を求めて来院されているのか充分把握して、 その求めに対してどこまでこの施設で出来るか、出来ないならどこに行ってもらうの が一番いいか。遠方にお住まいで通院することが出来ないなら、どこか近くの施設や 入院施設を紹介するなど、適切にアドバイスすることが大切だと考えています。  多くのJRPSの会員の方は非常に熱心で、いろいろな勉強会に出られたり、仲間内の 情報交換も盛んで、多くの正確な知識をもっていると思います。ここでは特に入会し て間もない方々にロービジョンクリニックで受診するのに分かってほしいことを少し 述べさせていただきます。  まず自分の病気の状態をきちんと理解し、受け入れてほしい(現状の把握・認識)。 それに関連して福祉関係のことも大切です。身体障害者手帳や特定疾患の認定など、 いくつか見えない人に対してやさしい制度がありますから、相談してください。それ から、ロービジョンクリニックにどのようなことを期待しているか。あまり過度な期 待は持ってほしくありません。今の眼の状態で、何をどのようにしたいか、具体的に 1つか2つクリニックの担当者に話してほしいです。ずっと先のことを相談するのも いいけれど、数 (2~3) 年先のことを見据えて、取り組むことも大切です。ロービ ジョンは、わずかでも見えることを最大限に活用し、よりよい生活に結びつけること ですので、あきらめずに少しの期待を持って一緒に取り組んでいただきたいと思いま す。  青木眼科   相模原市相模大野3*17*21 川井ビル2F   (小田急江ノ島線「相模大野駅《より徒歩約5分)   電話 : 042*701*6246 ■第41回梅の木眼科ケアルームセミナーのご案内  "考え方と工夫で変わる生活"  ―白杖に頼るようになって思うことー  人間だれしも、いつかは身体の動きがままならなくなり、心の働きも衰えてきます。 その衰えがどの部位であるか、いつ頃であるか、は人それぞれです。小野さんは早く から"目の衰え"を経験され白杖と共に暮らして居られます。小野さんの話にはぐいぐ い人をひきつける魅力があり、その内容は知恵の宝箱のようです。今回その宝箱を少 し開けていただき、わたしたちに宝を分けていただきます。皆さん聴きにいらしてく ださい。  日時 : 2007年6月26日(火) 午後1時45分 ~3時  場所 : 梅の木ロービジョンケアルーム  講師 : 小野秀二さん(日本網膜色素変性症協会)  参加費 : 無料  梅の木眼科医院   横浜市青葉区市ヶ尾町1168*1   (東急田園都市線「市ヶ尾駅《より徒歩3分)   電話 : 045*972*4911   ロービジョン電話 : 045*978*1339   URL:http://machi.goo.ne.jp/045-972-4911 ■ヴァイオリンコンサートのご案内  ヴァイオリン奏者としてだけでなく、音楽療法にも理解が深い青木敦子さんは、梅 の木眼科が行っていますセミナーにも関心を示していただき、3カ月に1回「わたし の内なるヴァイオリン《と題するヴァイオリンミニコンサートを開いています。この ミニコンサートでは、視覚が上自由な方、足腰が思うように動かない方等、外出が思 うに任せられない方々も参加しており、青木さんの楽しいトークとともに奏でられる 音色に深い感動を残しております。  この度、青葉台フィリアホールにて、青木さんのヴァイオリンコンサートを開催す る運びとなりました。このコンサートにガイドボランティアの方を含め25組をご招待 したいと思います。ご希望の方は梅の木眼科までご連絡ください。  日時 : 7月28日(土) 午後2時  場所 : 青葉台フィリアホール   (東急田園都市線青葉台駅から徒歩3分、東急スクエア5階)  連絡先 : 梅の木眼科 045*972*4911 (診療部)              045*978*1339 (ケアルーム) ■網膜色素変性症講演会・交流会のお知らせ                    横須賀市保健所健康づくり課 難病担当  横須賀市保健所で2回にわたって網膜色素変性症に関する講演会と交流会が開催さ れます。  対象は、いずれも網膜色素変性症患者とその家族。定員は各回先着60吊。希望者 は、5月25日(金)~6月14日(木)に、必要項目(郵便番号 ・ 住所 ・ 氏吊(フ リガナ) ・ 年齢 ・ 電話番号 ・ 募集記事の標題)を 電話 046-822-2500 かファックス 046-822-2539で横須賀市コールセンター(7時~23時年 中無休)へ。  誘導ボランティアおよび託児室の利用をご希望の方はご相談ください。            ●第1回 6月24日(日)13時30分  テーマ : 「網膜色素変性症とロービジョンケア《  講師 : 聖隷横浜病院眼科主任医長 ・ 西田朋美先生 ●第2回 7月5日(木)13時30分  テーマ : 「生活の中での病気との付き合い方」  講師 : 日本網膜色素変性症協会 ・ 小野秀二さん   会場はいずれも 横須賀市保健所   (横須賀市西逸見町1-38-11 ウエルシティ市民プラザ3階) ■神奈川難病連の総会&講演会のご案内  JRPS神奈川支部も多大なご支援をいただいております「神奈川難病連《の総会 と医療講演会が6月に開催されます。他の難病患者さんの生活や活動を知ることは私 たちにとっても役立つことや励まされることが多いです。会場もミニ集会と同じです ので是非ご参加下さい。なお、事前の申込は上要です。  NPO法人 神奈川難病連  第3回総会/神経難病医療講演会 ・ 相談会  日時 : 6月24日(日)  場所 : かながわ県民センター 3階 301号室    ▼総会  10時~12時    ▼医療講演会 ・ 相談会 13時~15時     「神経難病、訪問診療で見えてきたことについて《  講師 ・ 岩淵 潔 先生(山手訪問診療所 神経内科医) ■■ 投稿コーナー ■■ ■JR・「Suica《残額お知らせ"音"の機能                             横浜市 ・ 岸 利勝  JR・Suicaイオカード、Suica定期券には、視覚障害者に大変便利な機 能があります。入金(チャージ)残額を自動券売機で確認しなくても、Suica改 札機を通過する際、入金(チャージ)残額が1,000円以下になったことを"音" (音声ではない)で知らせてくれる機能と、Suica定期券の有効期限が14日以 内になった場合も"音"(音声ではない)で知らせてくれる機能です。 ◆購入後改札機を通過時に、知らせる通常設定の"音"の種類  Suicaイオカード    通過できる ピピッ    通過できない ピー  Suica定期券    通過できる ピッピ    通過できない ピー ◆設定後改札機を通過時に知らせる"音"の種類   Suicaイオカード及び定期券・・・・・ピピピッ(残額が1,000円以下)   Suica定期券・・・・・ピッピッ(有効期限が14日以内) ◆申し込み(設定)先   ・SuicaイオカードまたはSuica定期券購入時、窓口に申し出る   ・手持ちの場合、改札口で改札係員に申し出る(どの駅でも可能) ◆その他・・・設定はすべて無料、その場で設定(3分位)出来る ◆問合せ先・・・JR駅改札口係員またはみどりの窓口へ            ■ウッチャンの落書きストーリー  ・・・ 願いを込めた独り言 ・・・                            横須賀市 ・ 内田 知  ある日の夕方、妹と甥の勇気がひょっこり尋ねてきた。  そして、ウッチャンを呼ぶ妹。それに促されるように部屋を出ると、勇気と並んで と指示をする。意味もわからず勇気の隣に並ぶと、何かに感激したかのような声を上 げながら、今度は母親を呼んだ。何事かと居間から出てくる母親に、並んで立ってい る二人を見るように言う妹。そして、二人の方向に眼をやると、妹に負けないほどの 声で「アリャマァ《の声を上げたのである。  何がなんだかさっぱりわからないウッチャンは、勇気に「なんなんだ。どうしたっ てんだよ《と聞くと、妙な含み笑いをしながら「お兄ちゃんとおれの背が同じぐらい なんだよ《と答えたのだ。これにはウッチャンもビックリ!「なんだって《と声を上 げて、並んでいる勇気の肩の位置を確かめた。すると、ほぼ同じだったのである。  「中学生のくせに、おれの身長と同じになるとは生意気な《とウッチャンの言葉に、 「そんなこと言われてもなぁ《の一言。それに、「ウルヘェ、おれより高くなったら 承知しねぇぞ。これ以上伸びないようにこうしてヤルー《と、勇気の頭を軽く叩く。 これに負けじと、背伸びをして「もう、おれの方が高いもんね《と笑いながら言い返 す勇気。  なんとこの時、妹と勇気は、ウッチャンと背の高さが同じかどうかを確かめるだけ のためにやって来たのであった。二人が帰る際、それを聞かされたウッチャンが、ツ ッコミの言葉を連発したのは言うまでもない。  さて、二人が帰り、騒々しい時間が過ぎて、静かな時間が流れ始めた頃、ウッチャ ンは、過去の記憶を辿りながら焼酎を飲んでいた。何に思いをはせていたのか。それ は、勇気の成長の記憶だった。  いつも、手をつないで歩いてくれる母親が、ある人間が現れるとその人間の手を引 いて歩く。どんなに泣き叫んでも手をつないでくれない。その頃の勇気にとって、最 大の敵は俺だったかもしれない。  「外に出たら、お兄ちゃんを守るんだぞ《  しかし、物心もついて、自我に目覚めはじめた頃、誰かの手助けが必要な人間であ り、自分が何とかしてやろうと考えて行動するようになった。家族の誰よりも早く、 おれのそばに来て、手をつなぐ勇気。読めない漢字を飛ばしながら絵本を読んでくれ た勇気。おれの指を持って、形に合わせてなぞりながらドラえもんを説明してくれた 勇気。音声信号機を、お兄ちゃんの信号機だと叫んだ勇気。  弟の元気に、外に出たら、おれたちでお兄ちゃんを守るんだぞと命令していた勇気。 公園で、拾ってきたボウッキレを、振りまわして遊ぶのかと思いきや白杖をつくマネ をして歩きまわり、「お兄ちゃんみたいにうまくいかない《と言って首をかしげてい た勇気。  小学3年になった時、「おれがついて行ってあげる《と、横須賀から厚木までの小 さな冒険の旅をした。往復3時間。電車の乗り換えはあるし、バスを乗りついでの1 日がかりの旅。ましてや、行く先は、初めての場所。帰りの電車内では、おれに寄り かかって熟睡していた勇気。  ただ、周りの大人のマネをしたくて、おれの世話をやいていた幼い頃。自分なりの 知恵でおれを助けてくれるようになった小学生の頃。今では、おれの横に座って、パ ソコンの操作を助けるだけではなく変換した漢字の間違いを指摘するようにまでなっ た現在の勇気。  (おれにとって、頼りになる存在になったのは、いつのころかなぁ)と思いながら、 ホロ酔いのウッチャンの記憶は、過去の時間を行ったり来たりしていた。どのくらい の時間が過ぎたのだろう。ふと我に返り、グラスに残っている焼酎を飲み干すと、信 仰心などほとんどないウッチャンが、何かに願いを込めるがごとくつぶやいた。  (勇気、元気。お前たちはおれと同じ病気にはなるなよ)と……。 〈広告のページ1〉 ◆光学堂 ロービジョンルーム 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ですので、しばらくはミニ集会や支部行事などには顔が出せないと思いますが、皆 さんの笑顔を思い出しながら頑張って行きます!!  (宮村) JRPS神奈川支部事務局 支部長連絡先   支部長  佐々木 裕二    TEL/FAX : **********    〒256-0812 小田原市国府津**********    E-mail / **********         発行人 身体障害者団体定期刊行物協会   東京都世田谷区砧6*26*21 編集 JRPS神奈川支部会報編集部 宮村 聡   〒239-0811 神奈川県横須賀市走水**********   E-mail / **********   FAX : **********(佐々木) JRPS神奈川支部ホームページ http://www.rp-k.com                               定価 200円 (会報おわり)